GURPSよろず - 副次効果
第4版B105P参照。
特殊効果」の「副次的効果」(Secondary effects)と和訳名が似ているが別物な点に注意。

増強「副次効果」(Side Effect, ふくじこうか)

副次効果」[さまざま]……増強攻撃修正貫通力修正

 この増強を加えることができるのは「特殊攻撃」だけです。また、これは「徹甲除数」以外の貫通力修正の増強と組み合わせることはできません。
 ダメージが目標のDR突き抜けた場合、突き抜けたダメージ2点ごとに-1の修正で生命力判定を行なわなければなりません。失敗すると「副次効果」の影響を受けます。

副次効果の種類

 副次効果は「特殊効果」で描かれたものの中から選んでください。有効な選択は「能力値減少」「不利特徴付与」「無力化」、それと元々の朦朧状態の4つです。


能力値減少(Attribute Penalty):さまざま
 犠牲者は一時的に能力値が減少します。体力生命力なら-1あたり+5%で、知力敏捷力なら-1あたり+10%です。例えば敏捷力を-3するとともに知力を-2する攻撃は+50%になるでしょう。能力値が低下すると、それを基準とする技能レベルはすべて低下します。体力の減少はBL荷重基本値)とダメージを減少させます。また知力の減少は意志力知覚力にも適用されます。それ以外の副能力値は影響されません。例えば生命力の減少は基本反応速度FPには影響しません。ペナルティは犠牲者が生命力判定に1失敗するごとに1分間続きます。



不利特徴付与(Disadvantage):+1%/不利な特徴の獲得CP1につき
旧名:「不利な特徴」
 犠牲者は直ちに1つ(あるいは複数)の肉体的精神的不利な特徴(ただし自発的な精神的不利な特徴を除く)を得ます。一時的に獲得する不利な特徴1CPあたり+1%になります。例えば「偏執狂」[-10CP]は+10%になります。特徴にレベルがある場合、レベルを指定してください。犠牲者が生命力判定に1失敗するごとに1分間続きます。


無力化(Incapacitation):さまざま
 犠牲者は生命力判定に1失敗するごとに1分間無力化されます。その後生命力判定(毎秒1回判定します)に成功するまで朦朧状態です。
 他の効果と組み合わされた場合(例えば集中妨害)、無力化の効果が終わった後でその効果が発揮されます。これは朦朧状態にとってかわり、無力化と同じ時間続きます。無力化は下記のうちいずれかの形式をとります。また、持続時間中被害者は下記の効果に加えて、事実上朦朧状態です(能動防御に-4)。戦闘においては「何もしない」を選ばなければなりません。特殊効果によって「倒れる」効果を受けた場合、直立状態ならば座り膝立ち伏せ状態などを選ぶことができます。もし膝立ち座り状態ならば、伏せるを選ぶことができます。もし「ふらつかせる」特殊効果であれば、あなたは倒れ込む・向きを変える・ステップ・1メートル這うなどを選ぶことができます。いずれの場合でも、あなたは朦朧状態のままです。ゲーム的な効果は以下を参照してください。
朦朧状態:+0%
 朦朧状態は通常通りに回復します。もし「無力化」と効果を組み合わせた時には、無力化状態が回復してからさらに(20-生命力)分間持続します。

必要CP

 副次効果のCPへの修正は、「特殊効果」の増強に加えて+50%です。
 あなたは2つ以上の副次効果を指定してもかまいません。目標はそのすべてに対して1回だけ抵抗判定を行ないます。それらの増強の修正を合計して、1つの「副次効果」増強として扱ってください。目標がそれぞれに対して個別に抵抗しなければならない場合、それぞれの効果ごとに個別の「副次効果」の増強をとってください。
例:
 例えば朦朧状態は+50%、「不利特徴付与/視覚障害」は+100%です。

関連項目

Powersより「特殊効果の選択ルール
いろいろな危険」(HAZARDS)

特殊効果の危険」(AFFLICTIONS)



主な修正関連用語

修正周りを除く『ベーシックセット』第2章:有利な特徴(CHAPTER TWO ADVANTAGES) B34P

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