GURPSよろず - 荷重基本値

ベーシックセット』第1章「キャラクターの作成」の「副能力値」より。

副能力値「荷重基本値」 (Basic Lift, BL)

 「追加荷重体力」参照。
 荷重基本値というのはあなたが “片手で1秒間、頭の上までもちあげられる” 重さの上限です。これは(体力×体力÷10)kgになります。5kg以上は端数を四捨五入してください。例えば8.1kgであれば8kgです。体力10の平均的な人間はBL10です。
 時間をかけて片手で頭の上まで持ち上げられる重量は2×BLです。時間をかけて両手を使って持ち上げられる重量は8×BLです。
 持ち運ぶことができる装備――、背負い袋、武器など――の重量合計はBLから計算します。さらに詳しくは「荷重基本値と荷重レベル表」と「荷重と移動」を見てください。


有志による別の表記

荷重基本値 (Basic Lift, BL)

 荷重基本値(かじゅうきほんち)とは、「副能力値」の1つで、第3版にもほぼ同等の能力値が存在する。どれくらい重たいものを持ち運ぶことができるかを決める値になる。

概要

  • 体力CPを消費しないときの平均的な値 : 10(kg) (原書ではヤード・ポンド法を用いて 20 lbs)
  • 消費CP : 0
  • 有利な特徴追加荷重体力」に1ポイントあたり3CPを消費することで荷重基本値を上昇させることができる。
  • 能力値の下限 : 0
  • 能力値の上限 : 無限大
  • 片手でものを頭の上まで1秒間持ち上げられる重量の上限 = 荷重基本値(BL)
  • 時間をかけて片手で持ち上げられる重量の上限 = 2×BL
  • 時間をかけて両手を使って持ち上げられる重量の上限 = 8×BL

荷重基本値の計算

荷重基本値 = ST×ST÷10(kg)
ST体力と同じ。kgはキログラム重。5kg以上は端数を四捨五入。
第3版の体力荷重基本値の代わりに使われていた。(荷重基本値 = ST

荷重基本値と荷重レベル

 荷重基本値の値ごとに荷重レベルが定まっている。「荷重基本値と荷重レベル表」 に従い、持ち歩く重量がある一定の値になると荷重レベルが上がり、その分だけ移動力が低下する。

荷重と移動
荷重基本値と荷重レベル表

荷重基本値の影響を受ける副能力値

荷重基本値に影響を与える特徴

荷重基本値の影響を受けるもの

  • 締めつけ」[15cp]
  • を引き絞る体力 (GM裁定によるがBLSTの代替にできる)
  • 肉体的な行動穴を掘る
    • 柔らかい土、砂など:鉄や鋼の道具で1時間に30×BLリットル掘ることができる。木製の道具で15×BLリットル。間に合わせの道具で最大7.5×BLリットル。
    • 普通の土:鉄や鋼の道具で1時間に15×BLリットル掘ることができる。木製の道具で7.5×BLリットル。間に合わせの道具で最大3.75×BLリットル。
      • 鉄や鋼のピックを使えば60×BLリットル掘ることができる。木製の道具で30×BLリットル。間に合わせの道具で最大15×BLリットル。
      • 硬い土、粘土など:まず1時間当たり30×BLリットルで鉄や鋼のピックで柔らかくする。木製の道具で15×BLリットル。間に合わせの道具で最大7.5×BLリットル。その後、鉄や鋼の道具で1時間に30×BLリットル取り除く。木製の道具で15×BLリットル。間に合わせの道具で最大7.5×BLリットル。1人でピックとシャベルを使う場合、1時間あたり9×BLリットル取り除く。木製の道具で4.5×BLリットル。間に合わせの道具で最大2.25×BLリットル。
    • 硬い岩 - まず1時間当たり15×BLリットルで鉄や鋼のピックで柔らかくする(もっと硬い場合さらに時間がかかる)。木製の道具で7.5×BLリットル。間に合わせの道具で最大3.75×BLリットル。その後、鉄や鋼の道具で1時間に15×BLリットル取り除く。木製の道具で7.5×BLリットル。間に合わせの道具で最大3.75×BLリットル。
  • 肉体的な行動物を持ち上げる、動かす
  • 首折り・四肢をねじる - 敵の四肢に組み付いて四肢にダメージを与えるとき、体力-4か生命力どちらか高いほうで判定できる。p.B383
  • 絞首具 - 「締め」を行なうときの即決勝負体力に+3のボーナス。 p.B384

特別限定

  • サイズ修正 (特別限定)」, -10%×サイズ修正値 (最大-80%(サイズ修正値+8以上))

関連

発電機」によるワットで表した最大持続出力は、体力を修正する有利な特徴増強を適用する前の荷重基本値(キログラム単位)を2倍にしたものと同じです。