【アルマエルマ】
ここは退屈だわ。
武道会……じゃなかった、舞踏会を開いてもいい？

・・・・・・

おあずけよ、うふふっ……

・・・・・・

【アリス】
アルマエルマ……
相変わらず貴様は、自由気ままだな。
【アルマエルマ】
そういう性分だもの、仕方がないわ。
でも、そんな私でも放っておけないものはあるわよ……。
【アリス】
だからこそ、今ここにいるというわけか……
貴様の力、頼りにしているぞ。
【アルマエルマ】
任せておいて、ふふふっ……♪

【エヴァ】
あなたの事、よく知ってますよ！
えっと……フエルノルマ様！
【アルマエルマ】
名前、違うわよ。
【エヴァ】
ちょうど、良い儲け話があるんですよ。
ほらほら、このパンフレットを見て下さい……！
【アルマエルマ】
マイペースな子ね……意外と大物なのかも。

【エルゼ】
アルマエルマ様は、武術の達人だっていう噂があるけど……
それって、本当なんですか？
【アルマエルマ】
さあ、どうかしらね……ふふっ。
【エルゼ】
数年前、謎の道場破りサキュバスが現れて、
各地の道場を襲ったって噂が……
【アルマエルマ】
さあ、夢でも見たんじゃないかしら……？

【アルマエルマ】
あら、琴の魔物なんて珍しいわね……
ちょっとだけ、奏でてみても良いかしら？
【ジェライラ】
音を知る者と見ました。
どうぞ存分に、私をかき鳴らして下さい……
【アルマエルマ】
じゃあ、お言葉に甘えて……
うふふっ、とっても良い音ね……♪
【ジェライラ】
ああ、なんと繊細な手さばき……
私をこんなに感じさせるなんて……

【サキュバス】
アルマエルマ様……村の統治を助けてくれませんか？
私達には、あなたのように強い象徴が必要なのです。
【アルマエルマ】
あの村に、象徴なんて必要ないわ。
あなたがリーダーとして、皆を導いているのだから。
【サキュバス】
しかし……私では、まだまだ力不足で……
【アルマエルマ】
私みたいな根無し草を象徴に揚げれば、たちまち空中分解よ。
あなた自身が、村の者達に最も信頼されている事を知りなさい。
【サキュバス】
分かりました……
これからも粉骨砕身、村のために尽くしましょう。

【モリガン】
うわ、暴力サキュバスクィーンだ〜！
そんなんで、ママから怒られなかったのか？
【アルマエルマ】
もちろん、怒られて……最後には勘当よ。
それから母とは会わず、結局死に別れたわ。
【モリガン】
おっと、悪い事言っちまったな……
【アルマエルマ】
まあ、素行の悪い娘だったからね……
もう少し、親孝行しておけばよかったわ。

【ラミ】
ねぇねぇ、アルマエルマ様〜！
あたしも、サキュバスの女王様になれるかな？
【アルマエルマ】
それは、あなたの努力次第ね。
今から努力を重ねたら、夢じゃないかも……
【ラミ】
わ〜い、がんばるぞ〜！
ところでアルマエルマ様の弱点って、何ですか……？
【アルマエルマ】
(この子、下克上する気マンマンね……)

【リリス＆リリム】
アルマエルマ……あなたが、この時代のクィーンね。
でも私達が見たところ、あなたは……
【アルマエルマ】
……それ、母親から散々に聞いて耳にタコよ。
【リリス＆リリム】
淫󠄀魔の甘い快楽、私達が教えてあげようかしら……？
【アルマエルマ】
間に合ってるから結構よ、ふふふっ……

【ルミ】
アルマエルマ先輩、押忍！
【アルマエルマ】
うふふっ……
ルミちゃんは、いつも元気ね。
【ルミ】
しゅばばばば……
【アルマエルマ】
あら、シャドーボクシング？
スパーリングなら付き合ってあげるわ。
【ルミ】
押忍！　胸をお借りします！
【アルマエルマ】
ふふっ、礼儀正しい子……

【レミ】
おどおど……
【アルマエルマ】
大丈夫、取って食いやしないわよ……
【レミ】
……びくっ！
【アルマエルマ】
本当に臆病な子ね……
ちゃんと獲物を捕まえられるのかしら？