疑似瞬間移動

疑似瞬間移動

データ

人体を含む物体の慣性?を消去したうえで、その周りに空気の繭を作り、それより一回り太い真空のチューブを作って、その中を一瞬で移動させる魔法。
省略して「瞬間移動」と呼ばれることもある。
加重?・収束・収束・移動の4工程から成り、慣性中和魔法と移動魔法?の速やかな同期が鍵となる。

術式はそれほど複雑ではないが、真空のチューブを作る工程で周りの空気を押しのける気流が発生してしまい、移動先を事前に察知されてしまうという欠点がある。
ただし、亜夜子の場合は押しのけられる空気の流れを『極致拡散』でコントロールできるため、気流はほとんど、もしくは全く発生しない。

亜夜子は96年度九校戦ミラージ・バット新人戦において、晴海?に改良してもらったダウングレード版『疑似瞬間移動』（真空チューブを取り除き、なおかつ空気抵抗を減らすよう改良したもの）を使い、突風を生み出しながら周囲の選手を妨害するとともに驚異的な速度で「跳躍」し、優勝をもぎ取った。

（出典：12巻86P,13巻258･259P,SS巻184～187･219･221･225P,15巻294P,18巻229P）

魔法