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放送日


 1973年6月30日

放送回


 必殺仕置人 11話

脚本


 浅間虹児

監督


 國原俊明

ストーリー


 奉行も一目おく目明し、鬼の岩蔵(今井健二)を鉄(山崎努)や錠(沖雅也)が狙っていた。が、岩蔵も仕置人の存在をかぎつけ、動きをとらえようとしていた。
 折からの殺人事件で岩蔵が、捕えた男を強引に獄門台に送ったあと、真犯人の孝兵衛(穂積隆信)が自首しようとした。面目が潰れると、岩蔵が孝兵衛を脅しているのを鉄らが察知した。
 だが、岩蔵側の策略におきん(野川由美子)が捕えられ拷問にあう。危機を迎えた殺し屋たちは、一か八か、孝兵衛を深夜の銭湯に呼び出した。作戦が当って、自信満々の岩蔵が、孝兵衛に化けて単独でやって来た―。

名台詞&名場面


 鉄「お互い自信満々だ! 気持ちがいいや!」

ポイント


 ●「浅間脚本三部作」の第一回。

 ●仕置人を狙う、凄腕の目明しとの壮絶な攻防編であり、双方の頭脳と力が激しくぶつかり、その中に主水の私怨も巧みに織り込まれる点も見逃せない。

 ●その要となるのは、やはりなんといっても「鬼の岩蔵」のキャラであり、単に「腕が立つじゃねえか」(鉄談)なだけでなく、強烈なまでの「悪のポリシー」ぶりを随所で見せるのも、本話の印象をより強烈な物としている。

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