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tominosyou 2019年11月11日(月) 20:48:00履歴
- デザインコンセプトの大きな変更として、第3版では「人間のキャラクターを作って遊ぶのが原則、超人や異種族を作るのは例外」という思想があったのに対し、第4版ではより汎用性を徹底して「人間だけでなく超人や異種族やロボットや宇宙船や機械も基本ルールで作って遊べる」ことを志向している。このため、第3版に比べて遥かに多くの特徴や行動オプションが、ベーシックに組み込まれている。
- 第3版では、超能力、超人のスーパーパワー、異種族の生来の能力などはすべて別のサプリメントに分散して書かれており、それぞれ独立のルールを使う必要があったのに対し、第4版ではベーシックに書かれている一個のルールに整理された。たとえばダメージを与える攻撃なら、「特殊攻撃」という一個の特徴だけを参照すればよく、キャラクターや種族ごとの攻撃のバリエーションも、様々な増強・限定を付けることで表現することが可能である。
- 「修正」(「増強」と「限定」)を『ガープス・妖魔夜行』『ガープス・百鬼夜翔』, GURPS Classic: Supers なしで扱うことができるようになった。「増強」と「限定」を「有利な特徴」「不利な特徴」に補強することができるようになった。
- 4つの能力値に加えて新たに8つの副能力値(Secondary characteristics)「ダメージ」(Damage, Dmg)、「荷重基本値」(Basic Lift, BL)、「疲労点」(Fatigue Points, FP)、「意志力」(Willpower, Will)、「知覚力」(Perception, Per)、「ヒットポイント」(Hit Points, HP)、「基本反応速度」(Basic Speed, BS)、「基本移動力」(Basic Move, BM)が追加された。
- 「受動防御」が廃止された。
- 「自制可能な精神的不利な特徴」の自制判定のルールが改善され、「知力」に依存しなくなった。知力に依存しない自制の度合いに応じて獲得CPを上下させることができるようになった。
- 技能習得に必要な最低CPに0.5CPを割り当てることができなくなり最低でも1CP必要になった。
- 特徴の分類に、「精神」「肉体」「社会」という分類のほか「一般」「特殊」「超常」という視点での分類が加わった。
- 技能に類似し、『ガープス・マーシャルアーツ』の格闘動作に似ている、特定の技能と技能レベルに依存する「テクニック」が追加された。
第3版の体力と第4版の体力では、第4版の方が値の価値が重くなっています。
3版ST | 4版ST | 3版ST | 4版ST | |
---|---|---|---|---|
1 | 3 | 31-34 | 18 | |
2 | 4 | 35-38 | 19 | |
3 | 5 | 39-42 | 20 | |
4 | 6 | 43-46 | 21 | |
5 | 7 | 47-50 | 22 | |
6-7 | 8 | 51-55 | 23 | |
8-9 | 9 | 56-60 | 24 | |
10-11 | 10 | 61-65 | 25 | |
12-13 | 11 | 66-70 | 26 | |
14-15 | 12 | 71-75 | 27 | |
16-18 | 13 | 76-81 | 28 | |
19-21 | 14 | 82-87 | 29 | |
22-24 | 15 | 88-93 | 30 | |
25-27 | 16 | 94-99 | 31 | |
28-30 | 17 | 100-105 | 32 |
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