汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

爬虫人

 火の元素と結びついた種族で、いわゆる一般的なファンタジー世界におけるリザードマンに相当する。爬虫人は、それぞれ所属する部族ごとに個別の炎の小神がおり、自分の部族の小神だけを奉る神権政治で統治されている。同じ部族の者には高いモラルを示すが、部族が異なると同じ爬虫人でも敵に近い認識があり、それぞれの部族が武力を用いた露骨な覇権争いを行っている。他の種族に対してもおおむね狭量であり、そのため(リアド大陸では)人間ほど広大に勢力を伸ばせないでいる。リアドの爬虫人は雌(正確には中性体)が社会を支配しており、雄は知能が低い。
身体形状:爬虫類の特徴を備えた人型生物。
支配領域:砂漠や岩山などの乾燥地帯。高温でないと卵が孵化できないため暑い所を好む。リアドでは北東部のシュルシュシシィやグラダスの北の未踏砂漠、カルシファードのマダスカル島に多い。マーディールの南部は爬虫人が圧倒的。……ただし、人間が住むような地域にも居住するため問題が起きやすい。
使用言語:爬虫人語
社会形態:数百人〜数千人の家族=部族で、女王を中心としたピラミッド構造で複雑な巣穴を維持する。恐らく狩猟採取が中心。
家族制度:上記参照。繁殖用に存在する男性が女王の卵を受精させ、生殖と無縁な仕事用の亜種を生み出す。
一般的性向:部族を最優先し、異部族や異種族の利害や生命には無頓着。拡張主義者で侵略や略奪、異種族の虐待も平気な者が多い。稀には他者と共存できる者もいる。
長所:鱗が身を守る。赤外線視覚を持つ。亀人や蛇人は火の元素魔法を用いる。その他亜種毎に様々。
短所:部族以外の利害を考慮できない者がほとんど。部族の役割に束縛され、蛇人以外は使命がない限り冒険ができない。異種族からは不信感どころか敵対心を向けられ、一般には〈悪魔〉信者並の扱いを受ける。その他亜種毎に様々。特に女王は火炎袋を破られて自爆する危険性あり(笑)。
命名法則:上位亜種は「個人名」を持ち、火や星、身体特徴にちなんだ名前を付ける。蜥蜴人は年齢・番号・職種で呼ばれる。
 ※マーディールには、他にも様々な爬虫人系の種族がいるそうです。

レポート Raid the Moon ■第3版完訳版キャラクター作成ルール

■蜥蜴人基本セット改(+15cp)

体力+2、知力-2、生命力+1(15cp)。
赤外線視覚(15cp) 暗闇の戦闘でもペナルティは-1のみ。隠蔽物発見の視覚判定+2。過去1時間以内の追跡であれば、<追跡>に+3修正。
防護点L1(5cp) 鱗による防護点。さらに防具で強化可能。
尻尾L2(15cp+5cp) 攻撃に使用可能。ダメージは「叩き/振り+2/長さC,1(後方)」。
切断されても、一生に一度だけ生え変わる。

短命L1(-10cp) 人間の半分。25歳から老化が始まる。
性的不能(-5cp) 性別がなく、生殖能力がない。精神的には中性。
地位レベル-2/最下層民(-10cp)
義務感/出身部族(-5cp)、朴念仁(-10cp)

■蜥蜴人に多い特徴

 外見は直立した蜥蜴で、体格が良く、腕力が強いです。尻尾も生えており、これによって強烈な横殴り攻撃が可能です。下手な武器を振るうよりも強いでしょう。また、蜥蜴のしっぽ切り宜しく、この尻尾は一度だけ生え変わる性質があります。

 蜥蜴人は部族内では最下層の労働階級であり、末端の兵士でもあります。略奪隊などで編成に組み入れられる蜥蜴人は、死んだ同族の皮を使ったレザーアーマーを身にまとい、ガラスの剣で武装しています。

 種族的に知能が元々低い事と、最初から逆らう権利などない事から、盲目的に命令される事に慣れた奴隷根性の者で大多数を占めています。これは「優柔不断」(-10cp)や「朴訥」(-10cp)で表現されます。兵隊役の場合、命令されたことを即実行することが望ましいため、「直情」や「残忍」を持つ個体が喜ばれます。
 蜥蜴人が所有する技能は、役割に応じて個体差があります。略奪隊に参加する兵卒であれば、複数の戦闘技能を習得していますが、建設に携わる作業員や、子供の育児に携わる保育士などは、最低限の戦闘技能しか習得していません。いざとなれば戦力として総動員されるので、どの個体も武器技能一つと<格闘>くらいは所有していますが。

 精神的には、部族が崇める神より、生きるために必要不可欠な部族全体に「義務感」を持っているため、上司である亀人や蛇人の命令に盲目的に忠実に従い、何の疑問を持つ事もなく死んでいきます。一応、神も信仰しており、行動の理由付けにはなっていますが、元々知能が低い上、休む間もほとんどないブラック環境で延々と働き続けて思考停止しているため、信仰にかまうほどの余裕もないのです。人間の平信者程度の信仰心と考えていいでしょう。

 その多くは25CPで作成され、運良く生き残った古参エリート歩兵でも、せいぜい50CP程度です。ごくごく稀に100CPの英雄がいますが、知能が高く独立心が強くなってしまう事から、部族からはぐれてしまう事が多いようです。そのため社会的にも歓迎されません。
 そういった事情ではぐれた蜥蜴人をPCキャラとして使えなくもありませんが、爬虫人社会、人間社会の双方から敵対反応を示されるため、お勧めはしません。部族からはぐれた蜥蜴人の内、生き延びる者の多くは<悪魔>信仰に鞍替えし、「シェクラシュ」(ルナル完訳版p175)と呼ばれる双頭の爬虫人となってしまっている場合がほとんどです。

 蜥蜴人に固有の名前はなく、就いている職業と番号で呼ばれます。
例:「ソルジャー01(兵卒)」「ワーカー04(作業員)」「ナース09(保育士)」など。

■亀人基本セット改(+35cp)

体力+1、知力+1(20cp)
赤外線視覚(15cp) 暗闇の戦闘でもペナルティは-1のみ。隠蔽物発見の視覚判定+2。過去1時間以内の追跡であれば、<追跡>に+3修正。
防護点L2(10cp) 鱗と固い甲羅による防護点。さらに防具で強化可能。
長寿(5cp) 寿命は人間と同じ。老化の進行が遅い。
水中行動(10cp) <水泳>が敏捷力に等しくなる。移動力が陸上と同じ。
地位レベル1/司祭長(5cp)
カリスマL1(5cp)、魔法の素質L1(15cp)

短足(-5cp) 陸上での移動力-1。陸上移動に関連した技能
(<軽業><跳躍><登攀><ランニング><行軍>など)に-3のペナルティ。
性的不能(-5cp) 性別がなく、生殖能力がない。精神的には中性。
熱狂/部族の神(-15cp)、朴念仁(-10cp)、義務感/出身部族(-5cp)
強迫観念/毎日の祈り(-10cp)
就寝前に、神に今日あった事の報告を脳内で行う。
神は気まぐれに亀人たちの「報告内容」を読み取り、
部族全体の方針決定の参考にしている。

■亀人に多い特徴

 外見は二足歩行の亀です。固い甲羅で覆われています。尻尾は生えていますが退化しており、ただの飾りに過ぎません。生え変わり能力も喪失しています。

 亀人は政治、経済を司り、爬虫人の神権政治の代行人です。政策実行役兼護衛として、しばしば蜥蜴人兵士の群れを引き連れています。 神への信仰心が非常に厚く、人生を崇める神の発展のために注ぎます。常に神の利益を第1に考えており、そのために蜥蜴人や、自分自身でさえも使い捨てる事に躊躇しません。亀らしく「誠実」や「頑固」な者が多数派を占めています。
 亀人も蜥蜴人と同じく、役割に応じて習得技能に差があります。略奪隊を指揮する者であれば魔法戦士として高い戦闘力を持ちますが、行政や女王の世話係となると、知識系、社交系技能に特化し、戦闘技能はほとんど習得していません。
 もっとも、いざとなったら全員が総動員で戦力になりますので、行政官であってもある程度の近接戦闘の訓練は積んでいます。
 また、亀らしく水中での行動は得意で、火の元素神を崇める種族でありながら、水中の主戦力と成り得ます。また、<防熱>などで熱からの防御を行えば、溶岩の中を水中のように泳ぐことが可能です。

 社会行政の全般を担当する亀人ですが、例外的に外交は行いません。というのも、外交するためには他種族の言語や文化に精通せねばならず、ただ火の元素神のためだけに生きる亀人にとって、異文化の知識の習得作業など無駄以外の何でもなく、興味すら湧きません。そのため、それらのジャンルだけは蛇人(後述)に一任し、手を出そうとしません。

 亀人は爬虫人の中ではエリート層です。おおよそ50CPで作成され、年数を重ねるごとに経験を積み、古参になるまで生き延びれば100〜150CP程度まで成長します。稀に優秀な100cp生まれの個体が発生し、優れた行政手腕を見せることになります。
 生まれつき、神への忠誠心が刷り込まれているため、PCキャラとしては不適切です。

 亀人は、正式な地位に就いた時点で女王から固有の名前を貰います。
例:「夕方の陽炎」「舞い散る火の粉」など。

■蛇人基本セット改(+40cp)

知力+1(10cp)
赤外線視覚(15cp) 暗闇の戦闘でもペナルティは-1のみ。隠蔽物発見の視覚判定+2。過去1時間以内の追跡であれば、<追跡>に+3修正。
防護点L1(5cp) 鱗による防護点。さらに防具で強化可能。
一本足(0cp) 足が真ん中から生えた一本のみだが、行動に支障なし。
尻尾による攻撃は蹴りとして扱う。生命力に等しいダメージで使えなくなる。
地位レベル1/宮廷魔術師(5cp)
魔法の素質L2(25cp)

性的不能(-5cp) 性別がなく、生殖能力がない。精神的には中性。
好奇心L1(-5cp)
義務感/崇める神と出身部族(-10cp)

■蛇人に多い特徴

 外見は、上半身は蜥蜴人と同じですが、下半身の足に相当する部分が一本の蛇のしっぽであり、いわゆるナーガのような外見をしています。歩行能力は人間とほぼ同じ性能で、移動に何ら支障はありません。
 ただし、見た目は尻尾ですが実際は足が変化したものなので、この「尻尾」に生え変わり能力はありません。

 蛇人は参謀役で、爬虫人ですが例外的に感性豊かで、皮肉を言ったりもします。戦術の基本として「敵に勝つためには、まず敵を理解せねばならない」という真理があるため、他者の立場で考えられる存在が必要なのです。そのため、どの部族でも少数生産され、宮廷魔術師のような地位にいます。

 平常時は、爬虫人社会には何の役に立たない「文化」の研究を行っており、他種族の言語や風習に精通しています。
 蛇人は他の爬虫人と異なり、神への信仰を盲信しておらず(「熱狂/神」や「朴念仁」を持っていません)、あくまで理性的に神に「協力」しているに過ぎません。部族や神を大事に思う心は変わりませんが、それは自分たちの利益になるからという明確な理由があります。

 ただし、その「自由意思」の代償として、エリート階級で唯一「はぐれ爬虫人」を生み出す弊害もあります。 他種族の「文化」への知的好奇心が抑えきれず出奔したり、そこまで行かずとも、長期探求と称して部族とのコンタクトをあまり取らず、外で延々と冒険を楽しんでいる「放心」持ちの個体も時々います。また、部族の神があまりに愚行の決断を繰り返す脳筋の神だと、失望のあまり自発的に出ていくケースも、ごく稀ですがあるようです。

 蛇人は基本的に100cpで生産され、経験を積んで150cp程度まで成長します。優秀な個体であれば200cpくらいまで達し、一流魔術師になる事もあります。どうしても爬虫人をPCキャラとして使いたいのであれば、蛇人が妥当でしょう。

 蛇人もまた、正式な地位に就いた時点で女王から固有の名前を貰います。
例:「跳ねる尻尾」「夜の煌めき」など。

■鰐人基本セット改(+100cp)

体力倍増1レベル(+50cp) 種族のみの特徴。体力2倍。
敏捷力+1、生命力+1(+20cp)
地位レベル2/騎士(10cp)、財産/快適(10cp)、我慢強さ(10cp)
赤外線視覚(15cp) 暗闇の戦闘でもペナルティは-1のみ。隠蔽物発見の視覚判定+2。過去1時間以内の追跡であれば、<追跡>に+3修正。
防護点L2(10cp) 鱗による防護点。さらに防具で強化可能。
牙L1(5cp) 命中はパンチと同様。ダメージは「切り/突き-2(長さC)」
尻尾L2(15cp+5cp) 攻撃に使用可能。ダメージは「叩き/振り+2/長さC,1(後方)」。
切断されても、一生に一度だけ生え変わる。

性的不能(-5cp) 性別がなく、生殖能力がない。精神的には中性。
高慢(-5cp)、怠惰(-10cp)
熱狂/部族の神(-15cp)、朴念仁(-10cp)、義務感/女王(-5cp)

■鰐人に多い特徴

 外見は、直立した鰐です。もっとも、鰐に似ているのは頭部と皮膚だけで、体格は長身ですらりとした筋肉質で、身長は2m以上あります。蜥蜴人と同じく尻尾が生えており、切断されても一度だけ生え変わります。

 鰐人は女王の護衛であり、蜥蜴人が使い捨ての兵卒なのに対し、こちらは少数精鋭のエリート戦士です。種族的に体力倍増を持っているため、長槍など大型の武器を準備時間すらかけずにぶんぶんと振り回せます。牙による噛みつきや尻尾での薙ぎ払いも脅威です。

 ただし怠惰な性格であり、一般の労働は一切行いません。白兵戦はゲーム感覚で楽しみながら鍛錬しています。机の上での勉強とか辛気臭い事は嫌いなので、呪文は習得しません。習得している精神系技能と言えば、<戦術>と<地域知識>くらいのものでしょう。
 生まれつき地位が高い存在なだけあってプライドが高く、「自信過剰」な者が多いようです。また、護衛という立場上、女王に近寄ってくる者は即座に制圧せねばならないため、「直情」や「残忍」な者も多いようです。

 稀に女王の勅命で亀人や蛇人の略奪隊や外交使節に随伴することがありますが、地位レベルは彼らよりも高いため、部隊リーダーたる亀人の指示など聞きません。どうしても鰐人に行動を合わせて欲しい場合は、亀人が「提案」の形で提示して、鰐人に対して角が立たない様に配慮します。

 彼らの人生の目的は、女王の守護と崇める神の利益だけです。それらのためならば、面倒でも重い腰を上げ、命を張る事も躊躇しません。現女王が死ねば生きる気力を失い、自分たちもあっさり自決してしまいます。

 鰐人は最低でも150cpで作成されます。200cp以上になれば、近衛隊長として常に女王の傍で仕えています。基本的にNPC専用です。

 鰐人もまた、正式な地位に就いた時点で女王から固有の名前を貰います。
例:「噛み砕く炎の牙」「紅蓮の尾」など。

■恐竜人基本セット改(+300cp)

体力倍増1レベル(+50cp) 種族のみの特徴。体力2倍。
知力+1、生命力+3(+40cp)
財産/富豪(+50cp) 自動的に地位レベル1を得る。
地位レベル3/領主(+10cp) 規模が大きい部族の場合は4に。
後援者/火の元素神(大規模/特殊能力持ち)/頻度:ときどき(+40cp) 日常的に啓示を受け、部族運営の方針を指示される。また、召喚(後述参照)の形で実際に神を召喚し、物質界で力を振るってもらう事も。
炎の御使い/<火吹き>(40cp) 生まれつき<火吹き>の呪文が使用可能。発動判定不要。準備時間や消費は通常通り必要。レベルが必要な場合は15として扱う。炎の息の命中判定は<魔法の息>技能で行う。
生まれつき<火の元素語>を知力に等しいレベルで習得している。(+2cp)
我慢強さ(+10cp)

赤外線視覚(15cp) 暗闇の戦闘でもペナルティは-1のみ。隠蔽物発見の視覚判定+2。過去1時間以内の追跡であれば、<追跡>に+3修正。
不老(+15cp) 寿命自体は存在せず、延々と成長し続ける。
受動防御L2(+50cp)、防護点L2(+10cp) 鱗による防護効果。
巨体L1(+3cp) 直立状態でサイズ2ヘクス。全長4ヘクスに達する。尻尾の長さも伸びるため、2ヘクスまで届くようになる。
牙L1(5cp) 命中はパンチと同様。ダメージは「切り/突き-2/長さC」
尻尾L2(15cp+5cp) 攻撃に使用可能。ダメージは「叩き/振り+2/長さC,1-2(後方)」。切断されても、一生に一度だけ生え変わる。「巨体」なので射程が伸びている事に注意。

熱狂/部族の神(-15cp)、朴念仁(-10cp)、義務感/自身の部族(-5cp)
使命/産卵/ほぼいつも(-15cp) 毎日、卵を産む義務がある。
強迫観念/次世代の女王を産むと、厭世気分にとらわれて自決する(-5cp)
強迫観念/毎日の祈り(-10cp) 就寝前に、神に今日あった事の報告を脳内で行う。神は「報告内容」を読み取り、部族全体の方針を決める。

■恐竜人に多い特徴

 外見は身長3メートル強のティラノサウルスです。サイズの合う鎧は生産されておらず、また毎日の業務で鎧など邪魔でしかないため、基本的にアクセサリ以外のものは身に付けていません。

 女王は巣穴の最深部で卵を産み続けており、通常は1つの巣に1頭のみ存在します。周辺には世話役担当の亀人と、護衛の鰐人をはべらせています。
 女王の1日の大半は、亀人との政策協議と、卵を産む事で消費されます。就寝前には、必ず神への祈り(報告)をたっぷり時間をかけて行います。そして定期的に神の召喚儀式を行い、神から直接恩恵を受け取ります。女王は崇める神と自分の部族に深い愛情を抱いており、決して仕事をおろそかにすることはありません。
 部族の性格は女王の性格によってほぼ決まると言ってよく、その女王の性格もまた、崇める火の元素神の神格の影響をモロに受けます。なので、好戦的な元素神を崇める部族の女王は好戦的で、頻繁に他部族に喧嘩を売っている暴君となります。

 女王は基本的に不老なので老化はしませんが、成長しすぎて巨大化すると、自重に耐えかねて身体機能全体が劣化していきます。そして、いよいよ仕事に耐えられないと判断すると、動けなくなる前に次世代の女王の卵を産み、「王女」として大切に育てさせます。王女の教育には、幾人もの優秀な亀人や蛇人が関わります。
 やがて王女が十分に育ったのを見ると、厭世気分にとらわれて自決します。こうして部族全体で世代交代が行われ、組織も一新されます。

 恐竜人は300cp以上で作成され、部族の女王として君臨します。そして、生涯を通じて成長し続けます。女王に固有の名はなく、部族が崇める神の名前と合わせて「女王(クイーン)」とだけ呼ばれます。

■禽竜人基本セット改(-25cp)

体力+3、知力-3、生命力+3(+40cp)
赤外線視覚(15cp) 暗闇の戦闘でもペナルティは-1のみ。隠蔽物発見の視覚判定+2。過去1時間以内の追跡であれば、<追跡>に+3修正。
防護点L1(5cp) 鱗による防護点。

短命L1(-10cp) 人間の半分。25歳から老化が始まる。
地位レベル-4/奴隷(-20cp) 食べて寝て、たまに女王の相手をするだけ。
財産/どん底(-25cp) 所有を認められていない。生活必需品は部族が配給。
くいしんぼ(-5cp)、好色(-15cp)、怠惰(-10cp)

■禽竜人に多い特徴

 禽竜人(きんりゅうじん)は爬虫人のオスであり、イグアノドンのような姿をしており、大きさが小さい事を除けば恐竜人(女王)と似てなくもありません。尻尾は退化しており、戦闘には使えません。

 その暮らしぶりは家畜同然で、怠惰なので食べてゴロゴロしているだけです。禽竜人の大半はぶくぶくと肥え太らされた結果、「肥満L3」(-15cp)の特徴を持っており、まともな労働などできません。

 種族の特徴として「好色」を持っていますが、爬虫人の大半は「中性」として活動しているため、発情する相手は女王だけです。
 その女王である恐竜人は、アリやハチの女王と異なり、体内に精子を長期間貯蔵する器官がないため、定期的に禽竜人から精子を貰う必要があります。つまり彼らは、そのためだけに生かされているのです。
 老化して受精能力が下がったと判断された個体は、部族の食糧として即座に処理されます。
 禽竜人は0CPで作られ、25cpに達する者すらごく稀です。PCとして使うには弱すぎるので、NPC専用です。名前もなく、番号で呼ばれます。
例:「メイル(男性)04」「メイル13」など。

■独自の特徴

「炎の御使い」(CPさまざま)
 元素神の祝福により、生得呪文を授かります。表記は「炎の御使い/<>(呪文名)」となります。これは、元素神が対象個体に何らかの使命を果たさせるためのもので、どの亜種生まれでも授かる可能性があります。大半の者は1つだけですが、中には複数個の祝福を受けている場合もあります。

 どの呪文を授かるかはランダム(神の意思次第)ですが、必ず火霊呪文の中から選ばれます。必要CPは、その呪文を魔化する際の必要エネルギーの2%です。その呪文の魔化品を使用の際、魔法の素質を必要とする場合はCPを倍化します。よく見られるのは、<火炎>(6cp)、<防熱>(16cp)、<火炎武器>(30cp)、<聖火>(16cp)などです。女王の生得呪文<火吹き>も、この特徴と同じものです。
 発動は判定不要で自動成功しますが、即決勝負などが必要な場合は15レベルとして扱います。呪文発動に必要な準備時間や消費コストは、通常通り支払わねばなりません。

「地位レベル3/近衛隊長」(5cp)
 鰐人のみの特徴です。大規模になった部族で、特に優れた個体が隊長格として選別され、全ての鰐人に命令可能な立場となります。通常は「有力領主」(下記参照)となった女王の下にしか存在しません。

「地位レベル4/有力領主」(5cp)
 恐竜人のみの特徴です。特に大規模な部族を率いる女王は、通常より高い地位として見なされます。地位レベル3の小規模部族を複数束ねる立場となり、同じ勢力内に複数の女王が存在する形になります。

「はぐれトカゲ(はぐれナーガ)」(-5cp/-15cp)
 何らかの理由で、部族からはぐれて単独行動を行う爬虫人です。理由は様々ですが(自発的に離れた、戦争に負けて部族ごと滅ぼされて落ち延びた等)、通常はこの状態になると爬虫人社会では「地位レベル-4」扱いとなり、帰る場所がなくなります。爬虫人の部族は、他の部族出身者など決して受け入れませんし、出身部族も裏切り者に対しては徹底して非寛容です。
 はぐれトカゲの割合は、最も人口比率の多い蜥蜴人が圧倒的に多く、次いでごく少数の蛇人となっています。それ以外の種族は自発的にはぐれる事などなく、何らかの事情で部族に帰れなくなった場合、速やかに自決します。禽竜人は自活能力などないので、ほどなくして餓死します。

 蜥蜴人の場合は-5cp、蛇人の場合は-15cpの特徴として扱われます。CP計算上、「地位レベル」が-4まで下降する代わりに、出身部族への「義務感」がなくなる処理が為されます。蛇人の場合は「神への義務感」も同時に喪失します。

■特殊装備

★ガラスの武器
 爬虫人たちは、元素神より「鋼のように硬質のガラス質の物質」の知識を授かっており、これで武器を生成する事ができます。これらは自動的に「上質」の武器として扱われます。ただし「最高品質」は存在しません。主に斧、剣、槍で作られ、刃物が付いた武器であればダメージが+1されます(上質の鈍器の場合は、ファンブルで壊れなくなるだけです)。「ガラスの武器」は通称であって、実際には石英ガラスに近い未知の物質です。鉄ではないため、通常の剣のように磁力の影響を受けません。

 「ガラスの武器」の価格は、武器の通常価格に100ムーナ追加したものになります。随分と安いかもしれませんが、この素材は一度折れると、相当な超高熱でないと再接合できない性質があるため、通常は使い捨てです。技術を知る爬虫人たちですら修理は行わず、再生産した方が早くて安いため、使い捨てにしています。
 破棄されたガラスの武器は一か所に集められ、粉砕して粉状にしてから、再生産のための材料として還元されます。

 このガラス状の物質は、一部は鎧にも使われています。鱗状にしてレザー・アーマーに張りつけ、強靭な防御力を得るわけです。この鎧はルール上、「スケイル・アーマー」として扱われます。製造に手間がかかるため、上級戦士(鰐人の近衛兵など)用として少数生産されています。
★マグザード(「ルナル完全版」p203)
 爬虫人が、荷運びや戦闘で使役している巨大なトカゲです。背中に10本の角が生えており、遠目で見ると籠を背負っているように見えます。この「籠」スペースが、荷物を載せたり爬虫人が乗り込んで戦うのに、非常に都合がよいわけです。
 この生き物は磁力を攻撃・防御手段として使う性質があるため、これを運用する爬虫人たちは、磁力の影響を受けないガラスの武器を装備しているわけです。

 爬虫人は1000ムーナを払う事で、5レベル調教済みのマグザード1頭を所有する事ができます。大抵は有力な亀人(財産持ち)が所有しますが、実際の管理や運用は、配下の蜥蜴人が行うケースが多く、蜥蜴人もそれに応じた動物系技能を習得しています。
 マグザードの移動力は決して早くありませんが、砂漠で歩くのに適した形状の足なので、普通に歩くよりはずっと早く移動できます(移動のルールを用いる場合、マグザードが砂漠を歩く場合に限り、地形を「標準的な地形」として扱います…普通に徒歩で砂漠を歩く時の5倍速になります)。

■共通技能

 爬虫人であれば、階級に関係なく習得可能な技能です。
<現代爬虫人語>(精神/並)
 爬虫人たちの母語となります。技能なし値が知力と等しくなります。
<御者/マグザード>(精神/並)
 爬虫人のみ、マグザードを家畜として扱う事が可能です。何かを載せて移動する時に使うことになるでしょう。攻撃指示を出す際にも使います。
<乗馬/マグザード>(肉体/並)
 マグザードに騎乗して操作するための技能です。戦闘で扱う場合、乗馬戦闘ルールに従って処理して下さい。

■独自の技能

 こちらは亀人以上のエリート階級のみが習得可能な技能です。
<火の元素語>(精神/並)
 銀の月が到来した初期に使用されていた言語です。元素獣は今でもこの言語で会話します(会話するだけの知能がなくとも理解はできます)。亀人以上のエリート階級の者が、呪文を詠唱する際に言語が必要な場合、これが使われます。元素獣の召喚後、交渉する場合もこの言語で行われます。とりあえず10レベル以上あれば、喋るのに問題はありません。
 恐竜人の女王のみ、生まれつき知力に等しいレベルでこれを習得しており、神に語りかける際にこれを用います。
<動物使役/マグザード>(精神/難)
 マグザードを飼いならすのに必要な技能です。主に亀人の調教師が習得しています。
<鍛冶屋/TL7>(精神/並)
 爬虫人たちは、石炭からコークスを生成し、高温精錬が可能な高炉を運用する技術を元素神より教わっています。これにより石油精製や、高温精錬でないと取り出せない金属インゴットの生成、高度な合金作成を行います。
<地質学/TL7>(精神/難)
 爬虫人たちは、原油を掘り出して精製し、石油化合物を扱う方法を元素神より教わっています。石油化合物は、主に高炉、暖房施設の燃料(重油や灯油など)や防水素材(アスファルト)として使われます。

<冶金/TL7>(精神/難)
 ルナル世界では一般に未知の金属の生成方法や、高度な合金技術を元素神より教わっています。タングステンなど、高炉がないと入手困難な金属を精錬する方法や、ステンレスやコバルト合金といった高度な合金の作り方などを知っています。
 強靭な「ガラスの武器」も、この知識を元に作られています。
<錬金術>(精神/至難)
 魔法の素材を用いたエリクサーを生成できます。これも元素神から下賜された知識の一つです。新エリクサーの開発は「研究」に属するため、通常は蛇人がこの技能を高レベルで習得しています。亀人も、どこぞで拾った未知のエリクサー解析のために習得していることがあります。
 爬虫人部族にはウィザードがいませんが(社会思想的に共生不可)、この技能のおかげでエリクサーの調達に苦労していません。
<炎の契約>(精神/難)
 元素獣相手に特化した<外交>技能です。またこの技能には、各元素獣の大よその生態知識も含まれています。元素獣は、それぞれの(元素界での)生態に応じた特殊な慣習や思考をしており、<源人>の子孫の常識や倫理は一切通用しないため、この技能による交渉でしか契約できません。

 <元素獣の召喚>の呪文(後述)によって召喚された元素獣は、召喚後にこの技能によって契約を行う事で、忠実に仕えてくれるようになります。契約が終わるまでは、相手は完全な自律意思を持って存在しているため、従わせることはできません。

 術者が同時に従えておける元素獣の数は、この技能レベルの5分の1(端数切り上げ)までとなります。また、元素獣の召喚コストに等しいレベルでこの技能を保有していないと、その元素獣との契約は成功しません(作成段階で元素獣を保持しておくための指標となります)。おおよその元素獣の召喚コストは8〜12なので、12レベルあればたいていは事足りるでしょう。
 なお、契約に必要な技能レベルは、どんなに召喚コストが高くても最大で20となります(火の元素獣フェニックス(召喚コスト200!)も、20レベルあれば契約成功というわけです)。

 元素獣との契約は、術者が契約を解約するまで有効であり続けます。距離は関係なくなり、例えば元素獣をどこか術者から離れた地に配置し、見張りをさせたり伝言を頼んだりすることも可能です。
 元素獣のHPがゼロ以下になると、毎ターンの始めに生命力基準の意識維持判定を行い、失敗すると元素界に帰ってしまいます。また、マイナス生命力値まで達し、生死判定が必要になった場合、自動的に元素界へと送還されてしまいます。ただしこれらは一時的なもので、HPが回復すれば再び呼び出せるようになります。HPの回復度合いは、1日に付き1D点となり、マイナス生命力以下でなければ、完治していなくとも召喚可能です。

修正:NPCへの反応修正がそのまま技能レベルに加算されます。「容貌(同性相手の反応)」「カリスマ」「美声」などが有効です。逆に「悪い容貌」「嫌な行動」などのマイナス修正も加わるので注意が必要です。ただし「名声」は異界の元素獣には何の意味も持たないため、基本的に無視します。(元素界に特化した名声などがあれば、それは有効になりますが…)

■習得可能呪文

 エリート階級生まれで「魔法の素質」を持つ者は、肉体操作系、火霊系、治癒系、精神操作系、死霊系の5種の呪文を習得可能となります。系統外の呪文が前提条件に入っている場合、それらは無視できます。さらに、以下の独自呪文が習得可能です。

<元素獣の召喚> 特殊
 特定の元素獣1体を召喚します。呪文名は<サラマンドラの召喚>とか<アグニの召喚>など、召喚する元素獣に対応する名称にして下さい。爬虫人の場合、火の元素獣に対応した召喚呪文を習得する事ができます。
 召喚コストは元素獣ごとに決められており、消費コスト1点ごとに集中1時間、召喚費用が50ムーナかかります。ゲーム開始時に召喚獣を保持しておきたい場合、召喚費用を財産から払っておく形となります。

 召喚儀式の判定に失敗しても、作った祭壇は無駄にはなりませんが、丸一日置かないと再度召喚を試みる事はできません(パワーが回復してないので自動失敗となります)。またファンブルした場合、召喚獣が現れますが祭壇を破壊し、元素界へと帰ってしまいます。その際、術者も攻撃を受ける可能性があります(処理が面倒なら、術者に3Dダメージを与えて帰ったという事にして下さい)。

 召喚後、<炎の契約>技能(上記)で契約を終えた元素獣は、普段は元素界に待機させておき、1ターンの集中で呼び出すことが可能です。その際、この呪文の判定が再び必要となります(通常呪文と同じく、呼び出す場所までの距離ヘクス数が判定時のマイナス修正になります)。召喚コストは、契約前に呼び出した時の半分だけ消費します。
 元素獣の呼び出しは1回に付き1体だけで、命令も1体ごとに行います。命令には最低1ターンかかります(「そこのドアを開けろ」「奴らを殺せ」など)。複雑な行動をさせる場合、人間に指示を与えるのと同等の時間がかかります。

■持続:1時間、維持不可 ●消費:元素獣ごとに固定 ◆準備:エネルギー1点ごとに1時間。これらは連続して行わなければならない。熟練によるコスト減少で準備時間も短縮される。 ★前提:素質1 ▲魔化:召喚する元素獣のイメージを刻んだ杖、錫杖、装身具など。必要エネルギー800。$1300相当の銀とプラチナが必要。
[召喚可能な火の元素獣]
★サラマンドラ(ルナル完全版p184) 召喚コスト:4
 小さな赤いトカゲ。炎を吸収したり吐いたりする。
★アグニ(ルナル完全版p185) 召喚コスト:8
 下半身が炎の蜥蜴人の剣士。優秀な兵士。
★フェニックス(ルナル完全版p185) 召喚コスト:300
 炎をまとう不死鳥。神に等しい存在。
★ウィル・オ・ウィスプ(ルナル完全版p185) 召喚コスト:2
 3つで1組の光の玉。発光能力で支援を行う。
★トゥールスチャ(ルナル完全版p185) 召喚コスト:4
 緑色の炎の柱。見た目に反し、精神操作のみ行う。
<元素神の召喚>(至難) 特殊
 元素神を現世に召喚するための呪文です。必要コストが膨大であるため、必然的に儀式魔法になります(60時間…3日近くかかり、命懸けです)。ルール的には魔化系呪文<大祈願>を習得容易にした代わりに、失敗時のリスクを高めたものとして扱います。目標値はどんなに呪文レベルが高くとも、最大で15にしかなりません。呪文発動に失敗している場合はファンブル扱いとなり、以下のファンブル表を振ります。

★神霊召喚ファンブル表

3〜5:何も起こらない。
6〜9:硫黄の匂いが漂う。かなりくさいが実害はない。
10〜12:儀式場が爆発する。ただし逃げ出す余裕はある。
13〜15:儀式場が爆発する。参列者は全員3Dのダメージを受ける。
16〜18:元素神が一時的に現れて暴走する。参列者は全員6Dのダメージを受ける。

 この呪文で、神が地上まで降りるのに通りやすいゲートを作ることができますが、実際にゲートを抜けてやってくるかどうかは、呼ばれた神の意思次第です。
 「後援者/元素神」の特徴を持つ女王(恐竜人)の参加するのはそのためで、呪文が成功してゲートが開いた段階で、女王が火の元素語で「やってほしい」事と「そのために召喚に応じてほしい」事を神に対して告げるわけです(女王の仕事はよびかけだけなので、女王本人が呪文を習得して儀式に参加する必要はありません。そもそも儀式で時間を取られていたら、卵を産むという最も大事な役割がこなせなくなります)。

 目標値9の登場判定に成功すれば元素神が降臨し、願いをかなえてくれます。失敗した場合は、何も起こりません。

 爬虫人たちが頻繁に儀式を行う最大の理由は、敵勢力を殲滅するための「攻撃兵器」として神の力を借りるためです。もっとも、他部族に抗争するようにけしかけているのは、その神自身なのですが。
 他、精錬に必要な高熱をごく短期間で供給したい場合に呼び出したり(神の火を使えば、ごく短時間でガラスの武器の大量精錬が終わります)、居住地の気候が寒冷化するのを食い止めてもらったりと、爬虫人の手に余る面倒な問題はたいてい神頼みです。

■持続:神が願いを1つ聞き届けるまで ●消費:元素神ごとに異なるが、小神ならば通常は300。元素神が好む生贄があれば100〜150ほど補える(生贄の内容は元素神の性格による。たいていは生命エネルギー)。 ◆準備:6時間 ★前提:素質1

■ウィザードの扱い

 爬虫人の場合、どの階級種族でもウィザード素養者が生まれる可能性があります。しかし、大半の爬虫人部族が人間社会に対して敵対的なので、素養者が平和的に拾われる事はありません(そもそも幼少期の爬虫人を他種族と会わせるような機会がありません)。もし爬虫人のウィザードなどというものがいるとすれば、相当な「特殊な背景」があるのでしょう。

★元ルールからの変更点

 小説の「ルナルジェネレーション」にて、「爬虫人のしっぽは再生する」とあるのに、現行ルールではそのような能力が全く再現されていなかったので、まずはこれを追加しました。妖魔夜行の「生え変わり」の特徴は40CPですが、「一生に一度」「尻尾だけ」というごく限定的な条件なので、「高速治癒」のバリエーションとして処理し、5CPの特徴としました。

 また、「炎の御使い」の特徴は、マジック完全版に掲載されている「生得魔法」の形に変更しました。元ルールよりも、こちらの方が色々と融通が利いて使いやすいからです。元ルールでは妖魔夜行の妖術でCP計算されていた女王のブレス能力も、これに置き換えています。火炎袋の爆発要素はなくなりました(笑)。

 「性的不能」に関しては賛否両論あり、「性別がない=性的魅力などの攻撃を受けない点で有利」→「プラマイ0でよくね?」という解釈が一般的なようですが、もう一つのマイナス点として「こちらからも性的な攻撃ができない(敵の攻略手段を一つ喪失)」という弱点を見逃しているように思われます。管理人個人の考えとしては、「性的魅力がどうこういう以前に、不老でもないくせに生物種として子孫を残せないのは、あまりに致命的すぎる」と、あくまで生物学上の観点から判断して、CPを稼がせています。


 次に、種族別に見ていきます。
 亀人ですが、元ルールでは単に足が遅いだけの「自称カメ」でしたが、やはり水中行動能力をもたせるべきだと判断し、「水中行動」の特徴を持たせています。「火の元素神を崇める種族なのに水??」と思うかもしれませんが、お隣のマーディール大陸では、水中行動が得意な爬虫人種族もいると明記されているので、せっかく亀形態をとっている以上、その片鱗は能力として授かるべきだと判断しました。一応、火霊系呪文<防熱>を15レベル以上で習得すれば起きてる間は永続できるため、溶岩の中を延々と泳ぎ続けることもできます。

 また、鰐人には体力倍増を持たせ、代わりに神への信仰心と女王への忠誠心も持たせています。PCが使う事は想定してない設計なので、立ちはだかる中ボスとしてこれくらいの能力は必要でしょう。現行ルールでは、種族セットがやたら高い割に強いキャラにならない事情もありました。

 他、種族全体として神への「熱狂」を持たせ、神権政治の依存度を強化しています。これは、ルナルの神は明確に実在し、割と頻繁に物質界に降りてくるからこそ信仰心も強化されると判断しての事です。ただし最下層の日常生活に追われてるだけの蜥蜴人と、立場上、思考的自由を持つ蛇人は、相変わらず信仰心が薄くなっており、PCでも使えるキャラにしてあります。

 技能に関してはかなり悩みましたが、「爬虫人たちは石油化合物の利用法や知られざる合金技術があり、未知の素材で都市を形成している」という部分は小説リプレイで確定済みなので、それをどう表現するか?を考えた結果、「高熱を生み出す技術と、それの使い道を火の神が教えた」という解釈にしました。
 石炭をコークスに変えて高炉に利用する技術は、リアル世界では文明レベル5(1700年初頭)の段階で発見されましたが、爬虫人は既に神に教えて貰ったということにすれば、不自然なほど高度な高分子化合物や合金の作る手段を持っていてもおかしくないだろうと判断し、そのような独自技能を設定しました。
 ただし、基礎理論となる<物理学>はTL3のままなので、爬虫人たちは神が用意したマニュアルから逸脱した研究を行う事はありません。


 最後は、神を実際に降臨させるためのルールを明確に決めました。部族の代表たる恐竜人の女王が、生得能力として神を「後援者」として持っており、これのおかげで神が降臨できる事になってます。もっとも、目標値9とあまり高くはないので、神の機嫌が悪い時は来なかったり、憂さ晴らしに炎をまき散らして帰ったりするわけですが。
 なお、<元素神の召喚>の儀式は、わざと中断することでファンブルにすることができます…リプレイで、エフェメラ一行に儀式を妨害された際、儀式に参列していた亀人の司祭がこれを行い、ファンブル表の結果で自分たちごと儀式場にいるエフェメラたちを攻撃するための「武器」として使っていましたが、このルールで再現可能です。

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