最終更新: tyounekogami 2023年12月30日(土) 04:43:18履歴
鎧は戦闘で非常に役立ちます。あなたは剣の一撃、一発の銃弾で無力化されたり死んだりするかもしれません......しかし鎧を着ていれば、生き延びる機会があるかもしれません。鎧の防護点(DR)は敵の武器によってもたらされたダメージを “ 直接 ” 減少させます。鎧を使うのに技能はいりません――着るだけでいいのです!(例外:TL7以上の鎧のなかには<環境スーツ>技能を必要とするものがあります。176ページ参照)。
しかし有効な鎧は非常に重量があります。この重さはあなたの行動を妨げますし(「荷重と移動」19ページ参照)、「よけ」や、〈フェンシング武器〉〈柔道〉〈空手〉の「受け」を低下させます。怪我をしないために機敏さを頼りにする “ 練達の戦士 ” は、軽い鎧ですませるか、まったく着ないかもしれません!(目安としては、もし鎧をつけないなら、「よけ」、「止め」、「受け」できればこのうち2つか、3つ全部が12以上あるべきでしょう)
また、最高の鎧は高価です。「財産」が山ほどないかぎり、そのようなものを買う余裕はないでしょう!
時代によって、鎧の重要性は変化します。TL4以前は、鎧は救命具です。戦いにおもむく兵士は、手に入れられるかぎり重い鎧を着るべきです。いっぽう都市や道にいるときは、ほとんどの戦士が金属鎧をつけません。重すぎるし不快なだけです。
TL4になると銃が一般的になるので、鎧の重要性は低くなります。マスケット銃の弾丸を止めるようなものは、重くてとても着られません。重騎兵をのぞけばほとんどの兵士や冒険者が、ポットヘルムとブレストプレートくらいしか身につけないでしょう。TL5~6になると、鎧はほとんど消えてしまいますTL6~7では歩兵だけがまだ、爆発の破片から身を守るために鋼鉄製ポットヘルムをかぶります。
TL7~9になると、この傾向は逆転します。弾丸にも耐えうる軽量の合成化学物質(ケヴラーなど)が現れ、しだいに改良されていきます。TL10以上の背景世界では、鎧がきわめて重要になるかもしれません。あるいは、武器がどんなものも貫通してしまうため、「よけ」が高いことが――あるいは先手を取ることが――最大の防御になるでしょう。
『ベーシックセット』第8章「装備」の「鎧」より。
- B第1章の体格、体格表、平均的な体格とは異なるキャラクターの買い物
- B第11章の「防護点と突き抜けたダメージ」
- B第13章の
- 「命中部位」より「鎧の隙間を狙う」。
- 「ダメージの完全貫通」
- 不利な選択ルール:防具をつけている場合の姿勢変更
- B第14章の「いろいろな危険」より
- 魔法、魔化系呪文
- GURPS Power-Ups 2:Perks、追加特典一覧
- GURPS Thaumatology
- コラム:「軽装魔法使い」
- GURPS Thaumatology: Magical Styles
金属鎧(Metallic Armor)
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