データ
自分自身の肉体を硬化する「肉体不壊化魔法」。
肉体を構成する分子の相対位置について、外部からの変更を受け付けないようにする。
通常の硬化魔法のように、魔法発動時点の分子の相対位置を固定するのではなく、常に肉体が決定した今この瞬間の相対位置を固定するように作用する。
より正確には、外部から肉体に加えられた刺激を相殺する力場が形成される。
それゆえ、刺突、切断、打撃、圧迫などの攻撃を受けても、伸縮する皮膚や筋肉、曲げられた骨格がそれ以上変形しないようになる。
酸?やアルカリ?による変質さえも受け付けない。
皮膚と筋肉組織を透過するものでない限り、熱?や電磁波?の影響も受けない。
リスクもあって、術者は体力を大きく消耗する。
これは、この魔法が外部からの熱さえも遮断する一方で、肉体からの熱の流出は遮らないため、術者の体温はどんどん低下してしまう。
故に、術者の体細胞は体温維持のため、多量のエネルギーを消費して熱を発生させる。
これにより、身体に蓄えられた栄養分が枯渇してしまい、発動後には術者は体を動かすことさえできないほどに疲弊してしまう。
（出典：SS巻339〜341･346･347P,）
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