この章のルールは超能力が実在する世界での超能力者キャラクターにのみ関係しています。もしあなたが超能力者を作ろうとしているのでなければ、この項目は読み飛ばしてください。
第6章:超能力(Psionics) B245P
「超能力」あるいは「サイパワー」とは、テレパシーやESPのような超自然の精神能力です。これは非常に限られた数の人だけが持っている突然変異の資質かもしれません。あるいはある文明・種族・その他大集団の一員であれば、みな持っているありふれた能力かもしれませんし、用意周到な実験の結果かもしれません。
そのゲーム世界に超能力が存在するかどうかどうか、もし存在するなら誰が使えるのかはGMが決定します。超能力がまれな世界であれば、GMは「特殊な背景」を要求してかまいません。
GURPSの超能力は、第4版『ベーシックセット』では、一部の「有利な特徴」に存在する「パワー修正」-10%という「特別限定」をかけて使います。このパワー修正がかかった有利な特徴が、超能力となります。
さらに「超能力の才能」にCPを消費して、超能力を使用するための成功判定などにボーナスを得ます。
ガープス・ユエルにおいては、彷徨いの月の種族が持つ「月の贈り物」が超能力のような扱い方をされており、これに必要な「特別限定」は「彷徨いの月の贈り物である」-10%というパワー修正です(当然ながら、GMが何らかの理由で「彷徨いの月の加護が届かないと決めた場所」では使えなくなります)。
そのゲーム世界に超能力が存在するかどうかどうか、もし存在するなら誰が使えるのかはGMが決定します。超能力がまれな世界であれば、GMは「特殊な背景」を要求してかまいません。
GURPSの超能力は、第4版『ベーシックセット』では、一部の「有利な特徴」に存在する「パワー修正」-10%という「特別限定」をかけて使います。このパワー修正がかかった有利な特徴が、超能力となります。
さらに「超能力の才能」にCPを消費して、超能力を使用するための成功判定などにボーナスを得ます。
ガープス・ユエルにおいては、彷徨いの月の種族が持つ「月の贈り物」が超能力のような扱い方をされており、これに必要な「特別限定」は「彷徨いの月の贈り物である」-10%というパワー修正です(当然ながら、GMが何らかの理由で「彷徨いの月の加護が届かないと決めた場所」では使えなくなります)。
パワー、能力、才能(POWERS, ABILITIES, AND TALENTS) B245P
[[パワー、能力、才能>超能力#POWERS_ABILITIES_AND_TALENTS]]超能力の基本的な6つのパワーは、アンチサイ、ESP、サイキック・ヒーリング、サイコキネシス(PK)、テレパシー、テレポーテーションです。世界設定によっては他の超能力が存在することもあるでしょう。それぞれのパワーは次の3つの要素で説明されます。
●有利な特徴
そのパワーを、他の形で再現している幾つかの「有利な特徴」。
●パワー修正(Power Modifier)
こうした「有利な特徴」を超能力パワーとして扱う際の特殊な限定――これを「パワー修正」と呼びます。
●「超能力の才能」(Psionic Talents)
その超能力パワーをすべて使用しやすくする「才能」。
あるパワーに分類される超能力を1つでも使えるなら、あなたはそのパワーを持っていることになります。あなたは獲得したCPを費やして、すでに持っているパワーの新しい超能力を習得することができます。しかし新しい種類のパワーに属する能力を獲得するためにはGMの許可が必要です。
もしあなたがある超能力を持っているとするならば、その超能力を持っているとするならば、その超能力に関わる「超能力の才能」をゲーム開始時からもっていることにしてもかまいません。また獲得したCPを費やして、後で「超能力の才能」を獲得したり、レベルを増やすこともできます。
あなたは「超能力の才能」だけを持っており、実際の超能力を持たない状態でゲームを始めてもかまいません。その場合、あなたは"潜在能力者"です――あなたは潜在能力を秘めていますが、実際の超能力を持っていません。こうした「超能力の才能」を持っているパワーに属する超能力については、後で獲得したCPを費やして獲得することができます。
また、あなたは超能力を「潜在的有利な特徴」と考えてもかまいません。その場合、CPえお完全に支払うまでは「制御できない」「無意識のみ」の限定を受けているかのように機能します。
細かいルール
第6章:超能力(6. Psionics) p.245/p.254
パワー、能力、才能(Power, Talents, and Abilities) p.245/p.254
- L-パワー、能力、才能(Power, Talents, and Abilities) p.245/p.254
- コラム:超能力に関する用語(Glossary of Psi Terminology) p.245/p.254
- 超能力の副作用(Pside Effects) p.246/p.255 副作用?
- 新しい超能力を獲得する(Gaining New Psi Abilities) p.246/p.255
超能力の使用と抵抗(Using Psi Abilities) p.246/p.255
- 超能力の使用と抵抗 (Using Psi Abilities) p.246/p.255
超能力のパワー(Psionic Powers) p.246/p.255
- L-超能力のパワー(Psionic Powers) p.246/p.255
- アンチサイ(Antipsi) p.246/p.255
- ESP(ESP) p.246/p.255
- 「ESPの才能」(ESP Talent)
- サイキック・ヒーリング(Psychic Healing) p.247/p.256
- 「サイキック・ヒーリングの才能」(Psychic Healing Talent)
- PK (サイコキネシス)(Psychokinesis (PK)) p.248/p.256
- 「PKの才能」(PK Talent)
- テレパシー(Telepathy) p.248/p.257
- 「テレパシーの才能」(Telepathy Talent)
- テレポーテーション(Teleportation) p.248/p.257
- 「テレポーテーションの才能」(Teleportation Talent)
- コラム:超能力と魔法(Psionics and Magic) p.247/p.256
- どちらが優れているのか?(So Which Is Better?)
- コラム:超能力の例(Examples of Psionic Powers) p.247/p.257
- コラム:その他のパワー(Other Powers) p.248/p.257
超能力のパワー(PSIONIC POWERS)
[[超能力のパワー>超能力#PSIONIC_POWERS]]
以下の表はガープス・ベーシック第4版キャラクターに載っている超能力と「超能力の才能」です。
以下の6つの例は能力の指針に過ぎません。GMはリストを自由に修正してもかまいません。あるいは、プレイヤー自身に修正させることを認めてもかまいません。
超能力名と特徴名 (超能力の才能) | 消費CP | 頁 | "才能"の原書名 | 超能力として利用可能な有利な特徴 | 超能力として 利用可能な修正 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
アンチサイ (「超能力の才能」はない) | なし | p.246 | Antipsi | 「超能力中和」「超能力阻止」「耐性/超能力」 | 「感知されにくい」 | 才能は存在しない。 「パワー修正」なし。 |
ESP (ESPの才能) | 5/レベル | p.247 | ESP Talent | 「チャネリング」「超感覚」「危険感知」「〜〜探知」「霊媒」「託宣」「超レーダー」(「走査感覚」)「透視」「未来予知」「サイコメトリー」「種族の記憶」「透明が見える」 | 「パワー修正」 | ESP (超感覚知覚, 超知覚力, Extrasensory perception)。 |
サイキック・ヒーリング (サイキック・ヒーリングの才能) | 5/レベル | p.247 | Psychic Healing Talent | 「〜〜探知」「治療できる」「代謝制御」「HP再生」「部位再生」「耐性」 | 「パワー修正」 | |
テレパシー (テレパシーの才能) | 5/レベル | p.248 | Telepathy Talent | 「動物共感」「共感」「透明」「精神支配」「精神調査」「読心」「精神防壁」「精神の絆」「憑依」「動物会話」「特別な絆」「転送」(「遠隔通信」)「恐怖」。 「呪文状」の増強をとり、疲労や朦朧、無力化、一時的精神的不利な特徴、敏捷力、知力、意志力に修正、をとった「特殊効果」と「特殊攻撃」 | 「パワー修正」 | |
テレポーテーション (テレポーテーションの才能) | 5/レベル | p.248 | Teleportation Talent | 「次元跳躍者」「アイテム借用」「ワープ移動」 | 「パワー修正」 | |
サイコキネシス(PK) (PKの才能) | 5/レベル | p.248 | PK Talent | 「拘束」。「力場状」の増強つき「防護点」。 「高速移動/空中ないし水中」「飛行」「特殊攻撃」「超跳躍」「テレキネシス」「気温制御」「振動感覚」「空中歩行」「水上歩行」 | 「パワー修正」 | PK (サイコキネシス, Psychokinesis)。 |
サプリメント
さらに以下のサプリメントを使えばもっと多彩な超能力を扱うことができます。
GURPS Psionic Powersでは、ガープス・サイオニクスのように、超能力のパワーレベルと専用の超能力技能とを組み合わせてキャラクターを作ることができるようになりました。「特徴にパワー修正やその他さまざまな修正をつけることで超能力を表現する」という基本には変わりがないのですが、それらを幾通りかにパッケージ化したものをあらかじめデザインして「パワーレベル」と名づけておき、プレイヤーはパワーレベルを選ぶことで好きな超能力を習得できるという、プレイアビリティに配慮したものです。
- GURPS Powers
- GURPS Psionic Powers
- GURPS Psis?
GURPS Psionic Powersでは、ガープス・サイオニクスのように、超能力のパワーレベルと専用の超能力技能とを組み合わせてキャラクターを作ることができるようになりました。「特徴にパワー修正やその他さまざまな修正をつけることで超能力を表現する」という基本には変わりがないのですが、それらを幾通りかにパッケージ化したものをあらかじめデザインして「パワーレベル」と名づけておき、プレイヤーはパワーレベルを選ぶことで好きな超能力を習得できるという、プレイアビリティに配慮したものです。
関連
- 超能力(Psionics)
- 超能力に関する用語(Glossary of Psi Terminology)
- パワー修正(Power Modifier)
- 超能力の才能(Psionic Talents)
- 「ESPの才能」(ESP Talent)
- 「サイキック・ヒーリングの才能」(Psychic Healing Talent)
- 「PKの才能」(PK Talent)
- 「テレパシーの才能」(Telepathy Talent)
- 「テレポーテーションの才能」(Teleportation Talent)
- 超能力の副作用(Pside Effects)
- 新しい超能力を獲得する(Gaining New Psi Abilities)
- 超能力の使用と抵抗(Using Psi Abilities)
- 超能力と魔法(Psionics and Magic)
- その他のパワー(Other Powers)
- 有利な特徴 (Advantage)
- GURPS第3版日本語版
- [ガープス・サイオニクス (GURPS Psionics)
- GURPS第4版原書
- GURPS Powers
- GURPS Psionic Powers
- GURPS Psionic Campaign?
- GURPS Psis?
- GURPS Dungeon Fantasy 14: Psi
コメントをかく