機動戦士ガンダムMSV-ORIGIN - MS-15
MS-15 ギャン(GYAN)
MS-15は、ジオン公国軍が開発した試作型モビルスーツである。
開発背景
連邦軍のRXシリーズを上回るモビルスーツを開発するために立案された第二期モビルスーツ開発計画において、本命視されていたのはMS-11(のちの
MS-14
)であったが、その対抗馬としてMS-15(仮ナンバーが開発されていた。対RXタイプを想定した白兵戦用モビルスーツであったが、空間戦能力において、
MS-06
を多少上回る程度であったため、
MS-14
に敗れ採用は見送られた。
機体の特徴
本機は白兵戦用モビルスーツとして開発されており、ビームサーベルを用いた戦闘において最高の機動性を発揮できるよう設計されている。しかし空間戦能力や汎用性において、
MS-14
に及ばないものであった。
武装
本機専用武器としてのビームライフルやバズーカ砲などは開発されていない。
ビームサーベル
シールド
ミサイルを内蔵している。
運用過程
本機は1機の試作機がキシリア少将からマ・クベ大佐に与えられ、RX-78に撃破されている。実戦参加例はこの1機のみである。
参考文献
講談社ポケット百科シリーズ32 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション1 ザク編
講談社ポケット百科シリーズ33 機動戦士ガンダム モビルスーツバリエーション2 ジオン軍MS・MA編
講談社のポケットカード8 機動戦士ガンダム モビルスーツコレクション
模型情報別冊 MSVハンドブック1
※当サイトにおける記述は、全て1982〜84年頃に作られた設定を元に作られています。そのため、現在の公式設定とは異なる部分が多々あります。ご注意下さい。
後付け設定
試作機が配備されただけであったため、現在の設定ではYMS-15が正しい形式番号となっている。
ゲーム「ギレンの野望」シリーズでは、MS-14ではなくMS-15を主力機に選定することが可能となっており、MS-14に相当するバリエーション機が独自に設定されている。