『
ベーシックセット』第11章「
戦闘」の「
長射程攻撃」の「
火器」より。
射撃武器の中には
連射の値が2以上のものがあります。そうした
武器は1回の攻撃で複数の弾――最大で
連射の値まで――を発射できることを意味しています。例えば38口径リボルバーは
連射3です。これは1回の
攻撃で1発・2発・3発のうち好きな数だけ発射できます。もちろん
連射の数値がどれだけあったとしても、その時点で残っている
弾数を越えて発射することはできません。
速射できる
武器には「
反動」という数値もあります。これはその
武器で複数の弾を発射するのがどれだけ扱いやすいかという数値です。
反動は
速射によって
命中した
弾数を決定するのに使用します。
反動が低いほど、その
武器は制御するのが簡単ということです。
反動1というのは、(大半の
ビーム兵器のように)その
武器が無反動であることを意味します。
もし
武器の
連射が2以上の時には、
攻撃の判定を行なう前にどれだけの
弾数を発射するか(ただし最大でも
連射まで)を決めます。
連射が1から3までの
武器は、1発撃つごとに1回引き金を引きます。
連射4以上の
武器は、ふつう(マシンガンのように)"フルオート"で発射します――短いバースト射撃か、あるいは連続的な射撃のいずれかです。
1回の
攻撃で多数の弾を発射すると、
命中判定にボーナスがあります。以下の表を見てください。
弾数 | 命中判定のボーナス |
---|
2〜4 | +0 |
5〜8 | +1 |
9〜12 | +2 |
13〜16 | +3 |
17〜24 | +4 |
25〜49 | +5 |
50〜99 | +6 |
さらに2倍 | +1ずつ |
速射を行なうと1回の
攻撃で複数の弾が
命中する可能性があります。
攻撃の判定に成功すると、最低でも1発は
命中しかけていることになります。さらに追加で、最大で
連射数だけの弾が
命中する可能性があります。実数に
命中した
弾数を決定するためには、
命中判定の
成功度と
反動を比較します。
命中判定の
成功度が
反動値分だけあるごとに、余分に1発命中します。実際に発射した数を超えて
命中することはありません。例えば
反動2の
武器を撃った場合、
成功度が0〜1なら命中したのは1発です。2〜3なら追加で1発、4〜5なら追加で2発、6〜7なら追加で3発……
命中したことになります。
非常に高い
連射をもつ
武器(
連射5以上)は複数の目標に射撃したり(「
複数射撃」)、多数の
弾薬を消費することである範囲を制圧する(「
制圧射撃」)ことができます。その他、
速射可能な
武器についての特殊ルールは「
速射についての特殊ルール」を参照してください。