GURPSよろず - 危険な大気
第4版のB407P(2巻87P第14章:負傷、病気、疲労)「いろいろな危険」の「大気圧」参照。

コラム:危険な大気(Hazardous Atmospheres)

 地球の大気は窒素78%、酸素21%(残り1%が他の種類の気体)です。他の惑星を訪れた者(あるいは研究所での事故や死の罠に陥った犠牲者)は違った大気と遭遇するかもしれません。そのほとんどは、適切な防具のない人間にとっては危険です。当然ですが、人間にとっては“呼吸可能な大気”でも、人間以外の種族にとっては致死的である可能性もあります。もちろんその逆も!

腐食性:Corrosive

 大気は露出した肉に反応します。「気密」の特徴があれば安全です。気密式のスーツもおそらく安全ですが、大気がそうした気密を少しずつ侵していくかもしれません。非常に濃度が薄く、他の成分が呼吸可能である場合、毎分ごとに生命力生命力-4判定が必要です。
失敗すると1点の侵蝕ダメージをうけます。被害者はHPの3分の1を失うと「集中を乱される効果/」の状態になります。HPの3分の2を失うと視力を失います(不利な特徴と同じ効果)。大気のほとんどが腐食性のガスで構成されている場合、に浸かったのと同じ効果があり、窒息すると見なします。腐食性ガスにはアンモニアや窒素化合物が含まれます。塩素とフッ素は強い腐食性を持ち、かつ猛です!

毒性:Toxic

 大気は有です。呼吸装置や「呼吸不要」「濾過装置」の特徴がない者は影響を受けます。空気中にふつうの産業性汚染物質が漂っていると、毎日生命力判定が必要です。失敗すると1点の毒ダメージを受けます。致死性のガスも毎分、生命力-2〜生命力-6判定が必要です。失敗すると1点の毒ダメージを受けます。もしそうしたガスが大気の大部分である時には、“最低でも”15秒につき1Dの毒ダメージを与えます(抵抗することはできません)。そして窒息するとみなします。有毒ガスの代表例は一酸化炭素です。塩素とフッ素は例え濃度が薄くても致死的で、なおかつ腐食性でもあります。

窒息性:Suffocating

 大気は呼吸することができません。人間の場合、酸素が含まれていないことを意味します。「呼吸不要」の特徴や、その他の酸素供給手段がない場合、窒息が始まります(「窒息」参照)。水素、メタン、窒素はみな窒息性の大気です。上記のように大気の大半が腐食性/毒性ガスで構成されている場合、それは同時に窒息性でもあります――しかし、ふつうはより急速にをもたらすため、窒息は無意味になります。

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