「[[悪魔の契約>暗黒魔法#Demonic_Contracts]]」魔術師を目指す者は、上級呪文を習得するのに時間がかかるのをじれったく思うかもしれません。また、自身の「魔法の素質」によって(あるいはそれがないために)習得に制限がかかることに苛立ったりもするでしょう。このように、自らの限界を受け入れられない魔術師には、もっと忌まわしい選択肢があります。いつでも悪魔の手助けを求めることができるのです。
[[暗黒魔法ファンブル表>暗黒魔法#Black_Penalty]]
エラッタ:旧名は「暗黒魔法のクリティカル表」。日本語版でのファンブルは原書では「Critical Failure」であり、それの違いを見落とした故の悪訳と思われる。悪魔に力を借りた呪文が失敗するごとに、GMが下記の表に従って3Dを振ります。ここに挙げた結果は1つの指針です。状況に応じて恐ろしい出来事を演出し、悪魔の力を借りることがいかに当てにならないかを伝えてください。失敗すれば、決して術者の思い通りの効果を生むことはありませんが、偶然それを達成してしまうこともあります。
出目 | 失敗の影響 |
---|---|
3 | 呪文は一見成功したかに見えますが、ただの役に立たない幻影です。 |
4 | 呪文は完全に失敗します。 どこか別の場所で、悪魔の"悪影響"が術者の大切な何かにひどい影響を与えます。 どの程度の影響を与えるかは、元の呪文の威力と目的により様々です。 |
5 | 術者は意志力を1レベル失います。 |
6 | 術者は「容貌」を1レベル失います。 「容貌」の変化は元の呪文に相応しいものになります。 《炎作成》をかけようとしていたなら、見るもおぞましい火傷の跡が現れるでしょう。 《狂気》をかけようとしていたなら、術者の目は藪にらみになり、微妙に焦点がずれるかもしれません。 |
7 | 運が悪ければ、術者の恋人、友人、仲間、罪のない傍観者、術者自身に(この優先順で)呪文の効果が現れます。 運が良ければ敵に対して呪文が発動します。 |
8 | 呪文は完全に失敗します。 術者は2点のダメージを受け、傷は即座に感染症にかかります。 |
9 | 術者の脳裏に恐ろしい地獄の光景がこびりつきます。 -5のペナルティを受けて恐怖判定を行なわなければなりません。 |
10 | 呪文は何の効果も発揮しません。 術者を中心に部屋中に強烈な硫黄の臭いが充満します。 |
11 | 呪文は狙っていたのと正反対の効果を発揮します。 |
12 | 呪文は狙っていたのと正反対の効果を発揮します。 呪文の目標は友好的または中立のキャラクターからランダムに選ばれます。 |
13 | 呪文は完全に失敗します。 術者の腕に腫物ができ、1点のダメージを受けます。 |
14 | 呪文は完全に失敗します。 術者の口から羽虫の群れがあふれて、部屋中を飛び回ります。 |
15 | 術者の体内(腹部、喉など)に害獣が現われます(ネズミ、巨大なゴキブリ、特大のサナダムシ)。 その害獣の性質と出現場所によっては、深刻なダメージを被ります。 興奮したネズミが体内に現れたら、内臓に最大2Dまでのダメージを直接受けるでしょう。 |
16 | 術者の手がしなびてしまいます。 |
17 | 呪文は完全に失敗します。術者は4D歳、歳をとります。 |
18 | 呪文は完全に失敗し、別の悪魔を召還してしまいます。 この悪魔はすべてを破壊しつくそうとします(可能なら術者を攻撃します)。 これと戦うには、暗黒魔法に頼ることになるかもしれません。 悪魔たちは喜んで同士討ちを始めるでしょう。 |