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tyounekogami 2023年04月27日(木) 05:02:58履歴
その呪文を品物にこめることができるかどうかは、個々の呪文の解説に示されています。魔法の品物を使う場合、特に指示されていなければ、次のように扱います。
●品物を使うのに、動作は必要ありません。使用者は、その品物が働くよう望むだけでかまいません。
●準備時間は、ふつうにかける場合と同じです。品物のパワーが高くても影響はありません。
●エネルギー消費はふつうにかける場合と同じで、品物のパワーが高くても関係ありません(ただし「自家発電」する品物なら、必要なエネルギーが少なくてすみます。177ページを参照してください)。
●成功判定も通常通りですが、品物のパワーを技能レベルとして用います。修正値は通常どおりで、マナが「疎」の地域では、品物のパワーに-5の修正があります。
魔法の品物は、いつまでも使うことができます。魔力が「使い果たされる」ことはありません。
その他の効果は、呪文の通常の使い方に書かれているとおりです。それが抵抗呪文なら、通常通りの抵抗判定を行ないます。この即決勝負では、修正を加えた品物のパワーを術者の技能として扱います。
●魔法の品物を使えるのは、一度に1人だけです。2人の人物が同時に品物を使おうとする場合、最初に触れた人物だけが使うことができます。品物を使えない人物が触っている場合――たとえば「魔法の素質」を持たない者が “ 魔術師専用 ” の品物に触れている――は無視します。
●その他の効果は、呪文の通常の使い方に書かれているとおりです。
[[魔法の品物の鑑定>魔法の品物の使用#Identifying_Magical_Items]]魔法の品物を手にしたとしても、すぐにその能力がわかるわけではありません。 “ 常動型 ” (以下参照)の品物や《呪文連動》系の呪文がこめられた品物なら、簡単にわかるでしょう。しかしそうした品物でなければ、どんな呪文が封じられているかを把握し、使用者がその能力を発揮させたいと望まなければ、品物は働きません。魔法の品物を手に取って「何か起これ!」と念じるだけでは、その力は発揮されないのです。
能力がすぐに明らかになる場合もありますが(たとえば能力値が上昇する)、効果を発揮するような状況になるまで効果が明らかにならないこともあります(《水中呼吸》や、技能レベルを上昇させるもの)。このような場合、GMは品物の力についての手がかりをうっかり与えないようにしなければなりません。
《魔法分析》(108ページ)の呪文をかければ、品物に施された魔化が明らかになります。
[[常動型の品物>魔法の品物の使用#Always_On_Items]]魔法の品物には “ 常動型 ” と呼ばれるものがあります。この品物を働かせるには、ふつうの方法で身につけたり、持ち運んだりしなければなりません(指輪なら指にはめ、剣なら手に持つなど)。この品物によって、使用者が呪文を使えるようになるわけではありません――身につけた者に対して、エネルギーを消費することなく、自動的に呪文をかけているのです。
矢や投げ矢に敵対的な魔化が施されている場合、持ち運ぶだけでは害はありません。その矢が突き刺さった場合のみ、 “ 身につけた ” とみなされます。こうした場合の効果は、〈医師〉技能や〈応急処置〉技能の判定(1分かかります)に成功して矢を抜くか、無理やり引き抜くまで(突き刺さったときと同じダメージを受けます)続きます。
常動型の品物については、特に指示されていなければ、次のように扱います。
●動作、準備時間、エネルギー消費については無視してください。身につけた者に呪文をかける能力を与えるわけではありません――身につけたり振るったりした瞬間に、品物がエネルギーを消費せず、使用者に呪文をかけるのです。“常動型”の品物は、数分かけて徐々に効果を発揮するようにして、効果の源をぼかしておくこともできます。このように魔化する場合も難易度や消費エネルギーは変わりません。この方法は、敵対的な魔化を施した品物を罠として使う場合によく用いられます。
●品物を身につけたり、持ち運んでいるあいだ、効果は持続します。
●その他の効果は、呪文の通常の使い方に書かれているとおりです。着用者が望んだ場合
(敵対的な効果を持つ品物の場合のように)、その呪文が通常なら抵抗できるものであれば、目標は抵抗判定を行なうことができます。
エラッタ修正:「その呪文が通常なら〜」以降が別項目として分けられているが、本来1つの項目。
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