再成 - 魔法科高校の劣等生Wiki

再成

最終更新： ncac_k ncac_k 2016年11月07日(月) 16:21:21履歴

再成

データ

分類

魔法＞不明＞ BS魔法

使用者

司波達也　（1巻76･218･219･222P,4巻314･315･319･335･336P,6巻279･280P,7巻183･184･256～258･262･265～267･274～281P,8巻172～177･202･203･222･223･231･232･255P,9巻270P,11巻43･44･51P,12巻409P,13巻305･306･314～317･321･322･349P,14巻27･28P,16巻193～202･278～283P,17巻39P,18巻34･237･238･246P,19巻158～160･163･165･227P,）
- 自分自身を対象として発動（『自己修復術式』）　（1巻218･219P,4巻314･315･319･335･336P,6巻279･280P,8巻222･223P,9巻270P,11巻43･44P,12巻409P,13巻314～317･321P,14巻27･28P,16巻193～202P,18巻34･237P,19巻163･165P,）
- 自分以外を対象として発動（『再成』）　（1巻76･222P,）

使用CAD

『トライデント』

『分解』とともに達也が自由に使えるもう一つの魔法。
物体が外的損傷を受けた場合に、その事実を無かったことにする魔法。
『分解』と同様、魔法の中でも最高難度に数えられ、達也の魔法演算領域の半分を占有している。

達也は、FLTで研究試料の復元のために行使するなど、人間以外に行使したことはあったが、沖縄海戦で深雪を助けるまで、他人に『再成』を行使したことはなかった。

なお、『自己修復術式』は自分自身に対して行使する再成魔法である。

（出典：1巻76P,）

"Divine Left"

CADなしでも発動できるが、達也はたいてい『トライデント』を使って発動している。
戦闘の際には『トライデント』を2丁同時に操ることが多く、その場合は左手の方で発動している。
敵兵にいくら致命傷を与えても、その左手を向けられた敵兵はすぐに復活し戦闘を再開することから、達也の存在を「魔醯首羅?」として知っている者の間では「Divine Left?」（神の左手）と呼ばれている。

（出典：7巻266･267P,8巻171･172P,）

作動原理

生物・無生物を問わず、対象のエイドスの変更履歴を最大で24時間遡り、外的要因により損傷を受ける前のエイドスをフルコピーし、それを魔法式として現在のエイドスを上書きする。
上書きされた対象は上書きされた情報に従い、損傷を受ける前の状態に復元されてそのまま「世界」に定着し、損傷そのものが「無かった」ことになる。
対象が魔法師であっても、エイドス・スキンの壁を突破して人体を復元することができる。

（出典：）

効果の継続時間・「世界」の修復力との関係

効果は永続的なものであり、治癒魔法?のように一時的なものではない。

通常、魔法の効果は永続しない。
これは、エイドスの復元力（外から書き換えられる前の、過去の自分に戻ろうとする力）が作用するためである（「世界」の修復力）。

しかし、『再成』でフルコピーされたエイドスは、過去の自分自身を表すエイドスに他ならないため、自分自身の情報でエイドスを上書きされた対象は、損傷を受けた状態に復元するのではなく、損傷を受けることなく時間が経過した状態で「世界」に定着する。
つまり、全て無かったことになる。

（出典：）

発動手順

自分以外の物体に対する発動手順

『精霊の眼』で、対象のエイドス変更履歴を遡及する。
この過程に要する時間はおよそ0.2秒である。
対象の復元時点を確認する。
対象の復元時点のエイドスを自身の魔法演算領域に複写する。
複写した想子情報体?を魔法式に加工して投射し、対象のエイドスを上書きする。
対象の復元が完了する。

（出典：）

自分自身に対する発動手順（『自己修復術式』）

強制発動するタイプ（オート・スタート）

損傷の程度を認識する。
損傷が許容レベルを突破した場合、魔法式をロードする。
コア・エイドス・データをバックアップから読み込む。
魔法式を自身のエイドスに複写する。
修復が完了する。

以上の過程が、1秒以下の時間で完了する。

（出典：1巻218P,）

自分の意志で制御できるタイプ

（出典：）

半自動実行型（セミ・オート・スタート）

（出典：）

発動のリスク

エイドス変更履歴遡及の際には、エイドスに記録された情報を全て読み取っていく必要がある。
対象が生物である場合、遡及するエイドスには対象が味わった苦痛も含まれ、その苦痛は感覚として、神経が生み出す信号として、ダイレクトな情報となって術者に流れ込み、精神がそれを直接認識する。
その上、エイドス変更履歴の遡及に要する時間は僅か0.2秒であるため、対象が感じた苦痛の総量が刹那の時間に凝縮されて流れ込んでくるというリスクがある。

また、自分自身に『再成』を行使する『自己修復術式』については、致命傷レベルの重傷を負って魔法演算領域が全て『再成』に充当される場合（フルバックアップを使った『再成』）は痛みを感じることは無いが、フルバックアップを使わずに済む程度の復元を行う場合は痛みを感じる。

（出典：）

死の不可逆性

生死は不可逆に連続しているものであるため、死者を蘇らせることはできない。
「死」は「生」の内在的変化であり、死体に『再成』を行使しても傷の無い死体が出来上がるだけである。

心臓が止まっていても脳死に至っていても、首が千切れていても即死の致命傷であっても、肉体が再建し血液を循環させることで蘇生する可能性が完全にゼロでない限りは、死者を生に呼び戻すことができる。

だが、「死」が定着してしまった後ではどうすることもできない。

（出典：）

達也が『再成』を使えることを知っている人物

四葉家の一部の人間は、達也生誕時から知っている。
深雪と穂波、および風間ら独立魔装大隊の隊員の一部は沖縄海戦時に知った。
八雲は、達也が体術の教え子となった2092年10月以降に知ったと思われる。
横浜事変では、真由美・摩利・五十里・花音・桐原・紗耶香・エリカ・レオ・美月・幹比古・ほのか・名倉が『再成』が行使される現場を目撃し、また深雪から術式の詳細を聞いている。
弘一は名倉の報告で、達也が再生魔法を使えることを横浜事変後に知った。