最終更新: tyounekogami 2023年09月22日(金) 20:29:30履歴
遠く離れた国では、冒険者たちが慢性の病気や風変わりな病いにかかる可能性があります……悪くすると、自宅にいてもその可能性はあります。病気の治療法を探し出す――王女の消耗病、地球外の伝染病、テロリストの生物兵器など――のは、優れたプロットの仕掛けとなります。気味が悪いかもしれませんが、GMは想像力を発揮して、新しい病気を考え出してください。
魔法やテクノロジーの産物、「耐性」の有利な特徴、高い生命力といったものは、病いからキャラクターを守ってくれるでしょう。暑く、湿度の高い地域ほど病気にかかる可能性は高くなります。もし誰かが病気にかかったとしても、本人は実際に症状が出るまで気づくことはありません――この種の判定は、すべてGMがサイコロを振ります。
病気を意味する英語の類語
illness は通例あまり重くない病気。不健康など。ただし精神病は通例 mental illness。
sickness は illness よりは少し口語的。
disease は illness よりは具体的な病気で病名のはっきりしたもの,伝染病または医学研究・治療の対象となるもの。
伝染病の蔓延する地域に入ったり、保菌者に接触したりした時には、その日の終わりに生命力判定を行ない、失敗すると伝染病に感染したことになります。病気が元から持っている修正に加えて、次の表で見て“もっとも不利な”判定方法を選びます。
状況 | 修正 |
---|---|
感染の可能性があるものには、 一切接触していない | +4 |
患者の住まいや店に入った | +3 |
患者と間近で話した | +2 |
短時間、患者に触れた | +1 |
患者の衣服や毛布などを使った | ±0 |
患者の料理した肉を食べた (動物の肉であらんことを!) | ±0 |
患者の生肉を食べた(同上!!) | -1 |
生きている患者と長時間接触した | -2 |
キスなど、患者と親密な接触をした | -3 |
適切な予防策(マスク、殺菌洗浄など)も伝染病にかかる可能性を減らしてくれますが、キャラクターがそのことを知って理解していなければなりません。GMは、こうした手段をとることができるのは、病気の起源が細菌だという説を理解している文化出身(TL5後期以降)のPCだけに制限すべきです。
適切な治療――薬草、薬物など――によって、病気が治ったかどうかを決める周期ごとの生命力判定にボーナスを得られます。TL6以上になれば抗生物質(例えばペニシリン)は、ほとんどの細菌性疾病から回復するための判定に+3できます。TLがいくつであっても、医者の手当てによって、負傷からの回復と同じボーナスを得ることができます(「医療処置」)。
しかし耐薬性の病気も存在します。その場合、ふつうの薬はボーナスを与えません。それでもTL7以上では、薬物療法はそうした病気の影響を緩和することができます(ダメージの減少や周期の延長が一般的)。しかし、これらは治療ではありません。放射線治療・遺伝子治療・ナノテクノロジー・魔法・超能力などはまだ効果があるかもしれません。
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