汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

第4版の用語の読み替え

第4版のベーシックは、様々な誤訳・悪訳・訳語不統一が無数といってもいいほど存在します。
さらに第3版での用語を引き継げばいい名称も、わざわざ使い辛い言葉にして利便性に欠く状態になっています。
そういった用語の修正案を述べていくページです。一応、第4版のルールには、扱いやすいように名称を変更することを許可している物もあります。
随時有志によって更新されていく予定です。

名称修正した方がいいかの主な判断基準

よく間違っているだの不便だのと言われている名称の傾向。
  • 同じような効果に用いられる規則・命名傾向からずれている。
    • 例:「精神探知」(日本語版ガープスの命名傾向や原書名からの訳としても、また《精神探査》との重複を避けるにしても「精神調査」の方が良い)。

すでにあるベーシックの日本語修正案

ガープス・ベーシック【第4版】キャラクターとガープス・ベーシック【第4版】キャンペーンの誤訳。
https://w.atwiki.jp/gurps/pages/556.html

要修正候補

レベル制の表現に切り替える場合、「特殊効果」(特別修正「累積的」「特徴無効化」などを施したもの)などの「特徴のレベル」を参照する効果の影響を受けるので、ルールがおかしくなる可能性が生じる。そのため、「ランク表記」の導入を提案する。
容貌」などレベル参照しても問題ないものもあるため、問題なしと判断されたものは随時レベル制表記に変わるかもしれない。
がついている項目はこの差替え名称を本採用したものとして当ホームページで運用する用語。

能力値

修正前原書名修正案修正理由
IQIQIT?(優先度は低め)
 知力の略は元が「Intelligence」だと「IT」になるのではというツッコミがある。
IQだと「知能指数(Intelligence Quotient)」と混同また密接な関係があるとされる可能性もあり、余計な印象や誤解を招くことになる。
 なお、日常で使われるITは情報技術(Information Technology)の略。
ダメージDamage,
Dmg
致傷力
 基本致傷力
 第4版の「ダメージ」という用語は、第3版でいう「致傷力」に相当する。
 ダメージという言葉には「負傷」という意味も含まれ、またその意味合いでも用いられる。
 そのため、利便性を考慮すれば第4版の能力値としての「ダメージ」には第3版の「基本致傷力」という訳語を引き継ぐべきたった。
ダメージ表致傷力表?

ランク表記の検討

 「ランク表記」参照。おぼ同じ特徴で効果の上下互換にあり名前が変化する特徴(汎称特徴が多く含まれる)が対象。
「R」表記でなくとも、レベルに対して変則的に効果が変化するという意味合いで「変則的レベル」(Anomalous Level)の略記「AL」を用いる案もある。ただしこれをする場合、ALと差別化するために、「通常通りのレベルに比例して効果を変化させるもの」にも固有の表記が必要になる。
修正前原書名修正案修正理由
運命
小さな運命」(有利な特徴
大きな運命」(有利な特徴
偉大な運命」(有利な特徴
小さな運命」(不利な特徴
大きな運命」(不利な特徴
偉大な運命」(不利な特徴
Destiny
Minor Advantage
Major Advantage
Great Advantage
Minor Disadvantage
Major Disadvantage
Great Disadvantage
運命
運命_R1」
運命_R2」
運命_R3」
運命_R-1」
運命_R-2」
運命_R-3」
ランク表記」にする。
修正前原書名修正案修正理由
暗算能力
演算能力
Lightning Calculator
Intuitive Mathematician
計算力?_R1」
計算力?_R2」
ランク表記」にする。名称は第3版のものを引き継ぐ。
異文化適応
完全異文化適応
Cultural Adaptability
Xeno-Adaptability
異文化適応_R1」
異文化適応_R2」
ランク表記」にする。
記憶力
写真記憶
Eidetic Memory
Photographic Memory
記憶力_R1」
記憶力_R2」
名称は第3版のものを引き継ぐ。
ランク表記」にする。
傷の回復が早い
傷の回復が非常に早い
Rapid Healing
Very Rapid Healing
「高速治癒_R1」「自己治癒促進_R1」
「高速治癒_R2」「自己治癒促進_R2」
名前が無駄に長い。
名称は第3版のものを引き継ぐ候補も含む。
ランク表記」にする。
共感
感受性
Empathy
Sensitive
共感_R2」
共感_R1」
ランク表記」にする。
健康
非常に健康
Fit
Very Fit
健康_R1」
健康_R2」
ランク表記」にする。
幸運
すごい幸運
ものすごい幸運
Luck
Extraordinary Luck
Ridiculous Luck
幸運_R1」
幸運_R2」
幸運_R3」
ランク表記」にする。
時間感覚
絶対時間感覚
Absolute Timing
Chronolocation
時間感覚_R1」
時間感覚_R2」
ランク表記」にする。
柔軟
二重関節
Flexibility
Double-Jointed
柔軟_R1」
柔軟_R2」
ランク表記」にする。

鈍い爪
鋭い爪
鈎爪
長い鈎爪
Claws
Blunt Claws
Sharp Claws
Talons
Long Talons
Hooves
鈎爪
鈎爪_R1」
鈎爪_R2」
鈎爪_R3」
鈎爪_R4」
判断保留中。
」以外は「ランク表記」にする。
とげ
短いとげ
長いとげ
Spines
Short Spines
Long Spines
とげ
とげ_R1」
とげ_R2」
ランク表記」にする。

鋭い歯

鋭いくちばし
Teeth
Sharp Teeth
Fangs
Sharp Beak

_R1」
_R2」
鋭いくちばし
判断保留中。
鋭いくちばし」以外は「ランク表記」にする。
発明家
超発明家
Gadgeteer
Quick Gadgeteer
発明家_R1」
発明家_R2」
ランク表記」にする。
方向感覚
空間感覚
Absolute Direction
3D Spatial Sense
方向感覚_R1」
方向感覚_R2」
ランク表記」にする。
修正前原書名修正案修正理由
会話できない
発声できない
Cannot Speak
Mute
「構音制限_R1」
「構音制限_R2」
ランク表記」にする。
 「構音障害」も修正案候補だが、必ずしも障害とは限らない。
 「構音」とは医学的用語であり、言語学上では「調音」と言う。一般には「発音の操作」と理解される。
記憶喪失
部分的記憶喪失
完全記憶喪失
Amnesia
Partial Amnesia
Total Amnesia
記憶喪失
記憶喪失_R1」
記憶喪失_R2」
ランク表記」にする。
視界制限
側面が見えない
視野狭窄
Restricted Vision
No Peripheral Vision
Tunnel Vision
視界制限
視界制限_R1」
視界制限_R2」
ランク表記」にする。
そそっかしい
破滅的にそそっかしい
Klutz
Total Klutz
ポンコツ?_R1」
ポンコツ?_R2」
ランク表記」にする。
誓い
小さな誓い
大きな誓い
偉大な誓い
Vow
Minor Vow
Major Vow
Great Vow
誓い
誓い_R1」
誓い_R2」
誓い_R3」
ランク表記」にする。
トレードマーク
トレードマーク/レベル」
トレードマーク/簡単」
トレードマーク/複雑」
トレードマーク/念入り」
Trademark
Trademark(quirk-level)
Trademark(Simple)
Trademark(Complex)
Trademark(Elaborate)
「標章」
「標章_R0」
「標章_R1」
「標章_R2」
「標章_R3」
名前が無駄に長い。
「標章残置」「痕跡標章」も修正案候補。
ランク表記」にする。
人なつっこい
社交的
Chummy
Gregarious
「親和欲求_R1」
「親和欲求_R2」
誤解を招く名前。
ランク表記」にする。
「群れたがる」なども候補。
不健康
非常に不健康
Unfit
Very Unfit
不健康_R1」
不健康_R2」
ランク表記」にする。

有利・不利混在の特徴

有利な特徴」(Advantage)と「不利な特徴」(Disadvantage)そのものをもっと短い名称にした方が良いかもしれない。少なくとも多用される用語としては余計な助詞「な」を抜いて「有利特徴」「不利特徴」(あるいはいっそのこと「長所」「短所」)のような一単語とした方が良い。これは原書でもそれぞれ一単語であることを前提に、様々な性質名として用いられており、強引な意訳でもしないかぎり和名が冗長になる可能性が高いからである。
修正前原書名修正案修正理由
言語」の
「理解度」「理解レベル」
わからない
カタコト
なまりがある
母語レベル
Language
Comprehension Levels
None
Broken
Accented
Native
言語
理解度
「会話L0/読文L0」
「会話L1/読文L1」
「会話L2/読文L2」
「会話L3/読文L3」
「レベル表記」にする。
財産
どん底
赤貧
貧乏
標準
快適
富裕
大金持
富豪
大富豪
Wealth
Dead Broke
Poor
Struggling
Average
Comfortable
Wealthy
Very Wealthy
Filthy Rich
Multimillionaire
財産
財産_L-3」
財産_L-2」
財産_L-1」
財産_L0」
財産_L1」
財産_L2」
財産_L3」
財産_L4」
財産_L5」
優先度は低め。
「レベル表記」にする。
 「大富豪」のレベルに関しては「財産+L6〜」にするかは未定。
容貌
見るもおぞましい
怪物的
最悪
醜悪
悪い
平均的
魅力的
美しい
最高
究極
Appearance
Horrific
Monstrous
Hideous
Ugly
Unattractive
Average
Attractive
Handsome(or Beautiful)
Very Handsome(or Very Beautiful)
Transcendent
容貌
容貌_L-5」
容貌_L-4」
容貌_L-3」
容貌_L-2」
容貌_L-1」
容貌_L0」
容貌_L1」
容貌_L2」
容貌_L3」
容貌_L4」
優先度は低め。
「レベル表記」にする。
テンプレート
修正前原書名修正案修正理由
テンプレートTemplates鋳型?
類型
 これだけならまだましだったが、他の単語と組み合わされる用語なので、名前が冗長になる。
 「種族テンプレート」は第3版では「基本セット」と呼ばれていたもの。
キャラクター・テンプレートCharacter Templates人物鋳型
キャラ鋳型
名前が冗長。
職業テンプレートOccupational Templates職業鋳型名前が冗長。
文化テンプレートCultural Templates文化鋳型名前が冗長。
ドラマ的テンプレートDramatic Templatesドラマ的鋳型
役割鋳型
名前が冗長。
レンズLenses 別に変える必要もないが、分かりにくい名称。
 第3版では「追加セット」と呼ばれていたものに近い。

有利な特徴

修正前原書名修正案修正理由
意識の回復が早いRecovery「高速覚醒」
「覚醒力」
「覚醒促進」
名前が無駄に長い。
一般の法で裁かれないLegal Immunity「法的免責」名前が無駄に長い。
ヴァンパイアの噛みつきVampiric Bite「吸血の牙」名前が無駄に長い。
選ばれし者Illuminated「神秘の脚光」誤解を招く紛らわしい名前。
原書名は秘密結社イルミナティ由来。
気絶しにくいHard to Subdue「気絶耐性」名前が無駄に長い。
恐怖を感じないFearlessness「勇敢」
「恐怖耐性」
名前が無駄に長い。
「勇敢」なら「勇敢な魔法」(Fearless Magic)と親和性が高まる。
言語の才能Language Talent言語能力?「Language Talent」という原書名自体が、過去のルールの遺物を引きずったものと原書でも言われていた。
追加才能」の出現により、「才能」大系外のこの名称は、第3版の日本語名を引き継いだ方が良い。
祝福
非常に祝福されている
Blessed
Very Blessed
福者/預言者
福者/大預言者
名用重複。「Blessed」は受身形であり、《祝福》(Bless)の方が本来の「祝福」に合う。
また、後発のサプリメントで種別が増えたので、基本も種別の1種と扱う。
精神探知Mind Probe精神調査悪訳。本来なら「精神探査」の方が良いが、同名の呪文と重複するため今の訳に。
耐性Resistant「抵抗力」 現在検証中だが、「耐性」という言葉は他の特徴名「○○耐性」(例えば「○○ Tolerance」の日本語訳)の傾向を加味すると、独立した名称として用いない方が良い。
 原書名「Resistant」は「抵抗力」「抵抗性」とも訳せる。
 もともと抵抗判定へのボーナスを表す特徴である上に、抵抗判定そのものを免除する場合は「無効化」という特徴名に変わる。
 しばしば公式で用いられる“対象概念名に「耐性」を加える「○○耐性」という使い方”は、他の似た名前の特徴と混同しやすい。
 そのため、「抵抗力/○○/(+抵抗判定のボーナスの値)」のような使い方の方が良いかもしれない。
他人に影響されないIndomitable「影響技能耐性」
「非情」
名前が無駄に長い。
ダメージの影響を受けにくいInjury Tolerance負傷耐性名前が無駄に長い。
「Injury Tolerance」は「負傷耐性」としたが、これに伴い「耐性」関連にて大量の名称修正が必要となる(そちらは現在保留中)。
知覚されにくいObscure「知覚阻害」名前が無駄に長い。
治療できるHealing「治癒能力」
「特殊療法」
名前が無駄に長いのと能力名として変な感触。
都合のいい偶然Serendipity「偶察力」名前が無駄に長い。
透明が見えるSee Invisible「透明看破」名前が無駄に長い。
年をとらないUnaging 「不老」名前が無駄に長い。
名称は第3版のものを引き継ぐ。
なんでも消化できるUniversal Digestion「超消化」名前が無駄に長い。
暴虎馮河(むこうみず)」Daredevil「大胆不敵」
「放胆」
「向こう見ず」
使い辛い名前。
モジュール式能力Modular Abilities「規格性能力」
「着脱式能力」
名前が無駄に長い。
老化しにくいLongevity「長命」名前が無駄に長い。名称は第3版のものを引き継ぐ。
特典
正直な顔Honest Face善良な顔感情が顔でに出るような誤解を招く紛らわしい名前。
『R&R SP2』では「誠実そうな顔」と訳している。
二日酔いしないNo Hangover「宿酔無効」優先度低め。
「宿酔」(しゅくすい)は二日酔いのこと。

「[[]]」「[[]]」

不利な特徴

修正前原書名修正案修正理由
“13”恐怖症Triskaidekaphobia (Number 13)13恐怖症?
忌数恐怖症?/13」
 特徴名にあまり使わない書式を用いるのは極力避けるべきである。
 「忌数」(いみかず)は必ずしも13に限らないため、「忌数恐怖症?」を設けて、その種別として13がある処理とした。
悪夢Nightmares悪夢障害?呪文《悪夢》(Nightmare)という名称重複系呪文の危険。
感情が顔に出るEasy to Read顔に出る?名前が長い。
 「顔に出る?」だけでも、感情や気持ちが自然に顔つきに現れる意味を持っている。
感染症Social Disease社会病悪訳。
 Social Disease は社会病(特に性病・性感染症)を指している。
本来の意味での「感染症」(Infection)は病気に関する用語なので別けた方が良い。
気持ち悪いものが嫌いSqueamishグロが嫌い名前が無駄に長い。
 「Squeamish」は「すぐ吐き気がする、むかつきやすい、気難しい、潔癖すぎる、神経質の、お上品」の意。
強迫観念Compulsive Behavior強迫行為
「病的行動」
元が誤訳。
くいしんぼGluttony健啖家?
大食?
嗅覚・味覚消失No Sense of Smell/Taste「味嗅覚消失」
高慢Stubbornness頑固原書名や内容からして「頑固」の方が適切な訳。
自尊心が強いSelfish尊大名前が無駄に長い。
『R&R SP2』では「わがまま」と訳されている
生活条件が厳しいIncreased Life Support「生活条件」名前が無駄に長い。
騙されやすいGullibility「軽信」名前が無駄に長い。優先度低め。
地上走行Ground Vehicle地上車両型誤解を招く名前。
超常的な特性Supernatural Features面妖悪訳。紛らわしく誤解を招く名前。 原書名「Supernatural Features」は「超常的な容貌」という意味である。
 「超常的な特性」は指すものが大きすぎる後先考えない名付けと言える。
 「面妖」という言葉自体は「不思議なこと、妖しい様子」といった意味だが、名前から連想しやすいので採用予定。
適応能力がないConfused「適応力不足」名前が無駄に長い。
『R&R SP2』では「困惑」と訳されている。
統合失調症Split Personality多重人格統合失調症」は全く別の病気で、Split Personalityの訳語としては完全な誤り。
解離性同一性障害」は、精神医学上のある種の病名 (dissociative identity disorder) をあてた訳語。
これは「統合失調症」よりは正しい訳であるが、この特徴は病気によるものとは限らない。
よって、特徴の効果に即した「多重人格」がより適切な訳であるとの指摘もある。
GURPS第3版文庫版では「精神分裂」(これは「統合失調症」と全く同じ誤訳である)、完訳版では「多重人格」と訳されていた。
プログラム書き換え可能Reprogrammable「再プログラム可能」
「被改変精神」
「可調性精神」
「可変性算譜」
名前が無駄に長い。
「算譜」(さんぷ)はプログラムの日本語訳。
変形部位Unnatural Features変な容姿誤解を招く名前。
変形」という用語は他で多用されている。
マニピュレーターの性能が悪い
マニピュレーターがない
No Fine Manipulators
No Manipulators
手がない
手足がない
名称が無駄に長い上に訳語不統一を引き起こしていたので修正が必要。
魔法の影響を受けやすいMagic Susceptibility「魔法に過敏」名前が無駄に長い。
メンテナンスが必要Maintenance「要整備」名前が無駄に長い。
ユーモア感覚の欠如No Sense of Humor「冗談不理解」名前が無駄に長い。
「[[]]」
「[[]]」
弱点系の不利な特徴
修正前原書名修正案修正理由
嫌悪Dread忌避? 原書名「Dread」や内容を考慮すると“近づきたくない”という意味合いの強い「忌避?」と訳した方が良いと思われる。
弱点Revulsion弱点物質?似たような意味の特徴名が複数あるので分かりやすさを優先。
苦手Weakness弱点状況?似たような意味の特徴名が複数あるので分かりやすさを優先。
弱みVulnerability弱点攻撃?似たような意味の特徴名が複数あるので分かりやすさを優先。
「[[]]」

くせQuirksくせ」という用語名そのもの。
第3版での名称「」をそのまま引き継げばよい。
仲間意識が強いChauvinisticやや排他的狭量」の弱い形。
誤解を招く名前。
『R&R SP2』では「同族外差別」と訳されている。

修正

修正前原書名修正案修正理由
貫通力に関わる修正Penetration Modifiers貫通力修正名前が無駄に長い。
「[[]]」
増強
修正前原書名修正案修正理由
宇宙パワー」の内、
「回避不能な攻撃」
「防護不能な攻撃」
「回避不能(抵抗不能、防護不能)な攻撃」
「受動的防御無効」
Cosmic, Irresistible attack防護貫通?誤訳を含む訳語不統一。
追加ダメージFollow-Up追加発動特殊効果」の追加もできるように、ダメージだけを与えるとは限らないので「追加ダメージ」は悪訳。
徴候Symptoms症候
症候性?
徴候」(Symptoms)の効果は「」「病気」の解説にある「症候」(Symptoms)と似た効果の性質であり、訳語不統一の可能性がある。
鈍器外傷2倍Double Blunt Trauma鈍的外傷2倍原書名の誤訳。
「鈍器外傷」はBlunt Trauma(鈍的外傷)の誤訳。
呪いMalediction呪文状名称重複。《呪い》(Curse)がある。増強の方はあくまで「通常呪文のようなDR無視した効果」なのでこれに「呪い」を優先して名付けるのはおかしい。
「[[]]」
特別増強
修正前原書名修正案修正理由
正確Precise精密「〜〜探知」の特別増強
正確」だと他の増強と名前が被る(さらに内容は異なる)ため、悪訳と言える。
「Precise」は「精密」と訳せる。
「恐ろしい激痛」
「ひどい激痛」
Terrible Pain大激痛特殊効果」の特別増強
「Terrible Pain」は「特殊効果」や「特殊効果の危険」において、訳語不統一を引き起こしているので、短い語句に統一する。
特徴無効化Negated Advantage有利特徴無効化特殊効果」の特別増強
「Negated Advantage」は有利な特徴を否定する意味がある言葉で不利な特徴は含まない。
また、Powersでの既存特徴の追加解釈で新たに「Negated Disadvantage」(不利な特徴の無効化)という特別増強が追加されたため、悪訳となった。
不利な特徴Disadvantage不利特徴付与特殊効果」の特別増強
名前が他用語と重複するのは避けたい。
無意識Unconsciousness意識不明特殊効果」の特別増強
「無意識」は単なる誤訳。
「物を持ち運べる」Can Carry Objects物を運べる影の体」「縮小」「物質透過」の特別増強
Powersの追加修正に「物を運べる」があるため、そちらに名称を統合。
有利な特徴Advantage有利特徴付与特殊効果」の特別増強
名前が他用語と重複するのは避けたい。
「[[]]」
限定
修正前原書名修正案修正理由
再チャージが必要Takes Recharge要再充電名前が無駄に長い。
準備が必要Preparation Required用意必須紛らわしく誤解を招く名称。
 Powersの追加修正で「準備」(Ready)行動が必要になる限定要準備」(Requires Ready)が登場するため、「準備が必要」は紛らわしい名前となった。
 「準備」(Ready)行動の名称は戦闘ルールとも直結するため、変えることができない。
 そのため、「準備が必要」の方を変えるべきである。
 原書名にある「Preparation」は「手はず、手配、調合、支度、宿題、周到な用意」などの意味がある。
準備なしでは弱体化Weakened Without Preparation不用意時半減同上の理由。
徴候Symptoms症候
「症候的」
「Symptoms」の訳語不統一疑惑。
攻撃修正徴候」も病気の用語「症候」も、「その負傷によってHPが特定の割合になったら発露する効果」を意味している。
鈍器外傷なしNo Blunt Trauma鈍的外傷なし原書名の誤訳。
「鈍器外傷」はBlunt Trauma(鈍的外傷)の誤訳。
疲労するCosts FatigueFP消費Powersの追加修正」に「HP消費」(Costs Hit Points)という限定が追加されたので、それに合わせる形にする。
不快な副作用Nuisance Effect迷惑名前が無駄に長い。
マニピュレーターの性能が悪いNo Fine Manipulators手がない名前が無駄に長い上に書式不統一を引き起こす紛らわしい名称。
「[[]]」
「[[]]」
特別限定
修正前原書名修正案修正理由
トンネル移動Tunnelトンネル次元跳躍者」の特別限定。 同名の特徴「トンネル移動」(Tunneling)との混同を避けるためと、「物質透過」の同じ原書名・増強率の特別増強「トンネル」と名称統一のために改名。
環境が必要?Environmental環境媒体拘束」の特別限定Powersの追加修正で同じ原書名を持つ「環境媒体」が登場したのでそちらに名称統一。
特定?Specfic素材特定透視」の特別限定Powersの追加修正で同じ原書名を持つ「素材特定」が登場したのでそちらに名称統一。
視認できる?Visible可視超感覚」の特別限定Powersの追加修正で同じ原書名を持つ「可視」が登場したのでそちらに名称統一。
目に見える?Visible可視テレキネシス」の特別限定Powersの追加修正で同じ原書名を持つ「可視」が登場したのでそちらに名称統一。
精霊Spiritual霊的憑依」の特別限定。紛らわしく誤解を招く名前。



技能

修正前原書名修正案修正理由
--Lv 技能レベルの略記に「-」(中線)を用いるのは技能なし値や修正などの「-」(マイナス)と紛らわしく修正すべき。
 技能や専門が英名だったりと、「Lv」と混ざると見づらくなる場合は、「/」(スラッシュ)をかませて表記するとよいでしょう。例えば仮に趣味技能として〈SF〉があった場合、〈SFLv12〉ではなく、〈SF/Lv12〉とする感じです。
戦闘系技能(剣)
修正前原書名修正案修正理由
Swords剣系?
剣系武器?
刀剣類?
<ブロードソード>を第3版風に修正した場合、派生する修正。
<ショートソード>Shortsword<短剣?>
<短剣?/30〜60cm>
<長短剣?>
<バトン>
<脇差?>
名前が無駄に長い。
 修正案には第3版での名称が含まれているが、通常「短剣」というと<ナイフ>技能で使用する武器を指す。
そもそも、「ショートソード」は「長剣」の一種であり、「短剣」と訳すのが不適切との見方もある。<ショートソード>を<短剣?>とする場合、<ナイフ>も合わせて<短剣?>とし、長さで専門化するか、<長短剣?>と<短短剣?>というように呼び分けるべきだろう。
もともと、この技能で扱う代表的な武器の名称が使われているだけ、と考えれば<短剣?>よりも<バトン>や<脇差?>とする方が適切だろう。
<スモールソード>Smallsword<小剣?>名前が無駄に長い。
修正案には第3版での名称が含まれている。
<ブロードソード>Broadsword<片手刀?>
<>
<片手剣>
<長剣>
<通常剣>
<濶剣>
</60cm〜1m>
<>
</1H>
名前が無駄に長い。
 「ブロードソード」は「幅広の剣」と訳される。
しかしそれはあくまで当時のレイピアなどと比べて幅広なだけ。
ブロードソードの和訳には「濶剣」(かっけん)があるが、遠い・広いことを意味する「濶」の字はあまりなじみがない。
 第3版同様に一般的な「剣」を指す言葉として解釈して問題ない。
修正案には第3版での名称が含まれている。
 あえて固有の種類に沿った名付けをするならばアーミングソード(Arming Sword)の直訳「武装剣」か、通常剣か。
ロングソード(Longsword)の和訳「長剣」も候補だが、現代のヨーロッパではロングソードはバスタードソードの別名である。
<>~にしろ<片手剣>にしろ<長剣>にしろ広すぎる(この技能以外で扱う刀剣類も含めてしまう)ため、</60cm〜1m>のように長さで専門化する必要がある。
もともと、この技能で扱う代表的な武器の名称が使われているだけ、と考えれば<>とするのも手だが、片手で使用する場合に限定されるため、<片手刀?>(かたてとう)や</1H>と表記するべきだろう。この場合<両手刀?>が存在しないのは不自然なため、併せて<両手剣>の改名も考慮に値する。
<両手剣>Two-Handed Sword<両手刀?><両手刀?>は「りょうてとう」と読む。元の名前自体には問題ないが、他の剣類に合わせた場合に発生する修正。
<フォースソード>Force Sword<力場剣?>名前が無駄に長い。

戦闘系技能(剣以外)
修正前原書名修正案修正理由
<クロスボウ>Crossbow<?>名前が無駄に長い。
 しかし漢字が縮小時に読みづらくなるため、そのままが良いという意見もある。
<準備>Fast-Draws<早抜き>紛らわしく、誤解を招く名称。
 〈準備〉は「武器を準備する技能」ではなく、「自分の鞘等から素早く武器を引き抜く技能」。
(第3版の頃から変わってないのだが、勘違いする人が後を絶たない)。
<準備/大型武器>Fast-Draws(Long Arm)<早抜き/大型銃器>紛らわしく、誤解を招く名称。
<精神防御>Mind Block読心抵抗紛らわしく、誤解を招く名称。
 読心にしか効かず、精神支配や他の精神的攻撃には効果がないものに「精神防御」の名は大きすぎる。後に「Mental Defense」が登場したことで悪訳となった。
</フォース>Shield (Force)</力場>名前が無駄に長い。
しかしまだ許容範囲内ではある。
<ポールアーム>Polearm<棹状武器>
<長槍>
名前が無駄に長い。
修正案には第3版での名称が含まれている。
原書から日本語訳にする際に、Pole Weaponsは「長柄武器」、Polearmは<ポールアーム>としているが、ポールウェポンもポールアームも日本語では同じく「長柄武器」(あるいは棹状武器)と訳せる。
「長兵」(ちょうへい)という槍・矛など、長い武器を意味する言葉もあるが、これは弓矢などの飛び道具も意味に含める。
「長尺武器」(ちょうしゃくぶき)だと、「通常より長い武器」の意。
<ボディランゲージ>Body Language<先読み>
<仕草読み>
名前が無駄に長い。
 そもそも名称が公式本でも書式不統一の上、誤用を招いて不便。
修正案には第3版での名称が含まれている。

(<>ではない)
Whips<鞭系武器?>白兵武器の分野としての鞭(Whips)と、1つの技能としての<>(Whip)が同じ和訳名のため、紛らわしい。Whipsは「鞭系」か「鞭系武器」と訳した方が良い。再編纂する際は要修正点。

機械系技能
修正前原書名修正案修正理由
<エンジニア>Engineer<技師?>名前が無駄に長い。
 種別でさらに長くなるため、可能な限り短い名称が望ましい。
 修正案には第3版での名称が含まれている。
<コンピュータ操作>Computer Operation<電算機?>
<コンピュータ>
名前が無駄に長い。
修正案には第3版での名称が含まれている。
<コンピュータ・プログラミング>Computer Programming<電算術>
<算譜?>
<プログラム?>
名前が無駄に長い。
修正案には第3版での名称が含まれている。
なお、「算譜」はプログラムの和製漢字。
<コンピュータ・ハッキング>Computer Hacking<電脳侵犯?>
<電算機侵入>
<ハッキング?>
名前が無駄に長い。
修正案には第3版での名称が含まれている。
 <電脳侵入>が望ましいが、<洗脳>技能の亜種として既にある。
<メカニック>Mechanic<機械工?>名前が無駄に長い。
 種別でさらに長くなるため、可能な限り短い名称が望ましい。
修正案には第3版での名称が含まれている。
その他の非戦闘系技能
修正前原書名修正案修正理由
<ウェイトリフティング>Lifting<重量挙げ>名前が無駄に長い。
<化粧>Makeup<舞台化粧?>
<化粧術?>
紛らわしく、誤解を招く名称。
メーキャップは演劇用の化粧術。
<時事知識/上流社会>Current Affairs(High Culture)<時事知識/上位文化>「High Culture」は芸術色が強く、「大衆文化」 (Popular Culture) の逆でもあるので、より適切な訳に修正。
<専門技能/陰謀説>Expert Skill(Conspiracy Theory)<専門技能/陰謀論>より一般的な訳に修正。
<特殊攻撃/実体弾>Innate Attack (Projectile)<特殊攻撃/射出物>誤訳。より一般的な訳に修正。
<都市生活>Urban Survival<都市生存術>紛らわしい名称。内容は路上生活的なものなので、より適切な訳に修正。
<武具屋/TL/長射程武器>Armoury/TL (Missile Weapons)<武具屋/TL/投射武器>
<武具屋/TL/人力長射程武器>
紛らわしく、誤解を招く名称。ここでの「Missile」は矢のような飛び道具を指し、携行可能で火薬を使わない投射武器すべてを指すので、人力長射程武器が当てはまる。
<魔法学>
<魔法理論>
Thaumatology<魔法学>訳語不統一。
<魔法理論><魔法学>は同じ物を指す技能
より短くわかりやすい<魔法学>に訳語統一。
〈[[]]〉〈[[]]〉~
説得Persuade聴衆説得話術〉の派生技能。名前が他性質と被り、名称重複系呪文を誘発する。
感情移入Sway Emotions聴衆情動話術〉の派生技能。上記に合わせて修正。
教唆Suggest聴衆教唆話術〉の派生技能。上記に合わせて修正。
魅了Captivate聴衆魅了話術〉の派生技能。名前が他性質と被り、名称重複系呪文を誘発する。

技能の種別に使われている長い名称(修正優先度は低め)
  • 惑星タイプのガスジャイアント → 巨大ガス惑星 または ガス惑星 か 木星型
  • ハーフトラック → 半装軌車
  • ホバークラフト → 空気浮揚艇

テクニック

修正前原書名修正案修正理由
テクニックTechniques技法テクニック」という総称そのものが無駄に長い。
第3版の「格闘動作」等はここに含まれる。
「テクニック」とわざわざカタカナにせずとも、「技法」といった名称で良かったと思われる。
後発の未訳サプリメントではテクニックを冠する名称の性質が追加されるため、カタカナ名のままだと名前が冗長になってしまう。

道具

武器ステータス
修正前原書名修正案修正理由
武器に関する数値Weapon Statistics武器ステータス「ステータス」(Statistics)を「数値」と訳しているが、数値以外の要素もとても多いので、より直感的に分かる用語に修正。
苦痛aff特殊効果訳語不統一。
「aff」は「特殊効果」(affliction)の略記。
特殊spec.独自処理「aff」を「特殊効果」に訂正した際に「特殊」は紛らわしい名前となるので、併せて修正。
ダメージDamage威力 紛らわしい名前。
用語
修正前原書名修正案修正理由
騎兵の武器
騎兵用武器
Cavalry Weapons騎兵用武器訳語不統一。
主にベーシック1巻目では「騎兵用武器」2巻目では「騎兵の武器」と訳されている。
ギリシャの炎Greek fireギリシア火薬悪訳? 決して誤訳ではないが、一般的に「ギリシア火薬」と呼ばれているもの。
熊手状の棒forked stick二又の棒訳語不統一と悪訳。forked stickとはダウジングに用いられるようなYの字の形状をした棒のことです。
『ガープス・魔法大全』p.111にこの棒を扱う魔術師の絵が掲載されています。
この訳語不統一・悪訳は『ガープス・魔法大全』でも大量に見つかります。
柔軟な鎧
柔軟な防具
Flexible Armor柔軟性装甲
屈曲性装甲
低剛性装甲
訳語不統一。
「可撓性装甲」(かとうせいそうこう)も候補だが、読みづらい漢字になってしまう。
人力長射程武器Muscle-Powered Ranged Weapons筋力長射程武器 すでに「筋力武器」という訳語が用いられているのだから、そちらに合わせればよい。人間以外も武器を扱う種族もいるだろうに「人力」はあまり良い訳とは言えない。
バランスの悪い武器Unbalanced Weapons不均整武器? 名前が冗長。

道具名
修正前原書名修正案修正理由
皮〜Leather〜革〜
レザー〜
Leatherの訳は革。皮はなめしていないHideやPeltを指す。よってLeatherの適切な訳はレザーまたは革。
クオータースタッフQuarterstaffクォータースタッフカタカナ表記が不統一。圧倒的に多様されている方に統一。
鋼線3.75cm径Cable, Steel, 1.5”鋼線名前が冗長。第3版の訳語を継承。
コード0.46875cm径Cord, 3/16”細紐名前が冗長。第3版の訳語を継承。
ゴントレット
ゴーントレット
Gauntletsガントレット訳語不統一。
より一般的な和訳「ガントレット」に統一します。
対NBCスーツNBC SuitNBCスーツ訳語不統一。
より一般的な和訳「NBCスーツ」に統一します。
長刀Naginata薙刀書きやすい字だが、誤解を招く名称。直感的な判読性を優先。
山羊の足“Goat’s Foot”ヤギの足書式の不統一。ルールで用いられている方に統一。
レーザー照準器Laser Sightレーザーサイト訳語不統一。より簡潔な訳に統一
レザー・スリーブCloth Sleevesクロース・スリーブp.273四肢用アーマーより。レザー・スリーブは完全な誤訳。
クロース・スリーブまたは布スリーブが適切な訳。
ラミネイテッド・スチールアーマー
鋼鉄製板金鎧
laminated steel plate
Steel Laminate Plate
鋼鉄製甲冑用語不統一および誤訳。原書の説明不足が原因だが、この英語名はラメラー・アーマーの内、日本の甲冑を指す用語として定義されている(参照:http://www.sjgames.com/pyramid/sample.html?id=2565のLamellar (TL2)のJapanの箇所)。原書名がplateというとても紛らわしい言葉を使っているが、「洋式板金鎧を参考にした南蛮胴」のことではない。ここの「plate」はおそらく甲冑の構成部品の「小札」(こざね)のことであろう。
ロープ0.9375cm径Rope, 3/8”ロープ名前が冗長。第3版の訳語を継承。
ロープ1.875cm径Rope, 3/4”太縄名前が冗長。第3版の訳語を継承。
ロリカ・セグメンティカ
ロリカ・セグメンタータ
Lorica Segmentataロリカ・セグメンタタ訳語不統一。武器と防具に関する用語集での「ロリカ・セグメンティカ」と防具名「ロリカ・セグメンタータ」が不統一なため、「ロリカ・セグメンタタ」に統一。

その他の用語


修正前原書名修正案修正理由
/
():または; 特徴技能の種別などで用いられる「/」(スラッシュ)は、そもそも「もしくは」を意味する記号である。
「および」として使うことは稀であり、原書表記の書式との兼ね合いからも明らかに誤用。
カッコ内に範囲が限られているならば、例や内容説明につなげる「:」(コロン)や「;」(セミコロン)の方を用いた方が良いと思われる。
怯えSpooked Mounts乗騎の怯え?騎乗戦闘ルールの項目名で用語。
「怯え」だけだと誤解を招きかねない。
買い戻すbuy off清算
相殺
手切れ
 「買い戻す」の英訳はbuy backであり、明らかに誤訳。
 buy offの原義は「厄介者に金を渡して出て行ってもらう」であり、文脈に応じて「買収する」「厄介払いする」「金で追い払う」「金で除隊させる」などと様々に訳される。
 buy backが売ったものを買い戻すという意味であり、buy offは「買い戻す」ではなく、不利な特徴という厄介者にCPを渡して出て行ってもらうという意味。
 不利な特徴を追い出すことを表すので、「買収する」から連想したと思われる「買い取る」は不適切。
 第3版からある誤訳なので非常に多用されている。
技能勝負なし(使用しない) 「技能勝負」は日本語版で能力勝負関連の意訳で用いられる「原書に無い未定義の用語」(強いて言えば「能力勝負」の訳語不統一)なので、そもそも使用しない。
経験点point(使用しない) 相当する用語は原書にはありません。日本語版の意訳の際に生じた言葉であり、「冒険で得るボーナスCP」のような意味合いと推察されます。
故障Malfunction動作不良 不利な選択ルール「Malfunctions」の和訳を「故障」にすると、人工物におけるルール「故障」(Breakdowns)と名称が重複してしまう。
一応、「Breakdowns」は「破損」とも訳せる。
四肢Limb体肢 「四肢」という言葉はケンタウロス型などの手足が6本以上ある生物も考慮するなら、「体肢」(たいし)という言葉の方が適当――この言葉は体幹(「頭部」と「」)の対義語のニュアンスです。前肢(ヒトでは上肢)と後肢(ヒトでは下肢)も体指に含みます。
姿勢
立っている
しゃがんでいる
膝立ち
這っている
座っている
伏せている
Posture
Standing
Crouching
Kneeling
Crawling
Sitting
Lying Down
姿勢
直立
屈み
膝立ち
這い
座り
伏せ
姿勢を表す名前が無駄に長い。
名称は第3版のものをほぼ受け継ぐ。
車両命中部位表Vehicle Hit Location Table乗り物命中部位表 「Vehicle Hit Location Table」の訳語不統一。「Vehicle」は車両以外の乗り物を含んでいるため、「乗り物命中部位表」に統一する。
重力変化

能力値修正
G-Increments
and
Attribute Penalties
重力増加

能力値ペナルティ
 異なる重力で用いられる用語が原書の誤訳。
 incrementを増加ではなく変化、penaltiesをペナルティではなく修正と訳している。
 incrementを変化と訳せば減少 (decrement)も含むことになり、penaltiesを修正と訳せば不利益をもたらすどころか利益をもたらすプラス修正も含むことになり説明に誤解と矛盾が生じる。
数値Statisticsステータス 直感的な分かりやすさを優先。
例:武器ステータス
盾を構えた体当たり
盾での突進
Shield Rush盾での突進訳語不統一。
ダメージタイプDamage Type攻撃型名前が無駄に長い。
名称は第3版のものを受け継ぐ。
投射Projection投影?
または
投影体
名前が紛らわしい。直感的な分かりやすさを優先。
能動ターン"Active" Turn手番 日本語版の「能動ターン」という用語は日本語版第4版ベーシックの段階では未登場(「"アクティブ"なキャラクター」という形で記されている)で、ユエル以降に名付けられたもの。
 戦闘などにおける一連のキャラクター達全体のターンではなく、ようするにそのキャラクターの手番を指す。
のしかかりPounce強襲
飛びかかり
 原書名「Pounce」は「強襲する、急に飛びかかる」という意味であり、飛びつきに似た効果を持つ。特にネコ科動物も多用するこの行動を「のしかかり」と和訳するのは誤解を招くと思われる。
蹂躙
走り抜け?
Overrun蹂躙訳語不統一。
蹂躙」は「衝突と落下」ルールにて用いられている。
対して、「走り抜け?」は「大きなフィギュア」の「体当たりと走り抜け」ルールで用いられている。
端数繰り上げround up端数切り上げ
端数切上
物理数学用語。一般でも「切り上げ」と訳す。
いっそのこと「端数切上」でもよい。
(騎兵の攻撃での)
パニック
Panic騎兵による混乱?騎乗戦闘ルールの項目名で用語。
「パニック」だけだと誤解を招きかねない。
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