最終更新: tominosyou 2024年04月14日(日) 23:13:50履歴
■《隠し部屋》(至難) 特殊呪文、転送系呪文28
《[[隠し部屋]]》ふつうのドアの大きさをした、ポケット次元への扉を開きます。この扉は術者が通過するとすぐに閉じてしまいます(他の人は先に通れば通過することができます)。扉は小さな部屋へと続いています。薄暗い灯りが灯っていて、白塗りの壁に囲まれており、目に見える出口はありません。術者が外に出たいときには、集中するだけで構いません。壁の一面に扉が現れます。これは出発した地点と繋がっています。中の部屋は最大で、一辺の長さが「術者の技能レベル」メートルの立方体です。
現実世界は、ポケット次元に入ってしまった人(物)との接触を完全に失ってしまいます。《方向探知》で発見することはできず、《追跡》は目標を見失ってしまいます(しかし外に出た瞬間追跡を開始します)。同様にポケット次元の内側から現実世界を探ることもできません。
ポケット次元に長時間滞在しようと思ったら、空気、食料、水を充分に準備しなければなりません(快適に過ごそうと思えば灯りも)。同様にごみや汚物の問題も気にしなければなりません。これらの処理が少々厄介になるのですが、ポケット次元の内部はマナの濃度が「疎」です。すべての呪文は-5の修正をうけますし、《活力回復》は効果を発揮しません。
呪文が効果を失ったり、術者が意識を失ったときには、部屋の中身は瞬間移動したかのように元の位置に出現します。それぞれ1Dダメージをうけ、〈身体感覚〉技能の判定に失敗すると肉体的朦朧状態になってしまいます。術者が部屋を出た後でも部屋に残っていた愚かものも同じ影響をうけます。
術者が出発地点とは別の場所に出現したい場合、「出発地点を起点とした、適切な瞬間転移の呪文」を別に唱える必要があります(ただし、マナが疎の状態でです)。
注:ここで説明したポケット次元の“初期設定”を絶対のものと思わないでください。(魔法で一時的につくられた)家具や調度品が豊富な場合もあるでしょうし、幻覚の窓があるものもあるでしょう。他の次元が見えるかどうかはGMの決定次第です。場合によっては、こうして作られるポケット次元は術者の意識(あるいは無意識)の投影であることもあります。
ポケット次元に関するルールは「支配領域」も参考になります。
呪文の解説
魔法関連参照用の定型文
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