日本?国内の15歳男女のうち、実用レベルの
魔法力を持つ者は毎年1,200〜1,500名程度であり、
魔法科高校9校の1学年あたりの総生徒数は1,200名であるため、魔法の才能を持つ少年少女で魔法師・
魔工師を目指すものはほぼ全員が
魔法科高校に進学する。
魔法師は希少な存在であるため、それを教えられる教師の数も圧倒的に不足している。
それゆえ
魔法科高校においても、才あるものを伸ばし、劣るものは置いていかれるという、徹底した実力主義の世界となっており、教育機会の均等などという建前は存在しない。
それを体現しているのが、
一高などで採用されている
一科・二科制度である。
この制度は合理的であり、現状ではやむを得ないものでもあるが、この制度によって、才能の開花が遅い、潜在的な魔法適性を持つ子供の発掘は満足に行えていないことも事実である。
有効レベルで魔法を行使できる成人が不足しているからこその国策学校であり、
一科・二科制度も、
魔法師・
魔工師の供給を確保するための、ある意味無理を承知の施策である。
（出典：1巻13･22P,2巻133P,3巻18･19･32P,）
