特殊的有利な特徴と超常的有利な特徴を選んだ時には、ゲーム内でその能力を正当化する理由を考えなければなりません。生物学的なものであるのか、先端技術によるものか、神授のものなのか、などです。ゲーム世界で意味のある用語を使って能力を説明すれば、キャラクターとGMによりよい「理解」をもたらします。GMはそれを元に冒険の導入を考えることもできます。
　こうした起源は "演出効果" のようなものです。例えば爪が生えていれば、「爪」のルールで扱えます。自然のものであっても、サイバネティクスによるものであっても、虎の神様に与えられたものであっても同じです。しかし、特定の種類から影響を受ける（あるいは特定の種類に影響を与える）特徴も存在します。こうした時には、GMは「ある起源を持った特徴が他のものに対して特別に有効（あるいは効果がない）である」と裁定してもかまいません。こうした場合、「有利な特徴がどのように働いているのか」を確認するのは重要です。
　多くのキャラクターは、持っている有利な特徴すべてが1つの起源から来ています。しかし、もし望むのであればGMの承認を得て有利な特徴ごとに別々の起源を選んでもかまいません。キャンペーンで選択できる起源はGMが設定します。

　以下にその例を挙げます。

　「生物学的」とは先天的な特質（あなただけ、あるいはあなたの種族としての体格の一部に特有）と、突然変異です。医療技術はこうした性質を検知分析することができます。そして――非常に高い技術レベルであれば――遺伝子工学・移植・手術によって付け加えたり、取り除いたりすることができます。

　「気」とは武闘家やヨガマスター達が持つ “内なる力（inner strength）” から来る強さです（氣やプラーナとしても知られています）。病気や似たような障害はこのような能力を弱体化させることがあります――例えば陰陽のバランスが崩れることで、そうなります。

　「宇宙パワー」とは宇宙そのものから発散されるとでも考えなければ説明できない能力です。神・強力な精霊・超人達のものです。もし宇宙パワー「だけ」があなたの能力に対抗できるのであれば、それは特別増強として扱います（「宇宙パワー」参照）。

　「神授」とは神から与えられた才能です（もしあなたが神そのものであれば、あなたが使うのは宇宙パワーです）。あなたが仕える神の「神聖性」が不足している場所――例えば敵対する神の神殿や、その神が知られていない異国――などでは、あなたの能力は弱体化したり使用不可能だったりするかもしれません。

　「ハイテク?」とは生物であるキャラクターに施した、生物学的でない移植です。サイボーグ・ロボット・車輌がもつすべての能力と同じです。センサーはこうした性質を検知し分析することができます。ある種のハイテク対抗手段は、こうした能力を無効化することができます。

　「魔法」とは魔法のエネルギー、すなわち「マナ」を引き出す才能です。あなた自身が魔術師である必要はありません。この分類には「個人に対する魔化」のように、永続する魔法の効果を含みます。もしあなたの能力がマナのない場所では全く機能せず、マナが疎である場所では判定に-5の修正があるのであれば、これは限定「マナが必要」（Mana Sensitive）として扱います（マナ参照）。

　「超能力」とは精神の力を源とする特徴です。超能力が存在する世界設定であれば、ほとんどの場合、ドラッグ・超能力機器・アンチサイパワーなどが超能力を検知し、それを打ち破ることができます。結果として、これは専門の限定として修得しなければなりません（超能力、特に「超能力の副作用」参照）。

　「霊」とは霊を働かせることで可能になる能力です。あなたは効果だけに焦点を合わせているように見えますが、実際には目に見えない超自然的なものがあなたの命令を実行しています。明らかなことですが、霊があなたの手の届かないところにいると時には、あなたの能力は働きません。

エラッタ修正：【誤】精霊　【正】霊

パワー修正、起源、有利な特徴の起源

• 特徴
  • 有利な特徴
  • 不利な特徴
  • 精神的特徴
    • 精神的有利な特徴
    • 精神的不利な特徴
    • 自制可能な精神的不利な特徴
    • 自発的な精神的不利な特徴
  • 肉体的特徴
    • 肉体的有利な特徴
    • 肉体的不利な特徴
  • 社会的特徴
    • 社会的有利な特徴
    • 社会的不利な特徴
  • 一般的特徴
    • 一般的有利な特徴
    • 一般的不利な特徴
  • 特殊的特徴
    • 特殊的有利な特徴
    • 特殊的不利な特徴
  • 超常的特徴
    • 超常的有利な特徴
    • 超常的不利な特徴
  • 特典
  • 癖