おそらく、これが最後の反省会となるでしょう。
とうとうあなたは、私の元を離れてしまうのですね……

敵の行動パターンは複雑であり、対処もなかなか厄介です。
しかも技名は忌まわしい古魔語ですので、把握が困難……

まず覚えておきたいのですが、精霊の重ね掛けはしないように。
二つ以上の精霊を呼び出すと、全て打ち消されてしまうのです。

ウンディーネは高確率回避、ノームは拘束の早期脱出……
どちらかを主軸に戦うのが、通常状態での得策ですね。

また厄介な事に、二種の拘束技の対処法はそれぞれ異なります。
触手がペニスに巻き付いたら、通常拘束技ですので「もがく」。

しかしハエトリグサ拘束の場合、「こうげき」を選んで下さい。
ここで「もがく」を選ぶと、脱出できずに敗北確定です。

さらに、敵がタメを入れてきたら「ぼうぎょ」。
「明けの明星」でも、次ターンの大技を無効化する事ができますね。

また驚くべき事に、敵は四属性全ての精霊を使用してきます。
しかも同ターン内に、こちらの精霊を無効化する底意地の悪さ。

基本に従い、反対属性で対抗する事を忘れずに。
ここで対処を間違うと、敗北が確定してしまいます。

まさに、今までの集大成のような相手。
これまで培ってきた全てをぶつけ、勝利を手にして下さい。

なお拘束技７種類全て、体力がゼロになった後も嫐られます。
色々と受け比べ、楽しんで下さいね……などと言うと思いますか？

では行きなさい、勇者ルカ。
巨悪を討ち滅ぼし、真の勇者となるのです。