最終更新: tyounekogami 2023年12月31日(日) 01:38:51履歴
■《異次元訪問/種別》(至難) 特殊呪文、転送系呪文11、霊・星幽系呪文
《[[異次元訪問]]》術者は自分の肉体から抜けだし、精神体となって異次元を歩き回ることができます。この状態では実体を持たず、周囲の物に対していかなる影響を与えることもできません(一見ありがたくないように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。どんな環境の世界を訪れたとしても物理的な影響を受けないのです)。この状態で呪文を唱えることはできませんが、すでに効果を発揮しているものを維持することはできます。精神や魂に影響するものを除けば、魔法の効果も受けません(術者の魂が、肉体に戻るまでのあいだです)。術者は通常の感覚では感知されません。魔法による力(《星幽視覚》《霊魂感知》《調査感知》などの呪文)だけが、術者を発見できます。
異なる次元を訪れるための呪文は、それぞれ別の呪文になります。どんな異次元が存在して、それぞれどのような特徴があるのかはGMが決めます。術者の感覚は“その世界の平均的な住人のもの"に合わせて変更されます。永遠の暗がりに包まれた異次元なら、術者は「暗視」を得るかもしれません。アストラル界を訪れたのなら、《星幽視覚》を持つかのように感覚が強化されるでしょう。音によってのみ周囲のことを知る異世界であれば「走査感覚(ソナー)」を得るでしょう。元の世界と著しく異なる次元を訪れることは、心構えができていなければ精神に害を及ぼすかもしれません......。
ほとんどの世界において、最も一般的な異次元はアストラル界です。現実世界と重なって存在しており、(元々アストラル界に住むものがいるなら、それらを除いて)姿を見られることなく現実世界を観察することができます。アストラル界を訪れている間、術者は無荷状態の2倍の速度で移動できます。壁や岩、生き物を通過できます。地球の中心に向かうこともできますし、上昇して大気圏外に移動することもできます。《星幽遮断》や《魔法障壁》、《完全障壁》《完全防壁》といった呪文を突破することはできません。《悪霊祓い》も侵入を阻止します。
もし肉体に戻る前に呪文の効果が切れたり、元の肉体が傷つけられた場合、長距離の修正値を用いて生命力判定を行わねばなりません。失敗すると死んでしまいます! 言うまでもないことですが、この呪文の効果時間中、元の肉体は完全に無防備です。もっとも、簡単な医学的な診断によって、肉体は(かろうじて)生きていることが分かります。
呪文の解説
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