特定のなろう系小説作品についての個人的な備忘録です


ダンジョン

説明2015年6〜7月頃に突如として世界各地に出現した地下迷宮。最初の一日の間に出現したものを一次ダンジョン、以降、年にいくつか出現するものは二次ダンジョンと呼ばれている。
各層は異空間となっており、層によっては地上のような開けた環境となっているが、実際はある程度の広さで空間が閉じている(ループする)。各層は階段で繋がっている。
基本的に層を隔てると電波などは通じない。内部時間は現地の現実時間とリンクしている。
現在発見されているダンジョンは、全世界で大体80個程度。便宜上、浅深度(21層未満)/中深度(80層未満)/深深度(80層以上)の3つに分類されている。深深度
ダンジョンは現在未確認(深深度と予想されているものはある)。
ダンジョン内で直接的な罠は今の所どのダンジョンでも見つかっていない。さまよえる館や代々木18層・31層の神殿など間接的な物はある。
実はあちらの世界と繋がったこちらの世界を都合よく改変し、Dファクターを拡散するツールである。
仕様等多くのダンジョンは地下型だが、既存の建物や洞窟等がそのままダンジョン化する場合もある。
壁や床は基本的に非破壊オブジェクトとなっており、穴を開けたりはできない。土は若干掘ることが可能。木などは切っても一定時間後に元に戻る。
ダンジョン内には基本的にはモンスター以外の生物は棲息しておらず、細菌やウイルスも確認されていなかった。だが最近になって湖などで魚が発見された。ただし、
餌となる虫はいないので生物というよりは食料資源という性格が強いようだ。
モンスターは層を越えて移動することもあり、地上へも出ることがある。しかしモンスターは地上へ出るとダンジョン内より非常に弱くなり、入り口を囲ったりゲート等を
設置すれば外へ出られないため、今の所重篤な危険があるとは考えられていないようだ。
初めてモンスターを倒した者の前にはDカードが出現する。Dカードは名前や所属エリア、順位、所持スキルが表示される他、パーティ機能を有する。
WDA本部にはダンジョンから出現したタブレット状の端末が有り、どうやらそちらに世界ランキングが自動更新で掲載されているようだ。
倒したモンスターは黒い霧となって消滅し、ドロップアイテムを残す。浅層のモンスターはドロップアイテムを落とさない。
ドロップアイテムは倒れたモンスターが離れた位置でも、倒したもののそばに出現する。
モンスターを倒すたびに一定のSPを獲得する。ただしダンジョンに入って各種最初の一匹は通常より10倍多くSPが獲得でき、10匹目までだんだん下がっていく。
取得SPは攻撃者全員で均等割り。
下層へ行くほどモンスターは強力になり、銃器などは通用しづらくなっていく。
最深部のボスモンスターを倒してしばらくすると消滅震が発生しダンジョンが消失する。その際ダンジョンがあった場所に穴自体は残る。
任意の層内で一人で一日の内に373匹の同種のモンスターを倒すと『さまよえる館』が出現する。『さまよえる館』は翌0時に消滅する。
20層〜79層ではスキル『マイニング』所持者がモンスターを倒すと各層で決まった鉱物をドロップする。鉱物は初回ドロップ時に決定される。
32層以下の特定の層にはセーフエリアやセーフ層が存在する。
世界全体で探索者総数が5億人を突破すると2層以下で食料がドロップするようになる。
80層以下では更に何か資源がドロップするようだが不明。
128層以上あるダンジョンは向こうの世界へと繋がる通路となりえる。
生成最初にDファクターが地面に針のように穿たれ(直径数m〜せいぜい十数mの円柱状)、その際にダンジョン震と呼ばれる地震が起こる。場所によっては地割れができる。
次に最深部にダンジョンコア(ボスモンスター)が形成される。
そして下層から順々に層が形成されていき、地上部へと達して入り口が形成され完成する。
消滅最深部のボスモンスターを倒してしばらくするとダンジョンの階層が全て消滅する。その際には消滅震という揺れが起きる。
後には最初にDファクターの針が打ち込まれた際の穴だけが残る。

ダンジョン一覧

最深部はWEB版最新話時点の攻略中階層
生成時期エリア名称場所形態最深部説明など
20151ザ・リングアメリカ-ネバダ州グルーム・レイククローズド世界で最初にダンジョンが発生した場所。
周囲120kmの大型粒子加速器施設全体がダンジョン化しており、強力なモンスターが
徘徊しているため攻略は進んでいない。
地下コントロールルーム周辺が1層扱いとなっており、リングの反対側へ行くほど深層と
なるという特殊な構造により、現在いる階層が何層かの把握が非常に困難。
地上にはグルーム・レイク空軍基地(通称エリア51)がある。
当時施設にいた27名の学者・技術者は全て行方不明となっている。
作者コメントではいずれ主人公らが訪れることになると宣言されている(日本政府からは
出国禁止要請がなされている)。
12代々木ダンジョン日本-東京渋谷区代々木パブリック33層発生時に測定されたダンジョン深度は280m。各層の面積が広く、概ね半径約5kmの
円状をしている。物語開始時点では21層攻略中だったが、その後世界で最も深い層まで
攻略が進んでおり、他のダンジョンでは見られない特異な現象が次々と発生している。
そのため世界中から一流探索者が集まってきており、現在最も攻略が盛んなダンジョン
でもあると思われる。出現するモンスターは世界でも屈指の多様さ。
横浜ダンジョン日本-神奈川県横浜市桜木町駅前制限3層建設中だった商業ビル「ヌーヴォ・マーレ」の地下にできたダンジョン。
地下9階建てだったため、そのまま全9層と考えられている。
1層から強力なモンスターが出現するため、Bランク以上でなければ入れない。
モンスターのあまりの強さに、攻略をしていた自衛隊の部隊も3層で引き返した。
地下1階である1層は元々は食料品などの店舗フロアを予定されており、ある程度区画
分けがなされている。Dパワーズが実験用に借りたため一般の入り口は2層への
直通へと変更された。
2層以下は元々地下駐車場だったが、各層がボスフロアでドロップする宝箱の中身が
ランダムで射幸性が高かったことから「ガチャダン」と呼ばれるようになった。ボスの
リポップ周期は4時間。
ビルの地上1階はダンジョン監視施設として使用されているが、2階以上は普通に
商業ビルとして使用されている。
実は1層へと下りる階段の一段一段がそれぞれ1階層であり、1層と思われている部分は
実際は20層以下である。資源ドロップとして各種カット済みダイヤモンドが出現する。
2層以下が実際は何層なのかは不明。
2018/09無し日本-東京-新国立競技場付近消滅不明ダンジョン深度1400m以上。日本国内で10番目に発生したダンジョンだが、発生直後、
1時間経たず消滅した。
201513名称未登場日本-沖縄県消滅沖縄本島南部の何処かの島の元々あったガマ(洞窟)がそのままダンジョン化した。
日本で最初に攻略されたダンジョン。
17か18?中国-インド国境付近クローズド中国唯一のダンジョン。
18キリヤス=クリエガン
ダンジョン
ロシア-オビ川流域-スルグトと
ニジネヴァルトフスクの間の
リカ・クリエガンがオビ川に繋がる位置
クローズド世界で初めて『異世界言語理解』オーブが発見された。
22オレシェクダンジョンロシア-シュリッセリブルク要塞そばクローズド3層3層が最下層と判明しているが3層への侵入を制限し攻略を禁じている。
26名称未登場イギリス-マン島ここで発見された碑文が、後にセーフエリアについてだと判明した。
二次26ダーコアイダンジョンブルキナファソ-ウダラン州ダーコアイウダラン州最大の都市ゴロム・ゴロムから北東30kmくらいの位置にある。
ここで発見された碑文が、後に食料ドロップについてだと判明した。
28名称未登場アイスランド-スナイフェルスヨークトルパブリックジュール・ヴェルヌの『地底旅行』に影響を受けて生成されたと思われるダンジョン。
33ブリージーポイント
チップダンジョン
(BPTD)
アメリカ-ニューヨーク州
ロングアイランド島
パブリック17層入り口周辺に私有地があり、権利関係が歴史的にややこしいことになっている。
入る時はトラブルを避けるため南海岸沿いに行くのが良いとされている。
ダンジョン消滅を防ぐためNY市による独自規制がある。
2019/0334名称未登場アメリカ-インディアナ州ゲーリー2019年3月25日にゲーリー・メソジスト教会跡にできたばかりのダンジョン。
ダンジョン生成過程がドローンなどの観測機器により詳細に記録された初めての例と
なった。入口付近にあった落書きから「リンボへの門」と仮称されている。
36エバンスダンジョンアメリカ-コロラド州デンバー
-マウントエバンス-サミットレイク
消滅31層2018年9月にDADチームサイモンによって攻略され消滅した。
0カナダ-ポンド・インレット
  • 一次ダンジョンは北緯35〜40度あたりを中心に散らばっていて、エリアIDが増えるほど両極方向へ広がっている。さらに人が全くいない地域を避けるように配置されている
  • 二次ダンジョンは巨大な一次ダンジョンのそばか、貧困地域に多い
  • アメリカ西海岸には有名なダンジョンがいくつかある
  • 日本国内では浅深度が5つ(内2つは攻略済み)、それ以上が4つ(+1)確認されている
    • 日本では出現時のダンジョン震の計測により、場所や深さを観測しているため、国内で未発見のダンジョンは今の所無いと考えられている
  • 日本に集中している一方、東アジア全体では非常に少ない

碑文

ダンジョンで発見される石版に記された未知の言語で書かれた文。読解には《異世界言語理解》スキルが必要。
各碑文には各国DAにより、発見した国コード+エリアID+発見順コードからなる碑文IDが付けられている。
Dパワーズがheavenleaks.dg 日本名:ヒブンリークス / 英語名:Heaven Leaksにてある1ページを除いて翻訳文を全文公開している。

The Book of Wanderers(さまよえるものたちの書)

全127ページと判明している(Appendixは除く)。現在162ページ分発見されているが、40%程度は内容がダブっている。
ページID概要説明
1JP12-00xxパーティ機能の説明・ステータスに+5%の補正がかかる
・メンバーの位置が、離れていてもなんとなくわかる
・メンバーのヘルス(たぶんHPやMPなんかだ)がわかる
・メンバー同士で念話のようなものが使え、意思が伝えられる。距離は20m
・登録メンバーの経験値分割割合はリーダーが決められる
・パーティを組みたい者同士でDカードを触れ合わせ、リーダーになる者が「Admit」と念じるとパーティに加えられる
・1パーティは最大8名
・パーティは入れ子にできる(クラン機能?)
・メンバーを外したりパーティを解散するにはDカード裏面のパーティリストに触れながら「Dismiss」と念じる
BF26-0003食料ドロップについて・ダンジョンの2層〜20層には、食料が配置されている
・Dカード所有者が5億人を超えるとドロップするようになる
RU22-0012鉱物ドロップについて・ダンジョンの20層〜79層には、無限の鉱物資源が配置され、それ以降には……(以下不明)
・鉱物ドロップには《マイニング》スキルが必要
・ダンジョン毎にドロップする鉱物は異なる
・各層でドロップする鉱物はモンスターに関わらず固定・50層ではいずれのダンジョンでも金が算出する
GB26-0007セーフエリアについて・32層以降ではセーフエリアやセーフ層が発生する。
・セーフエリア内ではモンスターが出現せず、中にも入らない
US01-0001ダンジョンの向こう側について・128層を超えるダンジョンは向こう側の世界に繋がる通路となりえる
AU10-0003ダンジョンの役割りについて・ダンジョンは魔素(Dファクター)を拡散させるツールである
127JP12-00xxダンジョン発生の秘密
未公開
・タイラー博士による3年前のダンジョン出現時に何があったかの手記
・後半はクリンゴン語で記されている
・これ以上の秘密を知りたければマナーハウス(さまよえる館)の書斎に来たれ
Appendix1JP12-00xxDファクターからのエネルギーの取り出し方・錬金術の道具アタノール等を使う(芳村は大部分はフェイクと考えている)
スタンピードについてフロアを放置してモンスターが一定以上に増えた場合、そのフロアからあふれ出す。そうしてあふれ出した
モンスターは、層の概念に縛られない。
ただし、現状ではまだ発生したことはない。未発見のダンジョンや未到達の深層などで発生していない理由は不明。

歴史書

現在82ページ分発見されている
ページID概要説明

その他

現在23ページ分発見されている。内容は意味不明。
ページID概要説明
向こう側の世界の寓話?・プネス*$プリュ#%プリナにお願いする

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