最終更新: tominosyou 2022年08月28日(日) 07:46:05履歴
[[神誓裁判>裁判#Trial_by_Ordeal]]これは運命にしたがって有罪か無罪か決着をつけるやりかたです。
例:「魔女である」と告発された人間を池の中に放りこみます。浮かんでくるのは魔女だという証拠なので、引き上げられて火あぶりの刑になります。沈んだままなら無罪ということになります。
神誓裁判の場合、GMは生き延びるために成功判定の機会を与えることにしてもよいでしょう(上の例だとかなり困難ですが!)。他の例をあげると......峡谷に架けられた細い板の上を歩いて渡る(3メートル歩くごとに敏捷力-4判定。「完全平衡感覚」なら判定は不要です)、熱い鉄の塊を持ちあげる(体力-3判定と意志力-3――ただし「痛みに強い」なら+3判定)、迷宮の中から自力で脱出する(知力判定、「方向感覚」があれば+3)、などがあります。
[[裁判官による裁判>裁判#Trial_by_Judge]]社会によっては、貴族・年長者・行政官などが一方的に有罪または無罪を決定するところがあります。GMは被告に対する裁判官の態度を、反応判定で決めます。それからその結果にもとづいて、裁判官の判断をすべて決定します。
裁判によっては、〈法律〉技能の適当な専門で影響判定を行ないます。これは被告本人かその弁護人が、反応判定の代わりに行ないます(「影響判定」340ページ参照)。被告が弁護人を雇うことも、それどころか喋ることすら許されない裁判もあります!
もし2つのパーティが論争を解決してくれるよう裁判官に依頼するときには、双方のために反応判定を行なってください。裁判官は最良の反応を得たパーティを支持するでしょう。
修正:
被告に有利な証拠や供述書があれば+1〜+3、被告に不利な証拠や供述書があればー1〜-3(どちらも裁判官に聞く気があれば)。被告の「名声」「社会的尊厳」「社会的弱者」「地位」による反応修正。その他GMが“この”裁判官にふさわしいと思った反応修正。
[[敵対的な裁判>裁判#Adversarial_Trials]]裁判官や陪審員の面前で、検察当局と弁護側による〈法律/犯罪〉技能の即決勝負で裁判を行なう社会もあります。もし被告が自ら弁護する場合は、感情が混じってしまうため、-1〜-3されます(「自分で弁護する訴訟の本人は馬鹿者である」という格言は、しばしば真実です!)。
即決勝負の出目は記録しておいてください。それから裁判官か陪審員(適切な人)の反応判定を行なってください。
修正:
弁護側の勝利度に等しいボーナス、または検察側の勝利度に等しいペナルティ。“プレイヤーが”弁護をうまくロールプレイしたら+2以上。被告に有利な証拠があれば+1〜+3、被告に不利な証拠があれば-1〜-3。妥当性のあるアリバイがあれば+1以上。社会的に悪評があれば-1かさらに悪いペナルティ。もし被告が保釈中に失踪していれば(「保釈」481ページ)-2。目撃者が犯罪の現場で被告を目撃していれば-3。被告の「名声」によるボーナスないしペナルティすべて。
その反応が評決です。中立よりも悪い反応は「有罪」です。中立よりもよい反応は「無罪」です。中立の反応は、即決勝負に勝利したほうの勝ちです。即決勝負が引き分けなら、無罪放免です。
有罪判決の場合、処罰はGM次第です。裁判官の役割を果たしてください。「犯罪への処罰」を見ると参考になります。もしPCが本当に処罰に値する行動をとったのならば、GMは処罰をためらう必要はありません――それがどれほど重い処罰でも。
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