GURPSよろず - 徹甲除数
説明内容と原文から「徹甲除数」よりも「装甲除数」という訳が適切という意見もある。

ルール用語としての「徹甲除数」(Armor Divisor)

ベーシックセット』第11章「戦闘」の「ダメージと負傷」の「防護点と突き抜けたダメージ」より。

 「徹甲除数」というのは、ある攻撃が特別に防護点突き抜けやすい(あるいは突き抜けにくい)ことを示す値です。武器表ではダメージの後ろに括弧書きで書かれています。例:「3D(2)」というのは、「3Dの貫通体ダメージで、徹甲除数が2」ということを表しています。
 この(2)、もしくはそれ以上の値は、その攻撃に対するDRが減少することを意味しています。基本ダメージから引く前に、括弧内の数値でDRを割ってください。例えば徹甲除数(2)の攻撃は、DRを半分にします。DRは端数切り捨てます。DRは最低で0になります。
 (0.5)(0.2)(0.1)のように、小数点以下の徹甲除数を持つ攻撃もあります。この場合DRが増えます。(0.5)なら2倍、(0.2)なら5倍、(0.1)なら10倍になります。加えて、小数点以下の徹甲除数を持つ攻撃に対しては、DR0(素肌)であってもDRが1あるものとみなして計算します。
 その他にも「貫通力修正」がいくつかあり、攻撃を阻止しようとする防御能力に影響します――「血液感染」「接触感染」「呼吸感染」「感覚に依存」「追加発動」を参照してください。これらは「特殊効果」や攻撃によく見られます。詳しくは「貫通力に関わる特殊な修正」を見てください。

関連

ベーシックセット』第11章「戦闘

硬化」の特別増強を施した「防護点
貫通呪文》《貫く刃

修正としての「徹甲除数」(Armor Divisor)

増強としての「徹甲除数」(Armor Divisor) B104P

徹甲除数」[さまざま]……増強攻撃修正貫通力修正

 「特殊攻撃」と「特殊効果」のみが、この増強をとることができます。これは貫通力修正です。他の貫通力修正と組み合わせることはできません。
 あなたの攻撃はダメージそのものと比較すると装甲を貫通しやすくなっています。目標の防護点をこの数値で割ってから、突き抜けるダメージを計算すます(端数切り上げ)。
徹甲除数修正
(2)+50%
(3)+100%
(5)+150%
(10)+200%

限定としての「徹甲除数」(Armor Divisor) B110P

徹甲除数」[さまざま]……限定攻撃修正貫通力修正

 あなたの攻撃はダメージそのものと比較すると装甲を貫通しにくくなっています。次表の徹甲除数各レベルは相手のDRを“割る”数値です。となりの欄“防護点n倍”と意味は同じです――相手のDRにその数値をかけてください。
徹甲除数防護点n倍修正
0.52-30%
0.25-50%
0.110-70%

 上記に加えて、この限定をどのレベルでも取った場合、目標のDRが0だったとしても(例えば裸の肉体)あなたの攻撃に対してはDRが1あるものとみなします。
 「特殊攻撃」と「特殊効果」のみが、この限定をとることができます。この限定貫通力修正です。他の貫通力修正と組み合わせることはできません。

関連

主な修正関連用語

修正周りを除く『ベーシックセット』第2章:有利な特徴(CHAPTER TWO ADVANTAGES) B34P

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