攻撃者との間に障害物が入るような位置に
移動するだけで、あなたはその後ろに隠れて「
遮蔽」とすることができます。障害物の高さによっては、
膝立ち状態や
伏せ状態になければならないかもしれません。
遮蔽は
命中部位を数ヵ所以上守ることになり、
長射程武器で
攻撃することを困難にします。
相手を見るためには、ふつう
頭蓋骨・
目・
顔・
首をさらしていなければなりません。片手用の
武器で射撃するためには、
手と
腕をさらさなければなりません。両手用の
武器であれば、細い隙間から狙っているのでない限り、両方の
腕と
手に加えて、
胴体と
重要器官の半分をさらさなければなりません。明らかに
遮蔽物に覆われている状況であれば、
鼠径部、
脚、
足は隠れたままでかまいません。もし
遮蔽が完全でなかったり、低い
遮蔽物の後ろで
膝立ち・
座り・
伏せ状態などで行動ができなかった時には、より多くの
部位を敵にさらすことになります。
もしあなたが狙いたい敵が部分的な
遮蔽の後ろにいる場合、あなたには3つの選択肢があります。
●
遮蔽されていない
部位を狙います。あなたの
攻撃には通常の
命中部位修正がかかります。半分しか露出していない
部位を狙う時には、追加で-2の修正があります。
●
命中部位をランダムに決めます。あなたの
攻撃に
命中部位の修正はかかりませんが、隠れている
部位に命中した時には
遮蔽物に当たります。半分露出している
部位に命中した時には1Dします。4〜6の目なら
遮蔽物に当たります。1〜3なら目標に命中します。
●
遮蔽物を無視して貫通を狙います! あなたが強力な
武器を持っているか、
遮蔽物が非常に薄い場合にのみ有効です。
命中判定には他に加えて-2の修正があります。(例外:もし敵が
遮蔽物の後ろに完全に隠れている時には、見えない目標を射撃する場合の通常の修正がかかります。普通は-10です)。
遮蔽物は「
遮蔽DR」(Cover DR)をその
攻撃に対して付け加えます。建造物の場合、典型的な
遮蔽DRは素材の
DRに加えて
HPの4分の1です。「
建造物ダメージ表」と「
遮蔽DR表」を見てください。生物を
遮蔽にしている場合の
遮蔽DRについては、「
ダメージの完全貫通」を見てください。
遮蔽はふつう
長射程攻撃に対してしか効果がありません。しかし障害物によっては、
白兵攻撃を妨害するものもあります。もし充分な
攻撃範囲があって上で
武器を振るうことができるのであれば、低い障害物越しに
攻撃することは可能です。つまり、二人の剣士がテーブルを挟んでそれ越しに決闘はできますが、どちらも相手の
脚や
足を狙うことはできません。