最終更新: tyounekogami 2022年10月03日(月) 22:41:37履歴
旧名は「前提条件の適用」たいていの場合、『魔法大全』の呪文に与えられた前提条件を流用できるでしょう。しかし、特定の世界の宇宙論では、別の構造が好ましい場合もあります。たとえば、技術系呪文の前提条件には「物体操作系」のほうがふさわしいかもしれません。通常の呪文リスト?にある《復活》の前提となっている死霊係の呪文を取り除きたい場合もあるでしょう。あるいは、魔術師がさまざまな効果のある呪文の長々しいリストをもっているより、わずかでも強力な呪文を知っているほうがキャラクターたちにはありがたいかもしれません。
呪文のバランスを崩すことなく呪文の前提条件を変更するのは簡単なことではありません。もし誰でも《大祈願》を覚えられるなら、大いなる野望と偉大な宇宙の力を備えたキャラクターが続々登場してしまいます。しかし、GMが少し手間をかければ、ゲーム世界に大きな悪影響を与えずに、呪文の前提条件を変更することは可能です。
「呪文一覧表」(第4版呪文一覧)の縦の欄に “前提条件数” が示されています。この欄はその呪文を覚えるのに必要な前提条件の最小数が示されています。つまり「前提条件数」が5となっていれば、その呪文を学ぶ前に他の呪文を5つ覚えていなければならないということです。前提条件数を数えるとき、GMは呪文ではない前提条件(魔法の素質、知力など)を考慮に入れたいと思うかもしれません。その場合、必要となる能力や特徴のCP10点ごとに、呪文の前提条件数を+1します。「呪文一覧表」(第4版呪文一覧)には、呪文ではない前提条件は考慮されていません。
呪文の前提条件のつらなりを変更する場合も、「前提条件数」がほぼ同じになるように、適切な前提条件を設定してください。必ずしも同じでなくてかまいません。《完全障壁》の前提条件数を16から5に変更するのは問題かもしれませんが、新しい前提条件の連鎖を14にしても、キャンペーンに支障を来たすことはまずないでしょう。
魔法関連参照用の定型文
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