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134.匿名ねずみ - 18/07/28 17:55:19 - ID:I6cTF+i+Kw
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「楽しそうですね!」。のらきゃっとが振り返ると、そこには飴色の髪を結った猫耳の美少女がいた。一切の気配を感じさせなかったその身のこなしから、元軍用アンドロイドだろうと予想するのらきゃっと。「こんにちは。こんにちは」。
顔つきから察していたが、彼女も同じのらきゃっと型であった(と言っても、彼女は遠距離武器を専門とする従妹のような存在であったが)。これも何かの縁だと、しばらく語り合う二人。
ヒューゥルルルル…ドパァァン!「花火…」。「花火って、元々兵器として利用されてきた火薬が平和利用されたものなんだって!それって、なんだか今のあたしたちみたいだと思わない?」。「なるほど。シンパシーを感じますね」。
「そろそろ、屋台に戻らなきゃ!」。「お仕事中だったのですか?」。「そうなんだけど…お客さん、全然来ないからサボってたんだ!」。「そ、それは…」。えへへと笑う彼女にどう声をかけたら良いかわからないのらきゃっと。
「でも、たまに物好きなお客さんがとても楽しそうに買ってくれるんだ!だから、そろそろ戻るね!」。「そうでしたか。…また会いましょうね!」。「うん!夏祭り楽しんでね!」。「はい!」。
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