GURPSよろず - 爆発
第4版『ベーシックセット』B102P参照。

攻撃型としての「爆発ダメージ」(爆発、爆、Explosion, exp, ばくはつだめーじ)

 「爆発ダメージ」は攻撃型のひとつ。「爆発」「爆」「exp」とも略記される。
 有利な特徴の「特殊攻撃」に適用できる増強ダメージ修正」である爆発ダメージについては、「ダメージ修正」の「爆発」を参照。

 爆心地の周囲にいる者を巻き込んで負傷させる可能性がある爆発を伴う攻撃である。ダメージの値を爆心地から距離の3倍で割り、周囲に適用する。爆発によってさらに「破片ダメージ」を与える可能性がある。

概要

爆発」、「」という略記が使われている。原書では "exp" という略記が使われている。武器表では「爆」、 "exp" という表記が使われる。
爆心地だけでなく、周囲にいる者も負傷させる。
周囲にいる者はダメージの値を爆心地から距離の3倍で割って適用する。爆発レベルはさらに2段階あり、以下のように計算する。
武器に関する数値 B258P
 「叩き」や「焼き」ダメージの後に“爆”と表記がある場合、その攻撃は爆発を伴います。これは周囲にいる者を巻き込んで負傷させる可能性があります。ダメージの値を爆発の中心から距離の3倍で割り、周囲に適用します。爆発によって破片が飛び散り、周囲にいる者に「切り」ダメージを与える場合もあります。「破片によるダメージ」は括弧内の数値で表されます。例えば、“3d[2d] 叩き 爆”なら、爆発によって3dの「叩き」ダメージを与え、さらに飛び散った破片によって2dの「切り」ダメージを与えることになります。破片によるダメージのサイコロ数×5メートルです。例えば[2d]なら、10メートルになります。爆発を伴う攻撃に徹甲除数がある場合、その効果を受けるのは直撃を受けた目標の防護点だけで、爆発や破片に巻き込まれた対象には徹甲除数を適用しません。

増強「ダメージ修正」(Damage Modifiers)としての「爆発」(Explosion)

ダメージ修正/種別」[さまざま]……増強攻撃修正

 あなたは「特殊攻撃」がダメージを与える方法に修正をいくつか与えることができます。

増強「爆発」(Explosion)

爆発」[+50%/レベル]……増強攻撃修正

 この攻撃は着弾した(あるいは誤爆した――「誤射」参照)地点で爆発します。目標は通常通りのダメージを受けます。近くにいた者は爆風ダメージを受けます。基本のダメージを(3×爆心との距離メートル)で割った分です。もともとの攻撃が「徹甲除数」を持っていたとしても、この爆風ダメージには適用しません。
 「爆発」にはさらに2段階あり、距離によるダメージ低下の影響が少なくなっていきます。2レベルであれば割る数字は(2×爆心との距離メートル)で、+100%になります。3レベルであれば爆心との距離メートルで割り、+150%です。
 通常「爆発」は「叩きダメージ」か「焼きダメージ」に限られますが、GMは他のものと組み合わせてもかまいません。
 爆発について詳しくは「爆発物」を読んでください。
切断」:「部位が使えなくなる負傷」の限界を適用する前に、負傷がその部位を使えなくする必要な量の2倍以上だった場合、その部位は使えなくなっただけでなく“破壊”されてしまいます。切り爆発による攻撃は、四肢末端部位切断してしまいます。それ以外の攻撃であれば、回復不可能なほど潰れたり焼かれたりします。

関連項目


銃器故障表(Firearm Malfunction Table)による「爆発」(Explosion)

第4版『ベーシックセット』第13章「特殊な戦闘の状況」の「特殊な長射程戦闘ルール」の銃器故障表による爆発は、「故障」参照。

機械的/電気的問題(Mechanical or Electrical Problem)

 武器は射撃できません。<武具屋>か武器技能知力基準で判定して成功すると(「準備」の行動が必要です)、問題を診断することができます。問題が判明したら、修理するには<武具屋>技能が必要です。1回修理を試みるごとに1時間かかります。ファンブルで失敗すると武器を壊してしまいます。
榴弾(Grenades):
 これは信管に問題があったことを意味します。武器は1D秒遅れて爆発します。

爆発(Explosion)

 TL3の銃とTL4の榴弾、元込め式銃、連発銃は、射手の眼前で爆発します。「1D+2叩き 爆発[2D]」のダメージを発生させます。もし武器が爆発性の弾頭を使用している場合、そちらのダメージを適用してください。TL5以上の武器爆発しません――機械的/電気的問題として扱ってください。