GURPSよろず - 禁止性質
第4版B429P、第2巻109P「第15章:テンプレートの作成」参照。

禁止性質 B429P /2-B109P

 ある種の有利な特徴不利な特徴技能を、特定の種族はとることができません(「禁止」されています)。つまり、そうした種族の一員はその性質を持つことができないのです。可能な選択肢がいくつかあって、実際にキャラクターがある性質をとることができる見込みが小さいだけでは、これは「禁止性質」とはみなしません。「禁止性質」はときとして種族による不利な特徴に起因します。例えば「脚がない/固定」があれば移動に関わる性質が禁止されるのは論理的です。種族を楽しく遊ぶために、禁止性質をあまり多く設定しないでください。またそれぞれに、文化的・心理的・生理的に妥当な理由をもたせるようにしてください。

「禁止性質」の例

固定の知力[0CP]
禁止性質/固定の知力」[0CP]
 「知力固定」とも。
 主に動物が持つ性質で、知力種族テンプレートのものから変化させることはできません。ただし、あくまでもキャラクター作成や成長においてテンプレートのものより上昇させることができないだけであって、呪文の効果などで変化させることはできます。
 GMの判断で「固定の知力」は買い戻させて構いません。その上で知力を上昇させた場合、そのキャラクターは種族の平均から逸脱した知能を備えたことになるでしょう。例えば「使い魔」としての「仲間」の動物は、最低でも言語を理解できる程度の知能は欲しいため、知力を6以上にする許可が出ます。
固定の体力[0CP]
禁止性質/固定の体力」[0CP]
 「体力固定」とも。
 主に「空気の体」「炎の体」「電光の体」のような「精霊共通性質」を持つエネルギー生命体用の禁止性質です。「固定の知力」の体力版です。物質的な肉体を持たないことを表現するために、「体力0(ST-10)」「HP+10」とセットでテンプレートに組み込まれることが多いです。
FPがない[0CP]
機械と疲労」参照。

『GURPS Template Toolkit 2: Races』の禁止性質

GURPS Template Toolkit 2: Races』より「特色と禁止性質」p.12参照。

  1. 禁止性質複雑さ制限された知力」(Complexity-Limited IQ)
  2. 禁止性質能力値固定/(能力値)」(Fixed (Attribute))
  3. 禁止性質技能値固定/(技能)」(Fixed (Skill))
  4. 特色禁止性質疲労点なし」(Not Subject to Fatigue)