『
魔法大全』pp.141-146より。
動物系呪文は、
動物を操ったり、意思を通じ合ったりするための
呪文です。これらの
呪文は、対象となる
動物に特殊な能力を与えるものではありません。操られた
動物は、いつもと変わらない行動しかとれませんが、心に直接聞こえる術者の命令に、出来る限り従おうとします。意思を通じた場合も、
動物が知り理解していることしかわかりません。
中には、特定の種類の生物にしか効果がない
呪文もあります。そのため、ここでは多種多様な
動物を5つの種類に分類します。
昆虫類((ミミズなど、這って進む虫類を含む)、
魚類(ほとんどの軟体動物を含む)、
爬虫類(ほとんどの両生類を含む)、
鳥類、
哺乳類の5つです。以上の分類は、人類学者がほとんどの文化で見出している“生物形態(life form)”による分類に大まかに基づいています。しかし、この疑似科学的な分類が、どのゲーム世界でも現実を反映できるわけではないでしょう。
動物の分類が陸上生物、空中生物、海洋生物の3種ですむ世界もあれば、蛛形綱から鉢虫綱にいたる近代生物学での分類がことごとく登場する世界もあるでしょう。
動物系呪文は、
知性を持たない
動物にしか効果がありません。主として、種族の
知力が5以下の種を指します。例えば
猿など、種族の
知力が6以上の
動物もいくつか存在します。こうした種族に
動物系呪文が適当なのか、
肉体操作系呪文や
精神操作系呪文が適当なのかは、
GMが決定します。
動物系呪文をこめた
魔法の品物には、対応する
動物の姿を刻むか、その生物の歯や骨を埋め込まねばなりません。
- 用語:昆虫類(Vermin)、魚類(Fish)、爬虫類(Reptiles)、鳥類(Birds)、哺乳類(Mammals)
- コラム:合成獣(Hybrids) p.141
- コラム:L-動物制御のエネルギー消費の例(Sample Animal Control Energy Costs ) p.142
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