ノスしるべ (ノスタルジア紹介wiki) - ラフマニノフ
セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフ。ロシア出身の作曲家、ピアニスト、指揮者。
生誕1873年4月1日 - 死没1943年3月28日(69歳没)
音楽家としてチャイコフスキーにも認められていたが,『交響曲第1番』の大失敗によって一時は作曲ができなくなるほど精神的に追い詰められてしまった。しかしそこから徐々に回復し,名曲『ピアノ協奏曲第2番』を発表するに至る。2メートル近い身長と大きな手を持ち,彼でなければ弾けない難曲を多数発表した。無口で真面目な人物だったらしい。革命を機にロシアを離れ,二度と戻る事はなかった。ちなみに『蠍火』の作曲者・Virkato Wakhmaninov(ヴィルカト・ワクマニノフ)は明らかに,wacとこのラフマニノフをかけた名前である。

ノスタルジアに収録されている曲
ヴォカリーズ? (※期間限定イベント解禁)
前奏曲 Op.3-2 「鐘」? (※期間限定イベント解禁)
前奏曲 Op.23-5? (※期間限定イベント解禁)
前奏曲 Op.23-9? (※期間限定イベント解禁)
収録されてないおすすめ楽曲

◆リラの花
「私の望む幸福は,森の中に咲き誇るリラの花の中にあるのだ」。
約2分。ラフマニノフの作品の中では,かなり有名な部類。リラの花とはライラックの事。歌曲で,美しい旋律のためピアノでインストとしても演奏される。

◆東洋のスケッチ
約2分。オリエンタル・スケッチとも。どこか異国情緒の漂う,疾走感がありながらも独特な旋律。ラフマニノフ自身がこの曲について「東洋のスケッチ」とコメントしている事からこのタイトルで呼ばれる。

◆断片
約2分。断章,フラグメントとも。『東洋のスケッチ』と共に,ロシアを離れる前の最後の作品群の1曲。その背景を考えながら聴くと,その物悲しい旋律に何か感じるものがあるかもしれない。

◆イタリアン・ポルカ
イタリアの辻音楽師の演奏から着想を得たという,ラフマニノフにしては軽快な楽曲。2分ほどの長さなので,重たい曲が苦手という人も楽しく聴けるだろう。

◆ここは素晴らしい場所
約2分。ここはすばらしい,ここはすばらしいところとも。美しい歌曲で,『リラの花』と共にピアノ独奏に編曲されて演奏される事も多い。

◆赤ずきんちゃんと狼
約2分半。コミカルであると同時に恐ろしい,童話の世界観を体現したような緊張感のある練習曲。

◆パガニーニの主題による狂詩曲第18変奏
約2分半。故国ロシアを離れ,創作意欲が失われつつある中,作曲した変奏曲。パガニーニの『24の奇想曲第24番「主題と変奏」』の主題に基づく。ラフマニノフの「第5の」ピアノ協奏曲だとも言われた。主題の音符の上下を反転させて用いた第18変奏は特に有名で,単独で演奏される事も多い。優しく,温かな曲調。

◆愛の悲しみ
4分程度。ヴァイオリニストのクライスラーの同名の楽曲を,ピアノ独奏に編曲したもの。アニメ/映画の「四月は君の嘘」でも登場している。