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革命/ショパン

怒りと悲しみが込められた激情的な旋律
紹介No.043 【パネル編集】 【PC編集】 
NormalHardExpertReal
69123(13.5)
初代デフォルト楽曲 2017.03.22
コナステ版:ベーシックコース楽曲
荒れ狂うショパンの心情を表すかのような楽曲。「革命のエチュード」とも呼ばれる
所属カテゴリ:クラシック/ジャズ
関連:ショパン
ノーツ数:N-477 H-670 Ex-1220 Real-1745 演奏時間:2分強

1つ目の練習曲の12番目,最後の曲。リストがショパンと親しくなるきっかけとなった練習曲集であるが,リストが弾けなかったのはこの「革命」だったと言う説を唱える人もいる。命名したのはそのリストである。
ノスタルジア筐体での説明文や,KAC時に画面に表示された「故国に込めた激情は左手に宿る」といった不穏な文章の意味を理解するには,この曲が作られた当時の時代背景を理解する必要がある。この時ショパンは故郷のポーランドを旅立っていた。当時ポーランドは事実上ロシアの支配下にあり,その支配から脱しようとする人々は革命を起こした。ショパンは旅先で,その反乱がロシアにより鎮圧され失敗に終わった事を知る。ショパンは故国に残った家族と連絡が取れなくなり,ロシア兵によって家族が強姦され,殺され,妹の墓が荒らされてしまったのでは,という不安と絶望に襲われた。彼はその怒りと悲しみをピアノで表現したのだと言う。
今日ではこの曲が革命と直接の関係は無いという見方が有力だが,いずれにしても当時ショパンが心をかき乱されその想いをピアノにぶつけていたというのは確かな事のようである。ショパンの雑記帳にはこのような文章がある。「僕はここで何もできずにいる。素手で! ただ時々うめき声をあげ,ピアノに向かって悲しみをぶちまけ,絶望しているだけだ。それ以上,僕に何が出来るだろうか?」
ショパンはベートーヴェンの影響が極めて少ない作家であるが(ベートーヴェンが嫌いだったという説もある。とは言えショパンがベートーヴェンの曲を弾いていたという記録は幾つか残っている),革命にはショパンが感嘆したと言うベートーヴェンのピアノソナタによく似たフレーズが登場しているらしい。

演奏のポイント

左手特化譜面である,という事を念頭に置いておこう。
Normal譜面について
間引かれてはいるが,左手は相応に忙しい。
Hard譜面について
右手も忙しくなってくる。タタンと高速で弾く箇所に注意。
Ex譜面について
左手が細かく,忙しい。両手でのグリッサンドや左手でのトリルも取りこぼさないように。
Real譜面について

故国に込めた激情は左手に宿る

両手スケール(平行移動)部のグリッサンドが解除され,通常の音符になっている。魔王や冬のRealと違い,連打で稼げないのでごまかしがきかない分厄介。

ゲーム外での展開

フルでも2分半程度。クラシック系アルバムの多くに入っている。他の方が解説している通りNAOKI氏はショパンの曲に親しんでいたようで,自分で革命を弾きその音源も使ってbeatmania IIDX及びDDRに収録されている革命が作られたという。ノスタルジアの革命のジャケット絵は,以前のDDRの革命のバナーのイメージから来ているという見方もある。

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