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75.名無し - 18/03/26 22:54:15 - ID:P3LwpPUQ9A
※これは、屋根裏で作成したSSです。
ーーこれは、私がまだ戦闘用アンドロイドだった頃の話。「感情」の芽生えの、一つのきっかけになった作戦のお話ーー「先鋒!第一アンドロイド部隊による敵基地への攻撃を開始しました!」無線を通じて、一人の同僚が報告を飛ばす。相手の主戦力は人間だ、戦闘用アンドロイド部隊で苦戦する相手ではないが…「この機体数で仕掛けさせるなんて…」のらきゃっと型アンドロイド11機。基地の人間全てを相手にするには不足過ぎる。
だが、この11機で、基地の戦力をある程度削らなければいけない。せめて、この後の部隊に、この戦場を託せるまでは…。「1番機、のらきゃっとより。私達の部隊の目標は、敵戦力を削りつつ、基地の最上部から信号弾を打ち上げる事ですよ。忘れないでくださいね。」「了解。」確認を済ませ、のらきゃっと型アンドロイド11機が、夜の基地へと侵入を開始した。(尋常じゃない警戒ですね。)深夜だというのに…。不穏さを感じた。
結論から言えば、私達の侵入はあっという間に基地内に知れ渡った。どちらにせよ、私たちには敵を撃退する以外の選択肢は無かった。「3手に別れます…私、のらきゃっとを含め1番機から3番機までは当初のルートを。4〜7番機は左、8〜11番機は右に別れて、倉庫等の破壊活動を行いつつ撹乱をお願いします」「2番機のらうぃき、了解」「3番機、のらすいーと了解」2番機、3番機が私に着いてくる。この判断を信じよう。
最大戦力は真正面。部隊で最もカスタマイズが施された私たち3機が引き受ける。相手の大部分は人間とはいえ、正面側にはアンドロイドも多いだろう。愛銃のグロック一本で抜けられる数ではない。渡しは背中に背負っていたMG3を取り出した。この基地の環境は特殊で、上空には常に強力な磁気異常等が発生しており、航空機が使い物にならないらしい。地上戦力のみで、航空支援は望めない環境だ。敵を視認し、私たちは身構えた。
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