トレーラー

トレーラー

21世紀末の電車の一形態。
4番目の高速軌道を走行し、都市間の中・長距離移動・輸送時に使用される。
ただし、通勤・通学にはほとんど使われていない。

1階にキャビネットを収納し、2階に乗客用のアメニティスペースがある2階建ての連結電車になっている。
浮上走行はしないが、動力はリニアモーターなので、スピードはリニア特急にそれほど劣らない。
車輪は金属製で、金属軌道上を走り、リニア特急やキャビネットより「鉄道」の意味を忠実に残している。

トレーラー同士は等間隔で走行しており、キャビネットは最寄りのトレーラーに乗り込む。
どのトレーラーに乗るかは交通管制システム?が制御しており、乗客が選ぶことはできない。

乗車時は、まずトレーラーから駐車用のパレットがスライドしてキャビネットの軌道上すれすれに突き出し、走行しているキャビネットの後ろから接近して、パレットが後ろからキャビネットの車両をすくい上げる。
その後、パレットが再びスライドし、トレーラーに収納され、乗客はキャビネットごとトレーラーに乗車する。
キャビネットの車輪は車体を支えているだけであり、動力機関につながって回転しているわけではないために、このような手法が可能となっている。

（出典：1巻73P,15巻70～72P）

交通