GURPSよろず - 冷気
第4版『ベーシックセット』のB408P(2巻87P第14章:負傷、病気、疲労)「いろいろな危険」の「冷気」参照。

冷気(COLD)

 冷気というのも致死的なものです。しかし魔法や高度な科学時術を使うのでなければ、戦闘中にダメージを与えるほど速やかに冷気を作り出すことはできません。はそのような“一瞬の”冷気に対しては通常の防護作用を持ちますが、長時間冷たい環境にさらされるのを防ぐには、絶縁体で覆うか温めなくてはいけません。
 気候による“通常の”冷たい環境に居続ける場合、30分おきに生命力判定か、生命力基準の<生存/極地>判定を行ないます。ふつうの人間にとって、気温2度未満がそれに相当します(「気温の変化に強い」を見てください)。弱い風(時速15キロ以上)が吹いていれば15分おき、強い風(風速30キロ以上)が吹いていれば10分おきに判定します。加えて風は劇的に体感温度を低下させます。修正は以下の通りです(英語部分は原書表記です)。
状況(Situation)生命力判定修正
Modifier to Situation HT Roll
裸・薄い服 (Light or no clothing)-5
ふつうの冬服 (Ordinary winter clothing)±0
“極地”の服 (“Arctic” clothing)+5
電熱服 (Heated suit)+10
濡れている (Wet clothes)追加で-5
体感温度が-15度を5度下回るごとに
Every 10° below 0°F effective temperature
-1

 判定に失敗すると1点疲労します。通常通り、FPが0以下になったら、同時にHPも失われていきます。寒さによって失われたFPHPを回復させるためには、適切な避難場所と熱源(炎、電熱、人肌など)は必要です。

温度衝撃(Thermal Shock):

 氷水(例:地球では、赤道から遠く離れた場所の海全て)や極低温の環境に“突然”さらされると、温度衝撃によって死ぬ可能性があります。純粋ではない水(例えば海水)は氷結温度以下になり得ることに注意してください! 完全防水の“ドライスーツ”を着ている場合、通常の低温による影響しか受けません。そうでなければ、1分間その環境にさらされるごとに生命力判定を行なってください。衣服による修正はありません。成功しても、あなたは1FP失います。失敗すると、失敗度のぶんだけFPを失います。溺れたかどうかの判定も行なわなければならないことに注意してください!

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