最終更新: tyounekogami 2023年09月12日(火) 07:40:31履歴
PCが守らなければならないNPC、それが「足手まとい」です――例えば、あなたの子供、幼い弟妹、配偶者などがそれに当たるでしょう。あなたは彼らの世話を見なければならず、あなたの敵は彼らを人質にして脅迫するかもしれません(もしあなたが「敵」と「足手まとい」をとっていて、サイコロの目で両方が登場することになったのであれば、GMはその回の冒険全体をそのテーマで進めることができます)。
「足手まとい」がゲームの最中に誘拐されたり、危険に陥ったりしたら、あなたはできるだけ早く救出に向かわねばなりません。「足手まとい」の危険を知りながら、PCがすぐに助けに向かわなかった場合、GMは「うまく役割を演じなかった」ことにより経験点を減らしたり、なくしたりしてかまいません。また、ある冒険の途中で「足手まとい」が殺されたり、ひどく傷つけられたりした場合は、まったく経験点を獲得することができません。
「足手まとい」によって得られる不利な特徴としてのCPは、次の3つの要素から決まります。“能力”、(あなたにとっての)“重要度”、“登場頻度”です。
CP総計 | 得られるCP |
---|---|
100%以下 | -1CP |
75%以下 | -2CP |
50%以下 | -5CP |
25%以下 | -10CP |
0%以下 | -15CP |
同一人物が「足手まとい」であると同時に「仲間」であることもあり得ます。その場合「仲間」と「足手まとい」のCPコストを合計して、1つの性質として扱います。合計がプラスであれば有利な特徴として、合計がマイナスであれば不利な特徴として扱います。どちらの場合もその人物のCP総計は同じでなければなりませんが、登場頻度は違ってもかまいません。「足手まとい」として現れるのか、「仲間」として現れるのかは別々に判定を行ないます。もし「足手まとい」として現れるときには、相手はあなたに何らかのもめ事を持ち込みます(例えば、捕らえられています)。「仲間」として現れるときには、相手は自分の面倒は自分で見て、その上であなたを助けてくれます。両方として登場するときには、相手は役立つと同時に厄介ごとを持ち込みます。例えばそのキャラクターは自分の技能を使ってあなたを手助けしてくれますが、道に迷ったり、敵に捕まってしまいます。あるいは“手助けになっているが、同じぐらい厄介”なことをしてくれます。
もし「足手まとい」が死んでしまったり、ゲームに登場できないほどの重傷を負ってしまった場合、あなたは「足手まとい」によって獲得したCPをなんらかの方法で埋め合わせなければなりません。あなたには3つの選択肢があります。 のいずれかです。新しい「足手まとい」というのは不自然なことが多く、精神的な不利な特徴を獲得するというのがもっともらしい解決法でしょう(愛する子供が巨大ザメに食い殺されて以来、あなたは海洋恐怖症に……)。
●正義の味方:若い相棒、情報屋、被後見人
●魔術師:見習い
●船長:水夫や給仕係の少年
●兵士:孤児や新兵
●犯罪者やマッドサイエンティスト:無能な部下
「[[不本意>足手まとい#Unwilling]]」
『GURPS Social Engineering』「Social Engineeringの追加性質」p.80より。『GURPS Social Engineering』P.11を参照してください。 「足手まとい」の詳細については、『GURPS Social Engineering』p.42 を参照してください。 GMの選択により、「足手まとい」のCP値は新たな特別増強の対象となる場合があります。
あなたは、あなたの助けや保護を望まぬ者の世話をする義務があると感じます。 これにより、「足手まとい」の迷惑度合いが増します。 あなたは「足手まとい」対象に「足手まとい」以上の世話をすんなりすることはできません。「足手まとい」対象は世話されることに抵抗し、機会があれば逃げるかもしれません。 もしそうなっても、あなたは「足手まとい」をただ手放すことはできません。 あなたには継続的な義務感があるため、「足手まとい」を見つけて、場合によっては彼の監護権を取り戻す必要があります。
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