GURPSよろず - 手榴弾
第4版『ベーシックセット』第13章「特殊な戦闘の状況」の「特殊な長射程武器のルール」の「手榴弾」（Hand Grenades）より

手榴弾（Hand Grenades）のルール　B388P/2B68P

　手榴弾をベルトやウェブギアなどから取り出して握るには1回の準備行動が必要です。また、使うためには起爆の準備（ピンを抜く）をしなければなりません。これに2秒目の準備行動が必要です。それから、通常通り投げることができます。
　たいていの手榴弾は一定の遅延時間が決まっていますが（典型例は5秒未満）、衝撃で爆発するものもあります。もしその手榴弾に遅延時間があるならば、投げる前にあなたは1秒か2秒間「狙い」をつけることができます（そして誰かがあなたを撃たないように祈ります）。そうしないと、落ちた場所の側にいる敵がそれを拾い上げて、あなたに向かって投げ返す可能性がでてきます！
　膝をついて拾うまでに1秒、投げ返すのに１秒……。

エラッタ修正：
【誤】膝をつくのに１秒、拾うのに１秒、投げ返すのに１秒……
【正】膝をついて拾うまでに1秒、投げ返すのに１秒……
○「膝をつくのに１秒、拾うのに１秒、投げ返すのに１秒……」と書いてあるが、膝をついて拾うまでは１秒でできる。グループSNEのエラッタ（http://www.groupsne.co.jp/products/gurps/eratta/4t...）では異なる説明を掲載。

「手榴弾と焼夷弾」ページの内容

『ベーシックセット』第8章「装備」の「武器」の「手榴弾と焼夷弾」より。

手榴弾と焼夷弾（Hand Grenades and Incendiaries）　B267P

　手投げ式の爆弾は火薬が導入された最初期に登場し、間に合わせのガソリン爆弾（“火炎瓶”）は今でもよく見られます。こうした武器をどこまで投げられるかについては、「投げる」を参照してください。「信管」（Fuse）の値は、準備を終えてから爆発するまでの秒数を表します。

手榴弾/焼夷弾表（Hand Grenade and Incendiary Table）

武器、手榴弾と焼夷弾、手榴弾/焼夷弾表、武器ステータス、武器表
  • 注釈（Notes）：　ルールブックにて、ここに示された番号については、その表の最後にある注釈を参照してください。
  • 「攻撃型」に「苦痛」（aff）とあったものは「特殊効果」に訂正。合わせて「特殊」（spec.）とあったものは「独自処理」に修正。

いずれも<投げ>（技能なし値は敏捷力-3、<投下>-4）で攻撃に使います。
武器名（原書名）武器名（日本語名）対応技能TL武器威力信管価格重量合法レベル注釈
Black Powder黒色火薬<投げ>TL53d 叩 爆［1d］3-5$50.52■1
Concussion榴弾<投げ>TL66d 叩 爆4$150.52■2
Fragmentation破砕弾<投げ>TL64d 叩 爆［2d］4$100.52■2
Molotov Cocktail火炎瓶<投げ>TL6独自処理（1m）独自処理$20.53■1■3
Chemicalガス弾<投げ>TL7独自処理（2m）2$100.53■2■4
Concussion榴弾<投げ>TL75d×2 叩 爆4$400.52■2
Fragmentation破砕弾<投げ>TL78d 叩 爆［3d］4$400.52■2
Stunスタン弾<投げ>TL8HT-5 特殊効果（10ｍ）2$400.52■2■5
Plasmaプラズマ弾<投げ>超科学6d×4 焼2$1000.51■2
注釈（Notes）
[■1]:信管を作動させるには1ターンかけて準備が必要です（雨の日などではできません）。雨を避けるため信管を先に入れる場合、5ターンかけて準備しなければなりません！　火炎瓶は何かに衝突した瞬間に砕けます。黒色火薬手榴弾は信管の長さによって3〜5秒後に爆発します。
[■2]:1ターン目で手榴弾を準備し、2ターン目で手榴弾のピンを抜きます。爆発までの時間は種類によって決まっており、2〜4秒後に爆発します。
[■3]:ガソリンで満たされたガラス瓶で、燃えたぼろきれで点火します。「火炎瓶と油瓶」を参照してください。
[■4]:半径2ｍに煙や催涙ガスなどを撒きます。「毒の例」を参照してください。この雲は通常の状態で80秒残り続けます。珍しいガスは価格が高いか合法レベルが低いでしょう。
[■5]:半径10mに視聴覚に影響を与える光や騒音を発生させます。「聴覚保護」「視覚保護」の特徴を持つキャラクターはそれぞれについて生命力判定に+5の修正を得ます。判定に失敗した場合、毎ターン生命力-5で判定し、成功するまで朦朧とします。効果範囲には煙も発生します。