セルフ・マリオネット
データ
自分の肉体を
移動系魔法のみで動かす術式。
人体の構造的・力学的に不可能な攻撃を繰り出すことができるが、その
魔法式は複雑すぎて上級の
魔法師にも再現は難しい。
魔法の抵抗となる筋肉の力を可能な限り抜き、関節の可動領域を超えないよう注意深く
魔法式を組み立てる必要がある。
また、発動中に外部から強い
想子弾をぶつけられると、「強い衝撃を受けた」というイメージが
魔法式の
変数?を上書きし、この
変数?に従って
移動系魔法が肉体に作用して本人の意図しない動きを生み出してしまう。
達也との
模擬戦時、この
魔法式を邪魔しないために、
十三束を覆っていた
想子の鎧は無秩序状態から組織化され、『セルフ・マリオネット』以外の術式を寄せ付けない、秩序だった状態に変化した。
(出典:12巻431〜435P)