最終更新: tominosyou 2024年03月01日(金) 06:48:03履歴
あなたは他者に超常的な状態を「伝染」させることができます――吸血鬼、ライカンスロープなどのように。そして相手に完全な支配力を働かせることができます。この性質は、伝染によってその「呪い」を広められるような超常的な生物、しかも感染しやすい種族(ふつうはあなたの本来の種族と、それに大変よく似た種族です)を身近に持つ生物だけ相応しいでしょう。この呪いが誰に感染して、どう広がるかを決定するのはGMです。
「支配」を獲得した場合、あなたは自然の攻撃手段を1つ特定しなければなりません――爪、特殊攻撃、ヴァンパイアの噛みつき、など。この攻撃によって「呪い」は伝染します。あなたがこの方法で攻撃した相手は、「その攻撃によって受けたHPへのダメージ」に対して3Dを振って判定します(最高でも1日に1回の頻度です。一番大きなダメージを用います)。もしダメージを下回る出目を出したときには、相手は感染します。そして適切な超自然的手段で干渉しない限り、2D日(あるいはGMの判断)後にあなたと同じ種類の生き物になります。GMは自由に伝染のための追加の条件を設定できます。例えば犠牲者に対して3回攻撃しなければならなかったり、あなたの血液を分け与える必要があったり、上記の判定を行なう前に死んでいなければなかったり、などです。
一度「支配」が完了したら、犠牲者はあなたと同じ超常的種族のテンプレート(例えばヴァンパイア、ワーウルフ、など)と「奴隷根性」を得ます。相手はあなたの部下になります。その犠牲者は同じ性質を得て、同様にあなたに仕えるでしょう。
「支配」それ自体に20CP必要です。しかし新しい犠牲者を制御するために一定の未使用CPを残しておかなければなりません。そのCPを消費して相手を「仲間」として獲得します。「仲間」の項の「しもべ」(「奴隷根性」があるからです)や「特殊能力」(仲間が新しい手先をあなたのために作り出すからです)といった増強が必要です。登場頻度はあなたが好きに選べます。後に得たCPでこれを改善してもかまいません。もしあなたのCPが不足していたときには――「6以下」の頻度であっても――犠牲者は感染するかもしれませんが、あなたの奴隷にはなりません。
支配はあなたが死ぬ(アンデッドなら真に死ぬまで)か、犠牲者が成長してあなたが「仲間」として維持するのに必要なCPを支払えなくなる(あるいは支払わない)か、超常的な手法によって“呪いが解けた”とGMが判断するまで続きます。もしこれらの出来事がおこったときには、犠牲者の「奴隷根性」はなくなって、意志は自由になります。あなたは以前の「仲間」に費やしていたCPを別の新しい犠牲者を制御するために費やしてもかまいません。
「伝染性の攻撃」は「支配」の不利な特徴としての姿です。
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