GURPSよろず - 知力

ベーシックセット』第1章「キャラクターの作成」の「能力値」より。

基本能力値「知力」 (Intelligence, IQ) B16P

知力 (IQ) [±20cp/L]

 知力知性の働き全般を表します。創造性、洞察力、記憶力、知覚力、判断力、正気、意志などを含みます。知力はすべての「精神的な」技能の能力を司ります――科学、社会的相互作用、魔法などなど。魔術師、科学者、発明家などは何よりもまず高い知力が必要です。副能力値の「意志力」「知覚力」は知力が基本になります。

コラム:ガープスでの扱い 知力、意識、知性(How GURPS Works: IQ, Sentience, and Sapience) B16P

[[ガープスでの扱い 知力、意識、知性>知力#How_GURPS_Works_IQ]]
  • 用語:知性(Sapient)

 「意識(Sapience)」というのは自己認識ができるということです。ガープスにおいては、知力が1以上あるすべてのものは意識をもっているとみなします。意識のない存在――植物、脳のないクローン体など――は知力0に設定してください。これは-200CP特徴です。意識のない存在は技能を習得することはできませんし、精神的性質をもつこともできません。
 「知性(Sapient)」は道具と言語を使う能力と定義します。ガープスにおいては、そのためには知力が6以上必要です。知力が5以下のものは科学技術に基づいた技能(163ページ)や「言語」の特徴を持つことができません――ほとんどのキャラクターは1つの「言語」をCPを支払わずに習得できますが、それも持つことはできません。しかし身ぶりやうなり声によって非常に原始的な概念(空腹、危険)を表現することはできますし、命令に応えるよう訓練することもできます(「ペットおよび調教された動物」参照、2巻第16章)

関連


有志による別の表記

知力 (Intelligence, IQ)[±20cp/L]

 知力は、基本能力値のひとつ。その名の通り、賢さを示す値であり、精神系技能学術系技能呪文超能力などに影響する。

消費CP

  • CPを消費しないときの平均的な値 : 10
  • 消費CP : ±20/レベル (10を超える1ポイント上昇ごとに20CP消費、10を下回る1ポイント下降ごとに20CP獲得)

その他

  • 能力値の下限 : 0 (知力0は意識のない存在、植物、脳のないクローン体などであり、-200CPの特徴として扱う。人間の下限は1)
  • 能力値の上限 : 無限大
低い知力の目安
知力第3版第4版
IQ0:意識のない存在。
IQ1:ほぼ植物状態。昆虫類並。
IQ2:昆虫並。魚類爬虫類並。
IQ3:爬虫類並。鳥類鹿馬・ロバ・ラバ並。
IQ4:馬並。並。
IQ5:犬並。並。
IQ6:チンパンジー並。並。知性体は知力6以上から。
IQ7:人間の幼児。一目で社会活動に支障があると分かる人間。
IQ8:制限があるものの、人間が普通に社会活動できる範囲(の下限)。
IQ9:鈍感な人間だが、普通に社会活動できる。
基本能力値の選択も参照。
知力5以下
  • 知力5以下のPCは科学技術に基づいた技能と「言語」の特徴をとることができない。
  • 知力5以下では、普通はCPを支払わずに習得できる1つの言語(母国語)すら持つことができない。
  • 使い魔(「仲間」参照)などの人語を解する動物は、知力6以上あった方が良い。
  • 精神操作系呪文は、知性(種族の知力が6以上)と自由意志を備えた対象にしか効きません(自由意志の定義は難しいのですが、「オートマトン」の共通性質を持つものには当てはまりません)。
知力0
  • 知力0は意識の無い存在、植物、脳のないクローン体などであり、-200CPの特徴として扱う。
  • PCが道具と言語を使う能力「知性」を得るには知力6以上必要。

知力の影響を受ける副能力値

知力の影響を受ける有利な特徴

知力の影響を受けるもの

知力に影響を与える特徴

判定


向き変え
間抜け》《思考停止
知力増幅》《知恵