GURPSよろず - ビヤーキー
クトゥルフの下級神話生物より。
本サイトでは「ビヤーキー」に名称統一。

ビヤーキー / バイアクヘー(Byakhee)

画像出典:↑マゼラン↑星乃だーつ グーテンベルグの娘
http://darts.kirara.st/
ぬるぬるしたおみせ
blueberryまつげ屋山下和真のえも家
【素材中心】InfinityPiles
https://infinitypiles.booth.pm/
名状し難い
邪神のようなもの
参考文献:Wikipediaニコニコ大百科ピクシブ百科事典
 見た目は体長2〜3メートルの巨大な昆虫。
蟻のように見えるが角は短く、背中はに蝙蝠のような羽、四本の腕。皮膚と目は人間、耳と口は爬虫類のようにも見える。
 旧支配者・ハスターの眷属。
通常は宇宙空間の小惑星や彗星に住んでいる。群れを成すこともあるが、基本的に単独行動。
食性は肉食。大体は星間生物を食っているが、地球に来れば当然のように人間も動物も捕食する。
地球上には生息していないが、黄金の蜂蜜酒と魔法の石笛、ハスターを讃える呪文によって召喚出来る。

■代表的な性質
  • 知能は高く、独自の言語の他にも人間の言葉を理解して喋る事が可能。その為か、神話生物としては例外的に人に懐く事もある。
  • 人間の血液を好み、一度組みついて吸血すると、自身か被害者が死ぬまで離さない。
  • 蜂のような尻にある器官『フーン』を用いる事で、召喚者を伴った超高速飛行が可能。
    • 地球上では時速70km程度だが、宇宙空間では光速の10分の1、本気モードでは光速の400倍にも達し、宇宙旅行も軽々とこなす。
    • ただし宇宙旅行に人間の肉体は耐え切れない為、肉体は一時的に特定の場所に保管し、精神のみを預かって移動する。

ビヤーキー召喚のためのハスター礼賛の呪文
 いあ! いあ! はすたあ! はすたあ くふあやく ぶるぐとむ ぶぐとらぐるん ぶるぐとむ あい! あい! はすたあ!

目次:

第4版でのデータ

 以下はフェイクトゥルフTL8)用のデータで、百鬼夜翔同様にクトゥルフ神話関連クリーチャーも、妖怪として扱っています。これにより、「背景世界の惑星外に本当に宇宙空間が存在しているかどうか」によって2通りのコンセプトが派生します。一つは実際に宇宙空間や銀河が存在して宇宙航行できる世界のもの。もう一つは背景世界は何者かの“ 箱庭 ”で、惑星外の宇宙空間は大規模な「ポケット次元」(「支配領域」参照)に過ぎないというものです。
 このビヤーキーはTL8の世界においてTL3相当です。現代日本の多くの技術産物とは馴染がありません。

「種族テンプレート/ビヤーキー」[300cp]

 「フーン器官」(下記参照)を度外視すれば、一般的なビヤーキー族は350〜500cpほどで作成されますが、ときどき500〜1000cp級の強者も存在したりします。
 知力または意志力が13以上のビヤーキーは、禁断魔術呪文を最低でも1〜4個ほど習得しています。基本的にそのほとんどがハスターやその関係者に関するものです。

独自の特徴

「フーン器官/物理宇宙用」[666cp]
 実際に宇宙航行するための性質です。
GMはビヤーキーのこの第一宇宙速度突破&宇宙飛行能力を舞台装置と割り切る場合、特例として、ハスターからの独自の「福者」[10cp]の効果とするか無料で支給してかまいません。

「フーン器官/物理宇宙用」


「フーン器官/超空間用」[402cp]
 ビヤーキーは「カイム」という空間を作りその中で光速の400倍程度の速度で飛ぶ事もできるとされています。この特徴は「カイム」というハイパースペースを利用して宇宙航行するための性質です。大気圏内では使用できません。
GMはビヤーキーのこの能力を舞台装置と割り切る場合、特例として、ハスターからの独自の「福者」[10cp]の効果とするか無料で支給してかまいません。

「フーン器官/超空間用」


「福者/フーン器官」[10cp]
 GMによる特例によってビヤーキーが使用可能な「福者」です。上記の「フーン器官」を邪神ハスターからの恩寵としてCPで購入せずとも使用できます(ただし、あくまで舞台装置としての役割のみで、「超高速による体当たり」のような実用的な応用はできません)。また、あなたは「飛行」の処理をする際、大気圏の境目や大気圧が薄かったり曖昧な場所でも有利側の裁定で「飛行」を行なえます。
例えばあなたの空中用の「飛行」は本来薄い大気で飛行できなくても、大気圏を離脱するまでは空中用の「飛行」が可能となります。これにより、ビヤーキーは時速70km程度の飛行能力であっても大気圏外(宇宙)まで飛ぶことができます。宇宙からは宇宙用の移動手段に切り替えてください。

独自の技能

万能技能〈フーン器官!〉(知力)
 長距離宇宙航行の再現に究極の鋳型系万能技能を用いるやり方です。これは最終的には設定に準じた舞台演出としてまとめあげます。実質的には “ 実利 ” を再現できそうな技能(例えば転送系呪文の《異次元移動》など)を内包し、大量にペナルティやエネルギー消費を課される内容であろうとも、超達成力の「成功を買う」(「ファンブルから成功へ」なら3WP必要)や「WPをエネルギーに変換」で、その行為を――困難にしている多くの代償を踏み倒して――強引に成功させます。この場合、設定に合致し必要WPが支払える限りは、そのとんでも性能の「ハイコンセプト性質」を(例え目標値2以下になるものでも)行使できるようにします。

よくある性質

 ビヤーキーによく見られる性質です。キャラクター作成の参考にどうぞ。
有利な特徴
  1. [20cp]「ペイロード50L」(「妖力」-10%、「積荷が露出」-50%、計-60%) GM許可の元、BL×5(体力20なら100kg)まで荷重を気にせず騎乗させられます。
  2. [ 1cp]特典安全輸送者」 乗り物の制御技能の代わりに<飛行>技能を用います。
  3. [ 1cp]特典転送実感
  4. [ 1cp]特典体力式捕獲
不利な特徴
  1. [-15cp]「TLが低い3L」 現代舞台のビヤーキーはすでに「TLが低い5L」を持っています。
  2. [-15cp]「会話できない」 ビヤーキーは独自の言語で会話したり、人間の言葉を学習し駆使するこもできますが、中には動物じみたものもいます。会話が多少できて同族がほとんど登場しないようなら「耳障りな声」[-10cp]でもよいでしょう。
  3. [-15cp]「使命/召喚者(15以下)」 ビヤーキーはクトゥルフ神話的存在の中でも比較的人間に召喚・支配されやすい種族です。
  4. [基本-40cp]「/クトゥルフ勢/国家規模の大集団」 ビヤーキーは風の邪神ハスターに仕える奉仕種族であり、水の邪神たるクトゥルフとその眷属とは対立しています。クトゥルフ勢はしばしば地球のCMBの中でも最大規模の勢力とされています。
  5. [-5cp]「苦手/濃厚な“自然”のマナ環境/5分で1d/まれ」 CMBは基本的に、地球の自然やその自浄作用にとって異物的なものです。自然神や精霊が支配する領域では活動に支障がでるでしょう。ただし、風属性の領域は除きます。
技能セット[34cp]

共通技能[30cp]

宇宙航行用[4cp]


モンスターデータ

ビヤーキー(フーン器官/物理宇宙用)1000cp級
■ビヤーキー
サイズ修正:+1;200kg
TL3言語:種族の言語+召喚者の言語(会話・読文ともに母語級);文化:種族の文化
体力:20;敏捷:12;知力:10;生命:10;
HP:15;意思:10;知覚:12;FP:10;
基本致傷力2d-1/3d+2;
BL:40kg(無荷40kg / 軽荷80kg / 並荷120kg / 重荷240kg / 超重荷400kg);
速度:5.5; 移動力:5/ 空中22/ 大気圏離脱22,528(第一宇宙速度は7,900)/ 宇宙飛行188,978,561,024(光速の約630倍)
よけ:8;素手による受け:9;防護点:皮膚2
性質:「種族テンプレート/ビヤーキー」参照。SM+2。「弱み/破邪妖怪殺し意味消滅/×2」
恐怖判定:±0(怪異には無効) GURPS Supers p.126「コラム:天体規模のダメージ」(Cosmic Scale Damage)によると地球はDR約500万点でHP約20億点。


第3版でのデータ GURPS Cthulhu Punk pp.108

基本的に第3版「ガープス・クトゥルフパンク」(GURPS Cthulhu Punk)のデータです。
ビヤーキー
体力: 20、敏捷力:12、知力:10、生命力10、HP15
移動力:5/飛行時20、よけ:5
受動防御:0、防護点:2
ダメージ:3d+2 ※、攻撃範囲:2
大きさ:3、体重:200kg
生息地:星間空間
恐怖判定クトゥルフ神話恐怖判定±0

 ビヤーキーは邪神ハスターに仕える奉仕種族です。 ビヤーキーは知性を備えた物質的生物です。大抵の通常ダメージは彼らにも通じることでしょう。 しかし、彼らの本来の生息地は星間空間であり、真空と寒さの影響を受けません。 ビヤーキーは、人間を騎乗させて快適に運ぶことができます。ただし、人間は空気と熱を自分で工面しなければなりません。
ビヤーキーは、メッセンジャーとして送られたとき、または乗騎として働くために召喚されたときにのみに地球に来ます。 彼らの体には翼があり、毛がなく、漠然と人型をしています。
 ビヤーキーの最も破壊的な攻撃は、その凶悪な爪のついた腕を犠牲者に向けて振ることです。が、人間の血への強い欲求も持っており、犠牲者に組みついて毎ターンHT1点の血を吸い取り始めることがあります。 ビヤーキーは通常、犠牲者に組みつくと、犠牲者の血が完全になくなるか、自身が死ぬまで離しません。

第3版GURPS Cthulhu Punk の原書データ


ビヤーキーの召喚・従属》の対象種族です。

CoCの例

CoCビヤーキーの例メモ: