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tominosyou 2024年08月16日(金) 22:02:03履歴
本TRPGシステムにおいては、物を操ることができる四肢は「腕」と呼びます。それがどこに生えていてどのように見えるかは関係ありません(物を扱えるほど器用な「長い舌」「長い鼻」「髪」「触手」等もシステム上は「腕」です)。
普通の腕は体力に応じた「突き-1/叩き」ダメージを与えます。人間の場合、2本の腕を持っていることは0CPの特徴です。「追加の腕」1本につき、基本コストは10CPです。
「腕」と「脚」は殺さずに無力化するにはいい目標です! 生きている目標の場合、大型貫通体・巨大貫通体と刺しダメージの致傷修正は1倍に減少します。大怪我(一撃でHPの半分を超えるダメージ)を受けた場合、その四肢は使えなくなります――しかし、その四肢を使えなくするのに最低限必要な分を超えたダメージはなくなってしまいます。
注:盾を持っている側の腕を狙う場合は命中修正は-4です。
●鎧の隙間を狙う場合、通常の命中部位修正の代わりに、-10の修正で命中判定を行います。命中したときには防護点を半分(端数切捨て)とみなします。これは徹甲除数と重複します。
●ランダムに命中部位表で決める際、3Dしてこの部位に対応する出目は
- 「人間と人間型生物の命中部位表」では、右腕は8、左腕は12。
- 「人間型以外の命中部位表」ではとっちらかっていて一定ではありません。
●「部位が使えなくなる負傷」における腕:
手が使えなくなった場合と同じです――もっとも、手が使えなくても、肘の関節に挟んで物を持つことはできます。腕が使えなくなると、何も持つことはできません。腕を切り飛ばされたのでない限り(GMが決めます)、盾は落ちません。体の前にぶら下がった状態になります。「止め」を行なうことはできません。防御ボーナスを1減少させます。傷が癒えるまで、「片腕」の特徴の効果を受けます。
●「部位が使えなくなる負傷」の限界を適用する前に、負傷がその部位を使えなくする必要な量の2倍以上だった場合、その部位は使えなくなっただけでなく“破壊”されてしまいます。切りや爆発による攻撃は、四肢や末端部位を切断してしまいます。それ以外の攻撃であれば、回復不可能なほど潰れたり焼かれたりします。
●もし「致死性の電気ダメージ」の負傷が腕や手に対するものだった場合、目標は意志力判定を行なわなければなりません。失敗すると、そちらの手に持っている物を落としてしまいます。
●「分離式肉体部位」で切り離した腕:
腕には、DX、ST÷4の移動力、およびDX÷2+3のよけがあります。STに関しては、殴打または格闘の際はSTそのままを使用でき、組みつきや引き倒しを行なう時はST÷2を用います。手がある場合、パンチまたは組みつき(立っている敵の足または脚のみ)、または-2のダメージで片手武器を使用できます。手を欠いている場合、パンチの威力で殴打することはできます。
●人型生物の肉体部位のHP/四肢:
四肢(腕、脚、攻撃部位、ものをつかむことができる尻尾): HPの半分を超える負傷。
●「命中部位表」の「四脚、六脚、ケンタウロス型、トリ型命中部位表」において
ケンタウロス型の「腕」というのは上部にのみある人間の腕を意味します。
●「命中部位表」の「ヘビ型、タコ型、カニ型、魚型、クモ型命中部位表」(Vermiform, Octopod, Cancroid, Ichthyoid, and Arachnoid Hit Location Table)
カニ型の場合、「腕」というのは前肢のハサミのことです。
名称 (原書名) | 命中修正 (鎧の隙間を狙う場合) | HPの割合 | ||
---|---|---|---|---|
頭部(Head) 頭蓋骨と目と顔 | 目(Eye) | -9(-10) 「命中させられやすい」 場合は-6 | 1/10 | |
頭蓋骨(Skull) | -7(-10) | 「追加の頭」のHPは 「HP×2÷頭の数」。 さらに特別限定 「脳がない」なら 「HP×1.5÷頭の数」。 | ||
顔(Face) | -5(-10) | |||
全身鎧 (Full Suit) 首と胴体と鼠径部と 腕と脚と手と足 | 体(Body) 首と胴体と鼠径部 | 首(Neck) | HPそのまま | |
胴体(Torso) | 0(-8) | |||
鼠径部(Groin) | -3(-10) | |||
重要器官(Vitals) | ||||
四肢(Limb) 腕と脚、攻撃部位、 ものがつかめる尻尾 | 腕(Arm) | -2(-10) 盾を持っている側の腕は倍 | 1/2、より正確には 1/その四肢の本数 | |
脚(Leg) | ||||
末端(Extremity) 手と足、尻尾、ひれ、 脳のない追加の頭 | 手(Hands) | -4(-10) 盾を持っている側の手は倍 | 1/3、より正確には 1/(その末端の本数×1.5) | |
足(Feet) |
身体部位に関する特徴
- 代表例
テクニック
主な関連ルール
- 鎧表
- 部位が使えなくなる負傷(CRIPPLING INJURY)
- 命中部位ルール(HIT LOCATION)
- 「命中部位表」(HIT LOCATION TABLES)
- 「人間と人間型生物の命中部位表」(HUMAN AND HUMANOID HIT LOCATION TABLE)
- 「人間型以外の命中部位表」(NON-HUMANOID HIT LOCATION TABLES)
- 「四脚、六脚、ケンタウロス型、トリ型命中部位表」(Quadruped, Hexapod, Centaur, and Avian Hit Location Table)
- 「ヘビ型、タコ型、カニ型、魚型、クモ型命中部位表」(Vermiform, Octopod, Cancroid, Ichthyoid, and Arachnoid Hit Location Table)
- 「乗り物命中部位表」(VEHICLE HIT LOCATION TABLE)
- 「搭乗者命中表」(OCCUPANT HIT TABLE)
- コラム:鎧の隙間を狙う(Targeting Chinks in Armor)
- 組みつきと命中部位(Grappling and Hit Location)
- ランダム命中部位(Random Hit Location)
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