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天王星からの猫 #クトゥルフ神話TRPG #クトゥルフ神話 #天王星からの猫 #猫屋敷 https://t.co/gSaXtfdq8B pic.twitter.com/uil9GlOcz4 — /さい (@slash_Sai_430) February 15, 2021

　「天王星猫」「天王星の猫」または「天王星からの猫」（Cat from Uranus）は、クトゥルフ神話に登場する宇宙猫の1種で、「土星猫」に関連するネコ科――のような――知性体種族です（少なくとも知性ある猫は彼らを「猫」と見なしています）。「土星猫」がハワード・フィリップス・ラヴクラフト作の小説『未知なるカダスを夢に求めて』に由来するものに対し、「天王星猫」はクトゥルフ神話TRPGで特別に新設された種族です（なので他のCMBと違い原典小説や原典伝承がありません）。

　天王星猫は、土星猫より大柄で頑丈で、赤茶色の斑点が点在するオレンジ色の革のような皮膚を持つ六足動物です。長いムチのような尾があり、先端には鋭いトゲが付いています。頭には3対の角のような突起が生えており、これには熱源やその他のエネルギー源を感知できる感覚器官（感知距離は最大40km）が含まれています。
　天王星猫は他の猫種と同様、ドリームランドで見かける種族です。おそらく「ドリームランドにおける星間移動」を身一つで可能と思われます。

　天王星猫は知性体としては最低限の知力であり、彼らの文化・社会は細かく設定されていません。また、クトゥルフ神話において天王星と同一視されている惑星リーギクスは有毒大気の都市があり、実際の天王星は主にガスと多様な氷から成ることと、天王星猫が（異形なれど）哺乳類に見た目が似ていてとても天王星在来生物に見えないことを考慮（「天王星生物」参照）すると、おそらく天王星猫は天王星のドリームランド（の地球に似た環境）を主な活動域にしていると推察されます。
　彼らの多くは呪文は使用しないが、勇猛で家族や仲間を重んじる性格が強調されます。正気度喪失効果（0/1D4）は、見た目の異様さによるものと考えられます。
　彼らには猫神バーストの権威が通じず、その信仰は地球の猫や土星猫とは異なるようです。
　天王星猫は地球の猫と土星猫のどちらの側にも非好意的です。地球猫と土星猫が互いに敵対的なのに対し、天王星猫は自分たちを守ることを優先します。
　同じ天王星（リーギクス）出身の立方体型金属生物リギシアンや、地球に来る前に天王星に一時いたシャンやそれらに崇拝されていたルログ（ニャルラトホテプの化身の一つ）と何らかの縁があるかもしれません。天王星猫は（猫としては十分かもしれませんが）モンスターとしての単純な戦闘力は弱く、知力も低いです。惑星リーギクスを代表する知性体種族のリギシアンやシャンと比べると、天王星猫の勢力はかなり小さいと思われます。中にはリギシアンのような文明種族に猟犬代わりに使役されている個体もいることでしょう。
　二次創作のシナリオにおいては、邪悪なシャンへに家族や仲間を殺され、復讐者となってドリームランド経由で地球に来た個体が登場しています。

　フェイクトゥルフにおいては、妖怪の一種として扱います。知力は低くとも意志力が高いので、知力基準の技能を活用したければ技能レベルを普通に上げるよりも、GM許可の下「基準能力値代用」を用いて補完した方が安上がりでしょう。

　以下の呪文では、術者は通常のエネルギー消費に加え、ストレスルール用のMDも追加消費リソースに用いれます。禁断魔術は大自然（星の正常な代謝）のマナと反発するため、そのマナ濃度が濃ければ技能レベルにマイナス修正が入ったり、使用不能になります（例えば「マナが密」なら「疎」の修正、「濃密」なら「なし」の修正になります）。

• 《天王星猫召喚》
  • 《異次元召喚》と同じ内容ですが召喚対象は天王星猫のみです。判定に成功すれば、ドリームランド（かそこの天王星）から天王星猫が召喚されます。この呪文は通常の《異次元召喚》と違い、所定とは多少異なる次元でも使用可能ですが、“邪悪な呪文”として扱われます。なので“破邪的領域”では使用できません（そういった作用とぶつかった際、押し負ける傾向にあります。『GURPS Powers: Divine Favor』の「善と悪」を参考にしてください）。
• 《天王星猫寄せ》
  • 《動物寄せ》と同じ内容ですが、動物の代わりに天王星猫を対象にします（この際、知性の有無は関係ありません）。この呪文は抵抗呪文でもあり、天王星猫は意志力で抵抗することができます。
• 《天王星猫の転移》
  • これは《異次元移動/ドリームランド》と基本的に同じ内容ですが、行先は彼らの勢力圏内である「ドリームランドの地球」か「ドリームランドの天王星」のGMが指定した場所になります。どちらに行くかは呪文発動時に決めてください。すでに術者がドリームランドにいる場合は、その二カ所を星間移動する《瞬間移動》となります（瞬間移動表は無視して、コストは《異次元移動》の基本のままとなります）。この呪文で行ける場所の詳細はGMが決めますが、一般に術者の立場で出入りしても問題ない場所です。
• 《天王星猫の探知力》
  • 術者は理解している様々なエネルギー源（熱源を含む）を探知します。呪文発動時にエネルギーの種類を1種類指定してください。最も近い位置にある、「出力がある程度以上の指定エネルギー源」の方向とおよその距離が分かります。長距離の修正値を用いてください。ただし、探知可能距離は最大で40kmまでです。術者はすでにわかっている指定エネルギー源を、あらかじめ感知から省いて唱えることができます。ドリームランド内であれば、目標値に-4修正と追加のエネルギーコスト4点を加えることで、指定エネルギー源の詳細もある程度分かります。指定エネルギー源の強弱や大雑把な種類は直感的に分かりますが、知識に由来する詳細な分析なら追加で知力判定が必要です（「探知」の「分析」参照）。これは情報呪文かつ探知系呪文で知識系呪文です。エネルギー消費：2。
    • 天王星猫は種族の特典としてこの呪文を知覚力基準にする「基準能力値代用」を取得可能です。

■天王星猫
サイズ修正：0（平均体長は約1.7ｍ。人間とほぼ同じ）；70〜150kg（人間とほぼ同じ）
TL0；言語：種族の言語（特に決めてないならアクロ語）+召喚者の言語（会話・読文ともに母語級）；文化：種族の文化
体力：14；敏捷：16；知力：6；生命：12；HP：14；意思：16；知覚：12；FP：12；基本致傷力：突1d / 振2d；　
BL：20kg（無荷20kg / 軽荷40kg / 並荷60kg / 重荷120kg / 超重荷200kg）；
速度：8；　移動力：10；　よけ：11；素手による受け：11；防護点：2（皮）
性質：「種族テンプレート/天王星猫」参照。「鋭い歯」「鋭い爪」「追加の脚/6本」「探知/熱源含むすべてのエネルギー源」「鋭敏感覚/探知/17L」「弱み/破邪か妖怪殺しか意味消滅/×2」
恐怖判定：±0（怪異には無効）

• 技能
  • 肉体：〈格闘/Lv18〉〈忍び/Lv15〉〈登攀/Lv15〉〈軽業/Lv14〉
  • 精神：〈神学/崇拝宗教/Lv12〉〈宗教儀式/崇拝宗教/Lv12〉〈地域知識/活動範囲（特にドリームランド）/Lv12〉〈生存/活動範囲（特にドリームランド）/Lv12〉〈足跡追跡Lv12〉
• 攻撃手段
  • 「鋭い歯」_Lv18_範C_威力：切1d
  • 「鋭い爪」_Lv18_範C_威力：切1d　※
  • 「キック」_Lv16_範1_威力：切1d+1　踏みつけなら叩き攻撃。　※
  • 「尾のとげ」_Lv18_範1_威力：切2d+2
  • 禁断魔術なし。あったとしてもエネルギー感知関連（探知系呪文など）かドリームランド移動関連（《異次元移動/ドリームランド》など）のみ。
  • ※　「追加の脚」により6本脚なので、1〜2本を使っても姿勢維持に支障はない。

天王星からの猫〜自分好み仕立て〜個人用メモ pic.twitter.com/xWYE7Y7zR6 — ちろぬ (@chironusan_TRPG) January 8, 2021

■天王星からの猫
体力：14、敏捷力：16、知力：6（意志力16）、生命力：10、HP：12
移動力：10、よけ：8
受動防御：1（皮）、防護点：2（皮）
大きさ：2　体長1.7〜2ｍ、体重：70kg〜150kg
生息地：天王星またはドリームランド
恐怖判定：クトゥルフ神話恐怖判定±0

攻撃手段

1. 噛みつき　Lv16　1d+2 切　攻撃範囲：C
2. 鈎爪　Lv16　1d+2 切　攻撃範囲：C
   1. 基本が6足歩行なので前腕2本を使っても立ったままでいられる。
3. 尾のとげ　Lv16　2d-1 切　攻撃範囲：1
4. 禁断魔術なし。あったとしてもエネルギー感知関連かドリームランド移動関連のみ。

天王星生物