GURPSよろず - バーサーク

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    第4版『ベーシックセット』第3章「不利な特徴」B148P参照。

    不利特徴「バーサーク」(Berserk) B148P

    バーサーク」[-10CP*]……精、自制可能

     あなたは自分や愛する人を傷つけられると、自制心を失って凶暴になり、見た物や人をすべてその問題の元凶とみなして激烈な攻撃をしかけます。もし「かんしゃく」も持っている場合、緊張状態はすべて「バーサーク」のきっかけとなります。
     1秒間以内にHPの1/4以上のダメージを受けた、あるいは愛する人にそれだけのダメージが与えられるのを目撃したら、あなたは必ず自制判定を行なわなければなりません。失敗するとバーサーク状態になります。また「かんしゃく」の自制判定に失敗した時にも、自動的にバーサーク状態になります。あなたは精神を集中して(戦闘で「集中」行動を選択します)意志力判定に成功すれば、自発的にバーサークすることも可能です。

    バーサーク状態

     バーサーク状態になると以下のルールに従ってください。
    ●もし手持ちの武器を構えている場合
     攻撃できる距離に敵がいれば毎ターン必ず「全力攻撃」を行ないます。攻撃できる範囲にいなければ、「移動」を選択してできるだけ敵に近づきます――もし「移動攻撃」や「移動」して体当たりすることができるならば、あなたはそうします。

    ●一番近くの敵が20メートル以上離れている場合
     長射程武器を持っている場合には長射程攻撃を行なってもかまいません。ただし「狙い」をつけることはありません。もし銃を持っているならば、可能な限りの連射を毎ターン行ないます。再装填することはありません。ただしその武器――と<早抜き/その銃器>技能など――が、“無意識のうちに”再装填できる(1秒以内で再装填できる)ものであれば可能です。弾切れになったら別の銃を抜くか、白兵戦に突進します。

    ●耐久効果
     あなたは朦朧状態になりませんし、「衝撃」の影響を受けません。残りHPが少なくなっても、移動力は減少しません。意識を失うかどうか、あるいは死んでしまうかどうかの判定の時には、生命力に+4の修正があります。こうした判定に成功し続ける限り、狂ったように戦い続けます。HPが-5倍になったら、さすがのあなたも倒れて死んでしまいます。

    ●目前の敵を倒した場合
     再び自制判定を行なって(行なわなくてもかまいません)、成功すればバーサーク状態から抜け出すことができます。判定に失敗したら(あるいは判定を行なわなかったら)、バーサーク状態のまま次の敵を攻撃します。バーサーク状態のキャラクターを引き止めようとした者は敵とみなします。敵を1人倒すごとに1回自制判定を行なうことができます。また、敵が全滅した時(最後の敵を倒したのが自分でなくても)にも、自制判定を行なってバーサーク状態から脱しようと試みることができます。それでもバーサーク状態を脱することができなかったら、次は近くにいる仲間を敵とみなして攻撃します……。

    備考

     バーサーク状態を脱したキャラクターは、それまでに受けた傷の効果を普通に受けるようになります。この時点でHPが0以下になっていれば、意識不明や死亡の生命力判定を(本来の数値で)行なわねばなりません。

    特別増強

    激怒(Battle_Rage):+50%
    「[[激怒>バーサーク#Battle_Rage]]」
    
     あなたはダメージを受けたかどうかに関わらず、戦闘の状況であればいつでもバーサークする可能性があります。これを回避するためには、戦闘に入った最初のターンに自制判定を行なわなければなりません(例えば酒場の喧嘩やボクシングの試合ですら判定が必要です)。

    関連

    狂戦士》(Berserker)
    霊薬冷静薬