専用の魔法兵器『
ブリオネイク?』使用下で発動される『ヘビィ・メタル・バースト』。
『
ブリオネイク?』を用いてプラズマを収束し、同時に有効射程と拡散範囲もコントロールすることで指向性を持ったビームとして放つ
戦術級魔法?。
ビームの速度は光速には程遠く、瞬間最高で約10万km/s（光速の1/3）、発生から落雷までの平均速度ではせいぜい34km/s（音速の100倍、雷光の1/6）程度である（60mの距離を到達するのに要する時間は2ms以下）。
※この速度で実体物が移動するにも関わらず、衝撃波が発生しないことから、何らかの方法で予めビームの「通り道」が作られている、と
達也は考えている。
戦術級?の『ヘビィ・メタル・バースト』は、
戦略級の『ヘビィ・メタル・バースト』を
FAE理論?に則って改良したものである。
魔法によって作り出したプラズマに関して、プラズマ発生直後のごく短い時間の間は物理法則の束縛が緩いために、無秩序に拡散するはずの運動に指向性を与えることもできるし、本来の冷却速度に関わらず高熱状態から任意の時間で常温に戻すこともできる。
拡散しようとする性質を抑えて一定の形状に維持することもできる。
ただしその時間は1msにも満たない極小時間であり、その間にプラズマに新たな定義を加えることは本来は不可能である。
リーナは、物理法則の影響を遮断する結界を仕込んだ魔法兵器『
ブリオネイク?』内で
魔法式を構築し魔法を実行することで、物理法則が作用するまでの時間を引き延ばし、プラズマへの新たな干渉によるプラズマ制御を実現している。
ただし、発動には大きな
キャパシティが必要で、
USNA?最強の
魔法師である
リーナでさえ余裕がなくなり、『
仮装行列』も外見の変更だけしか行えなくなる。
