GURPSよろず

「メンテナンスが必要」[さまざま]……肉

　あなたは技術を持つ者が定期的に世話しなければ生命力が失われてしまいます。メカニックが必要なロボットや、医者の対処が必要な慢性病の人、あるいは敬虔な祈願を必要とする神などがこれに含まれます。
　必要とされる世話と、それを提供するために必要な技能を決めてください。例えば電気的なメンテナンス（<電子機器修理>）、機械的なメンテナンス（<メカニック>）、医療手当（<医師>）、物理的な修理（<大工><電気技師>）などです。技能の代わりに有利な（あるいは不利な）特徴を特定してもかまいません。例えば神は「信仰による規律」を持つ信者が必要でしょう。あなたは「メンテナンスが必要」を複数の技能が必要としてもかまいません。例えば、ロボットであれば<電子機器修理>と<メカニック>の両方が必要でしょう。
　あなたをメンテナンスしようとする人々には適切な設備が必要です。メカニックであれば工具が必要です。信奉者であれば神殿で祈らなければなりません……など。しかし資源は消費されません。そうしたものについては「依存」をとってください。
　メンテナンスには1時間かかります。基本CPはそれを行なうのに必要とされる人々の数によって決まります。

人数	基本CP
1	-10
2	-20
3〜5	-30
6〜10	-40
11〜20	-50
21〜50	-60
51〜100	-70

　100人を超える場合、必要な人数が完全に2倍増えるごとに-10CPされます。例えば1万人の崇拝者を必要とする神は-140CPの不利な特徴です。GMがそれを認めれば、1人が数時間作業した場合、それを人数に置き換えることができます。

　メンテナンスが必要な頻度によってこの基本CPが修正されます。

頻度	修正
毎月	1/5
隔週	1/3
毎週	1/2
1日おき	3/4
毎日	1
1日2回	2
1日3〜5回	3
常時	5

　メンテナンスを怠った場合、生命力の能力値が1低下します。また生命力判定を行なって、失敗すると追加の不都合が発生します（GMが決定）。ファンブル失敗すると、死に至る可能性もあります――例：人間であれば心臓発作、乗り物であれば動いている最中のブレーキ故障。
　失われた生命力と能力を回復するためには、適切な手続き（あなたが機械であれば修理、生物であれば手術など）を行なって、技能判定に成功しなければなりません。あなたをメンテナンスする行動が普通のものでなければ、見たこともない手段が必要とされるかもしれません！

限定「要助手」（Only with assistants）は「メンテナンスが必要」の人数表を用います。

• 有利な特徴
  • 「飲食不要」
  • 「消費が少ない」
  • 「なんでも消化できる」
  • 「年をとらない」
  • 「老化しにくい」
  • 「寿命が長い」
  • 「代謝制御」
  • 「耐性」
    • 「無効化/代謝性の危険」

• 不利な特徴
  • 「依存」
  • 「弱点」
  • 「消費が多い」
  • 「食事が遅い」
  • 「食事制限」
  • 「生活条件が厳しい」
  • 「特殊な生理反応」
  • 「HP消耗」
  • 「変温動物」（同質量の恒温動物と比べると食料は3分の1で済む）
  • 「死の秒読み」
  • 「寿命が短い」
  • 「脆弱」
  • 「自己崩壊」
  • 「HP消耗」
  • 「メンテナンスが必要」

• 物体へのダメージ
  • 故障
    • メンテナンス