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tyounekogami 2025年03月20日(木) 01:20:10履歴
《[[呪い人形]]》この邪悪な魔化によって、術者は犠牲者を支配することができます。術者は、犠牲者と関係の深い品物を埋め込んだ人形を作らねばなりません(普通は蝋を使いますが、GMが認めれば粘土や藁などを使ってもかまいません)。犠牲者の身体の一部(爪、髪の毛、血液、唾液など)を使えば、修正なしで判定することができます。他の品物を用いた場合は、判定で不利な修正を受けることになります。例えば、長年愛用していたシャツの糸なら-2、はっきりと残った足跡から採った泥なら-6......などです。
《呪い人形》は、呪文の「耐久度」が0になるまで効果が持続する呪文です(10ページ参照)。最初の「耐久度」は、術者の修正後技能レベルと同じです。
作成者はこの人形を使って(作成者以外は不可)、犠牲者に対して敵対的な呪文(例えば《苦痛》)を唱えることができます。これは、通常のエネルギー消費で “ 距離修正を無視して"唱えることができます。このとき術者は《呪い人形》の耐久度か、かけようとする呪文の技能レベルのどちらか低い方を用います。犠牲者は、この攻撃に対して必ず抵抗判定を行ないます。通常は抵抗できない呪文でも、生命力で抵抗します。
犠牲者が呪い人形を通して唱えられた最初の呪文に抵抗した場合、この魔化は即座に失われます。2回目以降は、犠牲者が抵抗に成功するたび《呪い人形》が弱まり、「耐久度」が1点ずつ失われていきます。耐久度が0になると、《呪い人形》の効果は失われます(この場合も、人形にふたたび《呪い人形》の魔化を施すことができます。犠牲者との魔法的なつながりによって、《呪い人形》をかけるときの不利な修正を1点相殺します)。人形を通してかける呪文でファンブルした場合や、犠牲者がクリティカルで抵抗した場合も、《呪い人形》の耐久度は0になり、この魔化は失われてしまいます。
人形を破壊すれば《呪い人形》の効果も失われますが、この場合、犠牲者は《死の手》(152ページ)と同じダメージを受けます。ダメージのサイコロの数は、その段階の《呪い人形》の耐久度を5で割っただけになります(端数切り捨て。最大3D)。《呪い人形》の耐久度が残っているかぎり、このダメージは発生します。《呪い除去》を使えば、犠牲者はダメージを受けずに《呪い人形》の効果を逃れることができます。
呪文の解説
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