GURPSよろず - 負傷の影響
ベーシックセット』第11章「戦闘」の「ダメージと負傷」のルールの一部。
 負傷(Injury)についての詳細――そして回復する方法――は「負傷」を見てください。

負傷の影響(Effects of Injury) B358P/2B38P

 もし負傷したら、負傷の分だけHPを減少させます。普通はHPがプラスの間は戦い続けることができます。詳しくは「一般的な負傷(HPの減少)」を見てください。重要な影響は以下の通りです。

重要な影響

●残りHPが本来の3分の1未満
 残りHPが本来の3分の1未満になると、傷の影響でよろめきます。基本反応速度基本移動力が半分(端数繰り上げ)になります。これにより、「よけ」も減少します。
エラッタ修正:
【誤】残りHPが本来の3分の1以下になると、傷の影響でよろめきます。
【正】残りHPが本来の3分の1未満になると、傷の影響でよろめきます。
●HPが0以下
 HPが0以下になると、強い意志やアドレナリンで意識を保たなければなりません――もし機械であれば、かろうじてバラバラにならずにすんでいます。毎ターン生命力判定を行なわなければなりません。失敗すると意識を失います。一度意識を失ってしまうと、回復するのにどれだけかかるかは「意識不明からの回復」を参照してください。
●本来のHP分だけマイナス
 本来のHP分だけマイナスになると(例えば、本来のHPが10なら-10になると)の危険があります。即座に生命力判定(roll to avoid dying。生死判定)を行ない、失敗するとにます。さらにHP分だけ負傷すると、再び生命力判定を行なわなければなりません――つまり、-1×HP、-2×HP、-3×HPになった時……と順に生死判定していきます。-5×HPになると、自動的に死亡します。「」を見てください。

突然HPを失うと

 突然HPを失うと、次のような影響があります。
衝撃(Shock)
 HPが減少する負傷は「衝撃」をもたらします。"次のターンだけ"敏捷力知力、およびこの2つを基準とする技能のペナルティになります。
HPが20未満の場合、1点のダメージを受けるごとに-1です。HPが20以上なら、ペナルティは「本来HP÷10(端数切り捨て)」点のダメージをうけるごとに-1です。しかしどれだけダメージをうけたとしても、衝撃によるペナルティは-4までです。
大怪我(Major Wounds)
 一度でHPの半分を超えるダメージを与える負傷は「大怪我」です。胴体大怪我した場合、生命力判定を行なわなければなりません。失敗すると朦朧状態になって転倒します。5以上の差で失敗すると意識を失います。詳しくは「大怪我」と「転倒と朦朧状態」を見てください。
朦朧(Stunning)
 朦朧状態になると能動防御に-4され、後退することはできず、次のターンは「何もしない」を選ばなければいけません。自分のターンの最後に生命力判定を行ない、回復するかどうか決定します。失敗すると朦朧状態のままで「何もしない」を選択しなければなりません(以降同様の手順を繰り返します)。

関連

ベーシックセット』第11章「戦闘